森 有正の本から

 昨日は啓蟄をむかえ本当に生きものたちが動き出しています。

 季節の中で特に‘春’は未来への明かりを示すがのごとく、こころをうきうきさせてくれる・・・。

世の中はそんな気持ちではいられないのですが!

人間の欲がまかり通っている社会はこれでもかこれでもかとIchたちを苦しめていきます。

ぎょっとして振り返ると目まいだけが・・・、と言ったのは太宰治でしょうか。

 森有正の本‘パスカルにおける「心情」の問題’の中で‘慰戯’フランス語で‘divertissement'(辞書には気晴らし、娯楽と訳されていますが・・・)についておもしろいことが書いてあります。
パンセ全体を貫く根本的な考えは「人間の存在はまず共同性において与えられているのである。」とパスカルは言う。パスカルはキリストの言葉として「もし汝がすでに我を所有しているのでなければ、汝は我を求めなかったであろう。であるから思い煩ってはならない。」人が何ものかを求めて働く時、人は白紙において求めるのではなく、必ず求めるように内側から促される。
 有正はいいます。ー‘愛’は神に向かうものであるから、創造の秩序に合致し、発展性を有する。
しかるに‘欲’はその原理が限定された自己自身であるから、本質的に自己閉鎖的であり、停止的であって、そこには新しい発展進歩はない。欲は限りなく自己を追求し、自己を拡大しようとする。しかるに人間存在は根本的に有限であり、自己閉鎖的存在である自己は必然的に自己の存在そのものから目をそむけ、他へ逃れようとする。ここに慰戯が成立する。

 まあ、抜粋なのでよく解からないかもしれませんが無限の愛に向かってIchは歩みたい。
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# by madamegrimm | 2008-03-06 12:13 | 人間 | Comments(0)

初版‘ガラス瓶の中の化けもの’を読む

 今年度最後の読み聞かせ‘グリム童話’を読んできました。

4年生の教室に入って行きましたら「わー、ひさしぶりー!」と声があちこちから聞こえてきて、ちょっとハイテンションで始まる。

グリム童話の中ではあまり読まれていないのではないかしら、と思う初版第2巻の9番、第2版以降は通し番号99番の‘ガラス瓶の中の化けもの’ドイツ語‘Der Geist im Glas’を読み始める。

少し4年生では早すぎるかなーなんて思いながら「ある男が息子に・・・」と進めていくうちにみんなすーっと話の中に入ってきて息子が森を散歩し鳥の巣を探していると樫の木の根っこの方でくぐもった声が聞こえガラス瓶の中から化けものが出てきて息子との駆け引きが始まるのですが、相変わらずグリムメルヒェンの面白さが伝わってくるのです。

いい歳したIchでありますが子どもたちと一緒に物語の中に入ってしまうIchであります。

‘くぐもった声’なんて愉快じゃありませんか。

家でいろんな声を出し研究して出かけます。

 地域のボランティア冥利に尽きます。


 今日は啓蟄でもあります。冬眠していた生きものたちがぞろぞろ這い出してくる日です。
今、本を読んでいましたら窓のどこかから、かたっかたっと音がしたので窓を開け何でしょう?と見ても分からずトントンと叩いたら止まりました!
きっと虫が動き出したのでしょう!

 こころもち、空気も暖かい・・・。
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# by madamegrimm | 2008-03-05 09:46 | 読みきかせ | Comments(0)

哲大くんと言う方

 連日 イージス艦「あたご」に衝突され行方不明になっている親子のニュースは心痛めるひとつです。
同じ若者を持っている親の一人としてご家族の気持は計り知れないものがあるでしょう。

青年哲大くんは仲間と一緒に年数回、魚をトラックにいっぱい積めてホームレス支援団体に贈っていたとか・・・。
`魚のあんちゃん’として親しまれていたようです。

Zeitungを読んでいるところによると自分からはほとんどしゃべらず上野公園でホームレスに食事を配る情景をじっと見つめていたそうです。

ボランティアの人が一度だけ「ガソリン代」と言ってお礼を渡すと、その後は魚を届けたら、すぐに帰ってしまうようになったそうです。

なんて美しい若者に育っているのでしょう!

 上野公園のホームレス食事風景はIchも何度も出会ったことがあります。遠くからそ~っと見ていると人間の奥深い哀しみが襲いかかってきます。

炊き出しのところから黙々と、孤独な人々が100メートル以上の行列をして順番を待っているのです。
 
 人間の哀れです。

 哲大くんとそのお父様どうかジョン・万次郎のようにどこかに漂流し生き続けていってください。祈っています。b0105259_10164888.jpg

     久里浜海岸
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# by madamegrimm | 2008-03-04 10:03 | 人間 | Comments(0)

他国の想い

 昨夜 久しぶりにシューベルトの交響曲第8番‘ザ・グレート’を観る。
指揮者ブロムシュテット氏のこの曲への想い入れは素晴らしくロマンチスト・シューベルトを実に一楽章一楽章こころを込めて解説しながらときにはメロディーを口ぶさみ温かい優しい眼差しで音楽を愛している画面に心うたれました。
その想いがはたしてオーケストラのメンバーに伝わって表現出来たかは定かではありませんでしたが・・・。
 最近とても気になっていることの一つに‘音楽の流れ’テンポのとらえ方でしょうか、リズム感の問題でしょうか。
この東洋の奥深いところに住んでいる人間とあの西洋の広大な乾いた空気の中で生きている人々との違いはあきらかに経験として人間性の違いを意識せざるを得ません。

人間にとって環境は大きく左右されます。

 引き続き同番組で亀山郁夫氏のドストエフスキーを通しての今のロシアを紹介しているのを見て150年間歴史をくりかえしている現状と独特のあの土地とのグローバリゼーションに対してこれからどのように動いていくのか考えさせられている人々の様子が画かれていました。

大統領選ではプーチン大統領から後継者指名を受けたメドベージェフ氏の圧勝が今朝のZeitungに載っていました。歴史は刻々とかわっていきます。b0105259_123889.jpgb0105259_12392964.jpg      山間の福寿草 




              右は大きくすると珍しい八重の福寿草が現れます。
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# by madamegrimm | 2008-03-03 12:28 | 人間 | Comments(0)

もう3月!

 もう3月です。寒い寒いと言っているうちに山間に戻る途中、行き交う人々の姿を見ると、春の装いです。
わあ~、Ichは冬装束!

ちょっぴり恥ずかしいていで電車に乗り、神保町で見つけたカール・ガイリンガー(山根銀二訳)の‘ブラームス生涯と芸術’を読み続けて終点に到着。

改札口を出て我駐車場までの道のり約10分、うひゃー、寒い!!やはり郊外はまだまだ冬装束でなくては・・・。

 それでもder März 3月はIchの月、デパートなどから誕生日カードが早速にいっぱいポストに入っていました。

携帯メールにはデニーズからケーキみたいのが戴けるみたい。

商売の方たちってすごいですねー。

つられて出かけていくIchもおばかさんですがやはり半分嬉しいなー!

 春です。
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                          フランス女流画家、マリー・ローランサンの絵
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# by madamegrimm | 2008-03-01 21:03 | クラシックはお好き? | Comments(0)

さあ、又、都内へ

 少し暖かくなってきました。2月は数日足りないので(あれ?もう明後日3月!)
いつもながら慌てることが多々ある!
気だけ焦って落ち着かない。
じっくり本を読みたいのにあれもこれもコタツの上、テーブルの上、本箱の上、パソコンの横、等などにあったりする読みたい本の散らかりよう、あーあ、住居が一箇所に落ち着けたらなー。

つれあいは言う。「僕のことはほっといてくれていていいんだよ。」

そんなわけにはいかないのです!

一応、夫婦です。ましてや、定年を過ぎだんだんと家にいることが多くなってきて昔はスポーツマンであった彼も言葉には出さなくてもあちこち、ガタがきているみたい・・・。
妻として心配しないわけにはいきませんよ。

 昨夜、野球の野村監督がおもしろいことを言っていました。記者の質問に「いまさら体を鍛えることなんかやってませんよ。亀をみなさい、ワニも100年生きる・・・。普通に動かしていればいいんですよ。」うんうん、夫もほっておいていいのかなー??

さあ、これから地域の友人たちの手作り作品展に寄ってそれから又、都内へ。

 ビス・バルト!
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# by madamegrimm | 2008-02-28 12:21 | 未分類 | Comments(0)

黄金のがちょう

 さあ、今日は5年生です。
 大好きな顔が教室を入ると飛び込んできました。
ちょっぴり大人になってきているので何気ない顔でIchの顔を見ながら心の奥は(お、グリムおばさんだ!)な~んて・・・。
今日はどんなお話かな?という顔、顔・・です。
しーんとなったところで初版64話‘ぼけなすの話’4番目(あ!いけない、3番と言ってしまったー!)の‘黄金のがちょう’「昔、ひとりの男がいました。・・・」を読み始めたらいっせいにこちらを見る。
 この話、おもしろいんです。
3男のぼけなす君が森の白髪頭の小人さんにお菓子をあげた事によって黄金のがちょうを手に入れ、そのがちょうを触るとくっついてしまって離れなくなり次から次と人がくっついてしまい、笑わないお姫様に困っていた王様が笑わせた者に姫と結婚させようとおふれを出していたのでぼけなすは姫の前に出て行列を見せます。
大笑いした姫に王はなんやかやといいのがれをして、ぼけなすに難題をふっかけ困らせながらとうとう親切にしてあげた小人のおかげで姫と結婚することが出来るというメルヒェンです。
 
 いつも思うことですがなんて素晴らしい創造力でしょう!
グリム童話の醍醐味です。
 
 皆と別れる時、こんな昔から創造の世界が語り伝えられているスゴサを話し、皆さんも素敵なおはなしを作ってみてね、と言いながら教室を後にしました。
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# by madamegrimm | 2008-02-27 09:59 | 読みきかせ | Comments(0)

雑用に追われながら

 ここず~っと臨時仕事や雑用に追われブログ更新が出来ませんでした。

その間、いろいろな出来事があり、考えさせられる事が多々あり、Ichのこころは常に揺れ動き、凛と研ぎ澄ましていられないmeine Seele、困ったものです。

 学生時代付き合っていた人に薦められ読んだロシアの文豪ドストウエスキーをこの1年位前からもう一度読み直したくなり‘白痴’を新しい翻訳者木村浩氏の新潮文庫で読む。

昔のロシア語の翻訳者はほとんど決まっていて米川正夫訳が多く、多分実家にあった本は読みにくく投げ出したいのを我慢して読んだ覚えがあります。
色あせないストーリーの展開と人間のいつの世も変わらない様々な模様と愛と美のドラマは解かりやすい翻訳で満喫しました。

 丁度読み終わった頃、日曜美術館で長野県の画家、河野通勢(みちすえ)という人の絵が紹介されていました。
アニミズム的画家と申しましょうか、幻視の画家と申しましょうか、観ていて樹木と人間との想いが絵に現れていて何かのイメージがIchのこころにひらめきました。
そうです!グリムメルヒェンです!
河野通勢の生きた時代は西洋の絵がどんどん入ってきて彼もコローの絵に少年時代惹かれ一本の樹への思いいれの深さは尋常ではなかったようです。

 彼の絵を観ているとグリム童話の`ヨリンデとヨリンゲル’‘めっけ鳥’‘いばら姫’‘6羽の白鳥’‘ヘンゼルとグレーテル’‘白雪姫’‘ドンチャカ騒ぎ’等など、森と人間模様が何か一致するものがあり、Ichだけの主観でありましょうか・・・。
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# by madamegrimm | 2008-02-20 11:40 | グリム童話ってすごい | Comments(0)

おー!花粉

 昨夜からこの山間でかなりの風が吹き荒れています。

関東地方は幸い晴天が多い冬の気候ですが、このような風が吹き始めると春が芽をふき始めの合図です。

気温は低いですがder Frühling(春)です!

フランス語でAu printemps!
 
 あちこちの樹木、草花が芽吹きをはじめ、地面も、もぞもぞ、窓から森を見ると、

おー、花粉をいっぱいつけた杉の木が今にも破裂しそうな状態で重たく垂れ下がっています!

外は強い風が・・・、少しずつ少しずつ飛び始めているようです、花粉が!

今年は多いとの予想、花粉症の皆さま辛い季節到来ですねー!お大事に!

 先日、バッハの音楽の捧げものBWV1079のCDを購入しオランダの古楽の世界にひたりながらこのパソコンを打っています。
 ドイツのフリードリッヒ大王よりのテーマでバッハが作曲したこの曲はフルートの名手でもあったフリードリッヒ大王への捧げものです。

カノン形式で何か探求し続ける音楽に聞こえてきてIchの今年のテーマでもあるかな?
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# by madamegrimm | 2008-02-13 12:31 | Comments(3)

Mein Sohn コンクール初挑戦!

 しばらくこのブログから離れていました。
 
 都内で第1回エレーナ・リヒテル国際ピアノコンクールに初挑戦したMein Sohnに付き合ってきたのです。
彼の内面の自信に親としてかなりの緊張度と精神コントロールに気遣れの数日という感じでした。
8日9日10日と・・・。本人はもっともっと大変でしたでしょう!
 
 お疲れ様!
 
 何と入賞したのです!

 8日の予選を通過したときはホッとはしたものの彼の本選への意気込みにIchはついていけない心理状態!
 9日のこの本選は一般公開です。大きなホールで審査員の先生方は1階、観客たちは2階席でそうっと聴きます。

Sohnの番です!かなり緊張している様子!がんばれ!

始まりました。すごい集中度です!

あっという間に10分ちかくが過ぎました!バッハの精神的な深さが読み取れました。
すごい!よくがんばりました。

 いつも思うのですが彼の本番への力は何処から出てくるのでしょうか!

それでも会場から出てきたとき、不安げに沈んでいます。
慰めようもなく次の日がきました。
沢山の関係者がロビーに溢れています。
結果発表と表彰式が同時進行になりました。
いよいよ大学生・一般部門の発表です。
Mein Sohnの名前が呼ばれた時、ホッとしたのと同時に彼への更なる進歩への賞で審査員の先生方に感謝の気持ちでいっぱいになりました。

 ありがとうございました。
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# by madamegrimm | 2008-02-11 17:10 | クラシックはお好き? | Comments(3)

昨日の続き

 オルガンコンサートのプログラムは次の通りです。

   J.S.バッハ:トッカータとフーガ二短調 BWV565
   J.パッヘルベル:シャコンヌへ短調
   F.メンデルスゾーン:オルガンソナタ第4番変ロ短調作品65
   W.ウオルトン:戴冠式行進曲「王冠」
   L.ウ`イエンヌ:オルガン交響曲第2番ホ長調Op.20
    アンコールでバッハの‘主よ人の望みの喜びよ’

 始めのバッハは皆によく知られている強烈な導入部でかなり自由奔放なバッハの作品と言われていますがプログラムの解説によりますと、近年の研究では原曲はバイオリンのための作品であり、バッハの筆によるものではないという説もあるそうです。
 この曲はシュバイツアー博士が好んで弾かれていましたが彼女も堂々と演奏していられました。
 
 パッヘルベルは17世紀ニュルンブルグ生まれ、かの有名な‘パッヘルベルのカノン’はご存知の方が多いと思いますがこのシャコンヌという曲は繊細で優雅な変奏曲という感じでした。
 
 次のメンデルスゾーンはmein Sohnもドイツでよく弾かされていましたがこの天才作曲家メンデルスゾーンはバッハ復興の大きな役割を果たしたことでも名を知られています。
Ichはピアノ曲ではないメンデルスゾーンの曲を聴き、ドイツにお住まいの演奏者のロマン的息吹に満ちた楽想がオルガンで奏でるとあのようになり作曲者もオルガンニストでもいられたので聴く側に感動を与えてくれました。
 
 W.Waltonという作曲家は20世紀イギリスの代表する地位の方のようでまさに戴冠式行進曲でした。
 
 最後のL.Vierneはフランスの盲目のオルガンニスト・作曲家で30歳頃から(1900年)死をむかえるまでの37年間、パリのノートルダム寺院のオルガンニストとして活躍した方だそうです。
亡くなりかたもドラマチックでノートルダム寺院で1750回目のリサイタル演奏中に心臓発作で鍵盤の上に覆いかぶさるように倒れ亡くなったそうです。
 Ichはまだオルガン曲は感想を述べるほどには深くはありませんので難しいのですが音楽共通の崇高な魂の世界を感じさせられました。
 静かにアンコール曲が流れたときは美しさへの祈りでした。
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# by madamegrimm | 2008-02-04 12:42 | クラシックはお好き? | Comments(0)

如月(きさらぎ、Februar)に入り早速

 昨夜 多分 日本では珍しいオルガンコンサートに行ってきました。

 埼玉県川口にあるリリア音楽ホールでベルリンでご活躍の草谷麻子さんのパイプオルガンの演奏会です。

かなり広いホールが満席でした。
 
ドイツではオルガン演奏会といいますとほとんど教会コンサートで入場料を払い、好きなkirche(dieで教会)の中の席に着いて祭壇の後ろにあるパイプオルガンを下から見上げながら奏者の見えない姿を追い静かに聴くのです。

が日本のオルガンはキリスト教の大学のチャペルや小さな教会に小さめのパイプオルガンがあってそのようなものを聴いたりします。
最近は大ホールにかなり作られるようになってダイナミックなオルガン演奏が日本でも聴くことができるようになりました。
私たちにも身近になり古楽演奏会などではもう馴染みです。

 しかし昨日のコンサートは大変幅広い作曲者たちの曲を入れた一人の奏者の演奏で長身の美しい女性が後姿で足鍵盤の通奏低音に合わせ身体との微妙なバランスで音楽を醸し出している姿に何とも言えない美としてIchのこころをとらえました。
そしてそのような奏者に対して地味な世界のオルガンにこんなに沢山の人々が集まり感動に導いてくださった彼女の大きな成長に驚きが隠せません。
 お若い方ですのに経験の深さを感じます。そしてドイツの音楽芸術はこのような方を導いてくれます。麻子(まこ)先生のご努力に頭がさがります。
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# by madamegrimm | 2008-02-03 20:55 | クラシックはお好き? | Comments(0)

グリム童話‘運のいいハンス’

 凍てつく毎日にうんざりしていましたが今朝は何となく穏やかな一日になりそうな予感、6年生の読み聞かせの日です。

 グリム・メルヒェン第83話`Hans im Glu"ck' `運のいいハンス’を読んできました。
高橋健二訳で。このお話しは初版には入っていません。
 
 ハンスという今で言う庶民の子が奉公したご主人さまからハンスの頭ほどの大きさの金のかたまりをもらっていろいろなモノと取り換えながら母親のもとに帰るメルヒェンです。

6年生は今日で最後、担任の先生も聴いてらしたので、ちょっと皆さん自然児ではありませんでしたが静かに終りまで物音一つさせずに・・・。

 あーあ、私語もはさみながら聴いてほしかったなー!
お利口さんすぎ・・・。
 初めて4年生のとき出会ったこのクラス、この地域の純粋さに溢れた子どもたちで楽しくいつも会話をしながら読んでいました。
 
 どんどん統制されていく・・・

追伸:このハンスのお話し読んだことのある方はどのようにお感じになるかしら?最後の文は

So glu"cklich wie ich,' rief er aus, `gibt es keinen Menschen unter der Sonne.' Mit leichtem Herzen und frei von aller Last sprang er nun fort, bis er daheim bei seiner Mutter war.
高橋健二訳では次のようになっています。

「自分のように運のいい人間は、お日さまの下にはいないぞ」と、ハンスは大声でいいました。
いまは、心も軽く、重い荷物は何一つ持たず、はねるように歩きつづけて、やがて、ふるさとのお母さんのところにつきました。

 Ichはだんだんと齢をかさねて行くにつれ、モノへの執着がうすれて来てハンスの心境になってきたのですが・・・。
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# by madamegrimm | 2008-01-30 09:57 | 読みきかせ | Comments(2)

ワタリウム美術館へ

 先日ですが前からずうっと気になっている‘南方熊楠’という人物の展覧会が東京青山にあるワタリウム美術館(このワタリウムとはわたりさんと言う方の名前からとか・・・オホ)(本屋さんでもあります)で開催されていたので行ってきました。
その日は雨で原宿の方から散々探し、ようやくたどり着いたときは両腕はビッショリ雨に濡れて何となくクマグスの世界への誘いを感じ少し緊張に至りました。
南方熊楠とは明治大正昭和16年までの70年近い人生を幼少から晩年まで森羅万象を追い求めた一生の方です。
和歌山県の裕福な家に生まれ19歳からアメリカに渡り数年後インドを経てイギリスのロンドンにたどり着きそこでは大英博物館の臨時職員になりイギリス人の学者達から推薦されて学会誌に英語で比較文化論などを発表したりして相当な能力を発揮していました。
やむをえず帰国の途につかなければならなくなったころと同時期、船のインド洋の辺りを走行して行き交う相手の船にはこれからイギリスに向かう‘夏目漱石’が乗っていたのです。帝大予備門入学時同級生でした。
帰国後、弟の援助を受けながら(まさにゴッホのようです)和歌山県田辺という所で結婚し後の生涯を過ごします。
常に森の中で様々な物に出会い心を動かし事をなして植物採集から粘菌の研究にいたり内的宇宙へと止め処ない道を歩んだ一生でした。
 民俗学の世界にも興味を持ち、柳田国男からも筆を頼まれたりしています。長いつきあいにはならなかったようですが。
 このワタリウム美術館ではかなりの工夫をこらし、2,3,4階を使った展示にはなかなかでした。
 Ichは前から和歌山の田辺にある熊楠記念館を訪ねてこの途方もないクマグスの森世界の大きさを目の当たりにしてみたいと思い続けているのですが・・・。
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# by madamegrimm | 2008-01-26 13:15 | 人間 | Comments(2)

関東雪景色

 一昨日は‘大寒’でしたが今年もこの時期は例年通り寒さが一段と益してきています。
山間も真っ白です!
小鳥たちは雪が好きなのでしょうか、庭の白い雪の上をチュンチュン可愛い足で歩き回っています。
普段はあまり飛んでこない小鳥たちです。
 こんな日は静かに雪の降るのを眺めながら部屋の整理整頓をと思い立ち郵便物の整理を始めたら何とどうでもいい書類ばかり!
大きめのビニール袋を持ってきて片っ端からダイレクトメールやカード利用明細書、公共料金明細書・・・、まいった!
何となく大切かな?なんて思って、ためにためていましたが、切っては捨て切っては捨て、とうとう袋が一杯になってしまいました。フー!
昔の人間としては、こんなに紙の無駄使いがあっていいのでしょうか!
 毎月毎月カード会社や買いもしないダイレクトメールの商品案内、請求書、領収書など、この国は今、収拾がつかない状態に陥っているのがこんなところからもはっきりと見えています。
電話会社などNTTコミュニケーション、ドコモ、携帯ドコモ・・・・・・もとは同じなのではないかしらと思うのですが違う会社だそうで・・・。
昔のようにすっきりとしていただけないものかと破り捨てながら、なさけない気持ちにさせられてしまいました。

 世界的に経済不安定の昨今、何が本当なのか見極める力が薄れてきています。
世は高齢者が増え、家庭の収入にはなんの希望もない人々に溢れかえっています。それなのに何をするにもお金が沢山掛かってしまいます。
 静かに雪を見ながら非常勤の仕事に取りかかっていきましょう。
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# by madamegrimm | 2008-01-23 21:20 | 人間 | Comments(0)

ブラームスの偉大と共に

 寒さがいちだんと益す昨日、溜池山王下車、サントリーホールへ‘ジュニア・フィルハーモニック・オーケストラ’の定期演奏会へ行ってきました。
mein Sohnの学校の学長でもいられる才能教育研究会会長であられる豊田耕兒先生指揮のブラームス交響曲第2番を聴きに!
広大なこのスケールの大きい美しい2番を若いオケのメンバーはブラームスの恐さを知らないくらい堂々と演奏し、指揮者豊田先生の偉大さに頭がさがりました。
最近とみにブラームスの偉大さにIchはこころが動いており、ドイツ人の人間としての力強さが情景と共に音楽から溢れ出てくるブラームス。
そのブラームスの国、ドイツに長く滞在活躍なさりヨーロッパ音楽の神髄を表現なさるマエストロ、耕兒先生は、まさに故鈴木鎮一先生の寵愛を受けられた方!

 鈴木鎮一氏とは日本の音楽教育のパイオニアで才能教育研究会を発足し`どの子も育つ’をモットーに愛に満ちた教育に全生涯をかけられたバイオリンニストでもいられる方です。幼少のとき、学ばれた代表的なお二人!
前、桐朋学園の学長でいられた江藤俊哉氏と共にそして豊田耕兒氏はヨーロッパが活動の拠点でベルリン放送交響楽団の第一コンサートマスターを務めながら沢山の演奏家、例えばアリュトゥール・グルミオ、スビャトスラフ・リヒテル(リヒテルのビデオをお持ちの方は豊田先生を発見できます)等と共演しベルリン芸大の教授を経て現在国際スズキ・メソード音楽院の学長もしていられて亡き鈴木鎮一先生の後、多忙を極めていらっしゃいます。
御身体をお大切にこれからの日本の音楽界をそして文化の発展に尽力していただきたくこころから願うものです。
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# by madamegrimm | 2008-01-21 15:20 | クラシックはお好き? | Comments(3)

グリム童話 ‘猫と鼠のともぐらし’

 今年初めての読み聞かせです。3年生のクラスです。

少し会わないうちに、小学生ってどんどん大きくなっていきます。

素敵な挨拶をみんなでしてくれました。

今年の干支は・・・という話からスタート、なんとみなさん12の動物を全部言えました。

その始めの‘ねずみさん’の入っているグリム童話第2番‘猫と鼠のともぐらし’ドイツ語で‘Katze und Maus in Gesellschaft'です。

猫と鼠が共にくらすなんてありえないことがメルヒェンになるとありえるので、こんなところがグリム童話の面白さですねー。

みんな真剣に聴いていました。最後は ぽか~ん?

猫が鼠を食べるところを見たことがある人いる?と聞きましたら男の子一人だけいました。

今の世の中、なかなかそういう場面には出会えません。いいのか悪いのか・・・。
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# by madamegrimm | 2008-01-16 09:38 | 読みきかせ | Comments(2)

何故か?

 何故か、外からのコメントが送信出来なくなっているみたいです。

セキュリティー問題で無臭どのとやりとりをしていたのですが‘コメント禁止に設定’なんて出るのです。

禁止に設定していないのですが・・・。

IDではない名札にすると入らないみたいです。おかしいなー?ちょっと様子をみます。
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       ドイツの思い出
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# by madamegrimm | 2008-01-15 23:31 | 未分類 | Comments(1)

弥次喜多珍道中もどき

 ここ関東も急に寒さが益してきています。三連休の一日目は雨、昨日は寒波が押し寄せてくる予想でしたがSohnが残していってくれたJR青春切符!Eltern(父母)もったいない精神で出かけることにしました。
早朝から駅近くに車を走らせ天気予報をカーラジオで聞くと晴れ、気温は関東周辺6度C前後!おー!寒い日です。
2つスタンプを押してもらい各駅停車の旅がはじまりました。
始めは紀伊半島の方へ、なんて前日時刻表などを広げてはみたものの、日帰りではきつい!それでは東北へ・・・、検索時間もなく、慌てて福島方面へ行くことに決定です。
宇都宮から黒磯を通り過ぎた頃、粉吹雪が舞ってきて強風のため徐行が始まる!
おっと困りました。Ichたちは福島駅まで行きたいのです。
郡山到着です。
予定時間より1時間半も遅れ、それでもいったん改札を出ました。
ぐるっと駅を一回りして‘おばあちゃんの民話館’に立ち寄り自分の携帯グッズをひとつ買う。
急いで福島までの電車に駆け込みました。
おーらら・・、時速25キロで運転します!の放送あり。
福島駅に着いた時はもう予定はめちゃくちゃ、僅かな時間の中、お昼を取らなければ、と探し回りようやく小さな豚カツやさん‘さぼてん’店を見つける。えええ!なぜ福島に来て‘さぼてん’なの?
Ichはこじつけました。福島県は豚肉が名産よ・・・。な~んて!
ところが実に本当に美味しいでした!とんかつがこんなに美味とは!
福島に来たかいがありました。な~んて、又。
さー、急いで郡山に戻らなければ!
飛び乗った各駅東北本線、2車両に数名の客のみ。
 郡山からは磐越東線に乗るつもりがもう間に合いません。
駅員に聞き、15時55分発の水郡線という電車に乗りました。
水戸まで延々3時間、駅員さんに聞かれました。本当に乗るんですか?と。
いい歳した二人に呆れ顔です。
まだ大丈夫と勇んで初めて乗車する水郡線へ走る走る!
これに乗らなければもう今日中には都内へ帰れないのです。
まだ日は沈まず、ゆったりと車窓から冬景色を、
期待したのですが行けども行けども刈り取られた田んぼの後のまだら模様雪景色のみ・・・。
疲れてきました。
ふっとあいぼうを見ましたらぐっすり眠っています。
水戸から常磐線に乗り日暮里経由で都内の我が家にたどり着いたときは・・・、ご想像にお任せします。人生いろいろな事に出会うのです。な~んて・・・。
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# by madamegrimm | 2008-01-14 21:24 | 人間 | Comments(1)

朝日

ようやく体調が元に戻ってきました。
少しスリムになり満足満足!
 でも先程スーパーまで買い物のついでにデニーズに寄ってお肉を食べてきてしまいました!どうも外国生活が多かったせいか体力つけるには肉類を頂かないと気分的に回復しないようになっているIchであります。
 
 フランスが一番長い滞在でしたのでやはりビフテキが好きですねー!
日本ではもうダメです!高過ぎ!!何か一皿10万円のステーキもあるんですって!!
あきれてものがいえない!!!

 フランスといえば連日 話題が絶えない大統領サルコジ氏、今度は各大臣たちに通信簿を毎月手渡すそうな・・・。
面白いことをする人ですねー。
何かIchの目からは子どもっぽく見えてしまうのです。
奥方もモデルとか歌手とか、まー、どうでもよろしいですが。
今の世の人間模様でしょうか。デジタル化社会の象徴?なんて。
  
  森の光でさわやかに。
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# by madamegrimm | 2008-01-10 23:20 | フランス事情 | Comments(0)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
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