カテゴリ:人間( 478 )

ネット時代の恐怖

 長閑な時代に戻れないのか・・・。

こんな小さな家庭でも恐ろしさを感じる時代に突入しています。

騙されるか騙すか、勝つか負けるか、健康か病気か、最近の世は明暗がはっきりしてきて単純と云えば簡単なのですが、人間はその中で右往左往と振り回され始めているような・・・。

ネットを通して恐怖の時代に入って来ました。

皆さま、騙されないようしっかりと世を見つめていってください。

私も頑張る。

今年は喜ぶを草書にすると㐂になる字の祝い年。

さあ、新たに立ちあがらなければ・・・百歳の時代、負けないぞ~~~!

昔、おチビを連れてようやく辿り着き、車から飛び降りた暑い夏のセザンヌのアトリエ前。

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セザンヌの映画を思い出しました。

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懐かしい昔の夢は儚いものですが人間は今を生きなければ。








by madamegrimm | 2019-02-16 16:01 | 人間 | Comments(4)

三寒四温のこの季節

 冬から春に向かってのこの季節、毎年体調を崩す。

気をつけているのですがとうとう昨日は鼻水が止まらない。
クシャミと共にティッシュの山、これはもしかして花粉症?・・・免疫力強い私と自負しているので花粉に負けるものかと体力維持を心掛けているのですがこの自然の季節ばかりは太刀打ち出来ない。

インフルエンザが流行っていようとマスクが嫌いな私は数日外出機会が多く一昨日も料理会に参加、三寒四温の言葉よりも三寒二温という感じ、都内は雪が降ったり毎日空模様が明暗に分かれ太陽の光が輝いていても冷え冷えの気温。

あー、自然に惑わされてしまう躰、昨日のティッシュの山を見て昨夜から何も考えないように静かに床に就いているのでした。

今朝から鼻水も止まり何て単純な私でしょう。
ひどくならないことを祈りながらこれを打っています。

先日、ブログ友が読んでいた五木寛之氏の『白秋期』(日経プレミアシリーズ)を私も読み終わり五木氏の生き方に前から共鳴しているのですが「そのまま生きよ。死ぬときは死ぬ」、あたりまえの言葉が深く身に沁みるのでした。

この前亡くなった橋本治が「思いつきで世界は進む」というちくま新書から発行された本を今読み始めましたがちょっと面白そうです。

ふーっと、昔の夏目漱石さんの言葉が浮かんできます。
《山路を登りながら、こう考えた。
智に働けば角が立つ。情に棹させば流される。意地を通せば窮屈だ。兎角に人の世は住みにくい》(「草枕」冒頭)

では又^^








by madamegrimm | 2019-02-12 13:41 | 人間 | Comments(2)

もう如月です

 サッカーアジア決勝戦、盛り上がっています。

心臓によくないので結果待ちの私、昨夜の雪で町は冷え冷え、早く休みましょ!

先日亡くなった橋本治さん、山あいの友にご贔屓にしている方がいて、その彼の話になるとへえ~、うそ~とちょっとおもしろい方だなーと彼女を思っていたのですが、ブログ知人numabe氏の『私たちは20世紀に生まれた』に橋本治の多才ぶりが記されていて流石沼辺さま、やはり凄い方だったのですね。

早速彼女にラインでブログを紹介、読んでいるかな~。

才能のある人の生い立ちを知りたいものです。

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            1月29日ご逝去(70歳)


ここに文芸評論家の斉藤美奈子さんの記事を載せておきます。

 今は話し言葉の小説が全盛だが、それは橋本さんが「桃尻娘」で開発した。頭のいい主人公がもんもんと思い悩むような小説とは違い、橋本さんは普通の老若男女を描きながら、時代を切り取る。市井の人々への観察に裏付けられたその姿勢は、批評の仕事にも通底していた。本当にオンリーワンの存在だった。(T-Zeitungより)







by madamegrimm | 2019-02-01 23:02 | 人間 | Comments(0)

考える事の良し悪し

 暮から求めていた平野啓一郎氏の『考える葦』(キノブックス)を読み、その中に出てくる「人間を知っている作家」-キム・ヨンス氏の事が記されていた。

まず平野氏の事、彼は1975年生まれ、今の時代ではまだ大変お若い、フランスの哲学者ブレーズ・パスカル(1623年生まれ)の有名な『パンセ』の中に「人間は考える葦である」と考えることによって葦のような存在でも精神を強調した数学者でもあったパスカルの存在の大きさは計り知れません。

その「考える葦」という題名の本をお出しになった平野氏、どんな素晴らしいお考えをご披露してくださるのかわくわくしながら読み始めたのですが・・・このインターネットの時代にお書きになっていらっしゃる随筆類は知識強調に思える内容で前に小説として読んだ『マチネの終わりに』の方がどんなにか面白かったか・・・。

彼は分人という言葉もお創りになってもいらっしゃいますが年齢を重ねた者にとっては少し何て申しましょうか・・・素晴らしい才能をお持ちになっていらっしゃるのに先走るお気持ちをお気をつけになられた方が・・・。

相変わらず生意気な私ですが豊かな感性がすごくもったいない・・・。

パスカルと同等に動かないでほしい、先日93歳で亡くなられたやはり思想家でいらっしゃる梅原猛氏の自然体思想のような方向は日本人の考え方に一致している、同じ大学の先輩後輩の平野氏、どうか小説の世界でご活躍してほしい・・・。

その考える葦の中で知った韓国の作家キム・ヨンス氏の本を求めて探し回り、ようやく読了、平野氏がおっしゃっているようにまさに人間を知っている方、『記憶に値する夜を越える』という17歳の少女のひと夏の行動描写の素晴らしさ、『月に行ったコメディアン』という沈黙と暗黒の世界が見事に人間描写で物語れている作品に圧倒されました。

自分の人生を振り返り人間の奥深い世界は今こんな簡単に吐露出来てしまう時代に新しい人間像はどのようになっていくのか・・・考える葦になっている私です。





by madamegrimm | 2019-01-23 12:24 | 人間 | Comments(4)

和歌の好きな私は

烏滸がましいですが16日に行われた皇居の平成最後の歌会始、天皇陛下と皇后様のお歌が大変自然体の素晴らしい歌でお二人陛下の作品を記したいと思います。

天皇陛下のお歌

 贈られし ひまわりの種は 生え揃ひ 

         葉を広げゆく 初夏の光に



皇后さまのお歌

 今しばし 生きなむと思ふ 寂光に

      園の薔薇(そうび)の みな美しく


人間天皇として人々の心に寄り添い国民の幸せを常に意識なさってのお二人のお力は歌のお題「光」のように私たちに放ってくださいましたご努力に心から感謝申し上げます。

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              美智子妃の薔薇です。








by madamegrimm | 2019-01-18 21:25 | 人間 | Comments(2)

大寒小寒(おゝさむこさむ)の中で

 今日から「水泉動」といって微かに奥底の泉が温かくなるようなブログ友よりのご教授、私の体感ではもう寒さの極み、言葉だけでも少しホッとします。

新年初読みを読了、ちくま文庫から出版された志村ふくみ・石牟礼道子《対談と往復書簡》『遺言』です。

素晴らしい女性の行き着くところを深く感じた書物でした。

読んでいて美とは何か、自然から色を戴き能舞台への衣装となって石牟礼道子生涯最後の作品「沖宮」のお能の姿になって繰り広げられていく対談に圧倒されました。

志村さんの世界は自然界から沢山の絹織物への誘いには見事な発色を創り出していらっしゃる事に前から興味はありながらとても体験できる生易しい作業ではないので尊敬だけのきもちではありましたがお元気に今もお嬢さん洋子さんと学校をお作りになって活動していらっしゃる・・・頭が下がります。

人間、晩年になっても生きる力を持つことの大切さを読んでいてひしひしと身に沁みて来たのでした。

ありがたい本です。

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by madamegrimm | 2019-01-10 10:42 | 人間 | Comments(4)

ジョージア(グルジア)を把握

 映画『葡萄畑に帰ろう』という岩波ホールで上映されている風刺喜劇と申しましょうか、想像していった世界とはまったく違う政治活動経験者の監督1933年生まれの大御所エルダル・シャンゲラヤという方の作品です。

2015年から日本はこのコーカサス山脈と黒海に挟まれた国グルジアをジョージアとあらためて呼ぶように致しました歴史深い土地の現代風お話です。

古代のワイン作りやテラコッタなどが発掘され日本の縄文時代のような歴史を誇るヨーロッパとアジアの狭間の彼の地。

何と奇想天外な発想で物語が始まる。CGというコンピューター・グラフィックを使った空飛ぶ万能椅子で権力を象徴、大臣というポストを勝ち取った主人公が政争に巻き込まれ転落していき母のもと葡萄畑へ帰るのです。

少々込み入っていてプログラムを購入してしっかり把握したのですがまさに奇想天外、ワインを作るお話ではありませんでしたが人間社会の困難な中にジョージアという葡萄畑に囲まれた陽の降り注ぐ理想郷に誘う素敵なムービーでした。

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ジョージア・コーカサス地方

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by madamegrimm | 2019-01-05 23:58 | 人間 | Comments(2)

積読書から

 暮から求めていた本、気忙しい日々に落ち着いて読書にのめり込めない。

集中出来なくなってきているのも歳のせいか・・・

もう昨年の11月頃からページを開いては少しずつ、ようやく読了したのが『教養としてのワインの世界史』山下範久著(筑摩書房)。

題名がちょっと気に入りませんがワイン好きの私にとっては作者の山下氏は歴史社会学がご専門のようで伝わる講義をと思いついたのが「ワインというモノから見る」という方法で研究された本のようです。

紀元前8000~6000年頃、黒海とカスピ海の間、現在でいうとジョージア(グルジア)やアルメニアのあたりからワインづくりが広まったそうで、丁度暮から岩波ホールの映画館でその土地の葡萄畑のお話、観に行きたくてしかたがない今日この頃。

用事が沢山ありまだ観賞できません。

ここずーっとワイン漬けの私、気をつけなければ・・・

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by madamegrimm | 2019-01-04 23:59 | 人間 | Comments(2)

お正月の浅草と

 わたの原 漕ぎ出でて見れば ひさかたの 
     雲居にまがふ 沖つ白波 
   (百人一首より)

この歌から、大海原の先には白い雲と白波の情景が浮かびます。

今年は静かに大海原を見つめるような心穏やかに過ごしたいものです。

近くの神社へ参拝と出かけましたがいつのまにか浅草に・・・

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人の流れに乗って参道仲見世を見ながら歩くこと30分、お賽銭を投げ入れてきました。

白波に続いてもう1首

心あてに 折らばや折らむ 初霜の
      置きまどはせる 白菊の花
(百人一首作者・凡河内躬恒)

白菊の美しさを詠んでいます。
 
 

♥初春の 晴れわたる町 出でて見る
           賑わう浅草 民と祝う♥

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              (雷門隣・神谷バーにて)
















by madamegrimm | 2019-01-02 23:57 | 人間 | Comments(2)

本を読む私

読書に明け暮れています。

今、読了した『霧(ウラル)』桜木紫乃著(小学館文庫)、冷え冷えとした人間の心を綴る桜木紫乃さん。

いつものように北海道の内容で最北・根室市の野付半島の話・・・

敗戦後の生き延びた男たちとその土地で財を成した家の三人姉妹が絡む次女を中心とした物語。

姉妹三人のそれぞれの性格が見事に表現されており、自分の環境も同時代の年頃が舞台になっていて長女次女三女とそれを取り囲む男たちの世界が風景と男女の心情などになって実に的確に捉え、人間の生きるか死ぬかの瀬戸際を生き抜く人間たちの隠れた生い立ちをフィクションなのかノンフィクションなのか、その土地の人々がリアルに表現されているのでした。

参りました。フー! ひと休みです。

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                          フラゴナール作













by madamegrimm | 2018-11-25 15:30 | 人間 | Comments(4)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
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