カテゴリ:人間( 469 )

本を読む私

読書に明け暮れています。

今、読了した『霧(ウラル)』桜木紫乃著(小学館文庫)、冷え冷えとした人間の心を綴る桜木紫乃さん。

いつものように北海道の内容で最北・根室市の野付半島の話・・・

敗戦後の生き延びた男たちとその土地で財を成した家の三人姉妹が絡む次女を中心とした物語。

姉妹三人のそれぞれの性格が見事に表現されており、自分の環境も同時代の年頃が舞台になっていて長女次女三女とそれを取り囲む男たちの世界が風景と男女の心情などになって実に的確に捉え、人間の生きるか死ぬかの瀬戸際を生き抜く人間たちの隠れた生い立ちをフィクションなのかノンフィクションなのか、その土地の人々がリアルに表現されているのでした。

参りました。フー! ひと休みです。

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                          フラゴナール作













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by madamegrimm | 2018-11-25 15:30 | 人間 | Comments(4)

小さな絵画展へ

 百歳を過ぎた母の介護を気丈に頑張ってくれた次姉は喜寿を越えているのに何と昨年から油絵を始めました。

水彩は描いていたようですが油絵はまったくの初心者!その彼女が所属している作品展がこの週開催されていて何とまー、姉は4点も出品、驚きです。

人物、静物、風景と精力的に描いている様、参りました。

ある区のカルチャー教室のようですが皆さま自信を持った作品群に圧倒されました。

晩年は好きな事で生きる・・・まさに現代です。

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by madamegrimm | 2018-11-17 11:05 | 人間 | Comments(2)

こんにちは・・・

 しばらく山あいの家で過ごしてきました。

年間行事が重なり友たちと語らったりピアノの調律をお願いしたり地域文化祭を見学したりふるさと買物やお祭りで時を過ごしてきたのです。

木々の風景の中に浸っていると自然と日本の和歌が思い浮かばれ満月の今日、思い浮かぶ百人一首の秋の歌を少し記してみたいと思います。

秋の田の 仮庵のいほの 苫をあらみ わが衣手は 露にぬれつつ

奥山に 紅葉踏みわけ 鳴く鹿の 声きく時ぞ 秋は悲しき

白露に風の吹きしく 秋の野は つらぬきとめぬ 玉ぞ散りける

めぐりあひて 見しやそれとも わかぬ間に 雲がくれにし 夜半の月かな

さびしさに 宿を立ち出でて ながむらば いづこも同じ 秋の夕暮れ

秋風に たなびく雲の 絶え間より もれ出づる月の 影のさやけさ

村雨の 露もまだひぬ 真木の葉に 霧立ちのぼる 秋の夕暮れ



まさに日本のこころが今も変わりなく息づいているのでした。




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紫の 秋のアサガオ 咲き出でつ 微かに想う 夏の思い出












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by madamegrimm | 2018-10-25 12:46 | 人間 | Comments(4)

素朴な人間研究

 基本的に私は人間が大好きです。

大見得をきる言葉から始める意味は、人間模様が繰り広げられる日々、今日のマスメディア世界と云い、とんでもない金額が飛び交う世の虚しさと申しましょうか、つい昨今も55億円と云う額を詐欺師たちに騙し取られた大手メーカー、この会社はつい先日まで家の前の古い家を解体しマンションを新築していた会社であらあらと・・・。

国際的事件も頻繁、時の首相は理由もあまり明かさず外遊ばかり・・・総ては税金!

莫大な金額が湯水のごとく流れていく。

ほんの一部の人間さまによって世界情勢経済政治と目まぐるしく動いていく。

その中で一家族の人々は毎日の生活がどんどん目に見えない内に公共料金が大半を占めて家計費が消えていく現状を理解しているのであろうか・・・。

空は国を守る為にと防衛費に多額を費やしオスプレイやジェット機やヘリコプターなどが騒音をまき散らして人々を脅かし益々老後の不安を強調させていく。

こう何十年も生きていると何かが違う何かが違うとつぶやいても皆経験の違う人間によっての人の輪、何とかならないものかと思っても難しいのか・・・。

広い処が大好きの私はただひたすら歩くのでした。

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日曜天国の銀座通り







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by madamegrimm | 2018-10-18 11:51 | 人間 | Comments(2)

歌人若山牧水について

 いつもの神保町の書店で新刊書コーナーを見ているとふっと目についた書物、『牧水の恋』(俵万智著)文芸春秋刊。

若山牧水という歌人の事は知っていても何となくの明治時代の著名人、深読みもしたこともなく自分の山あいの家の近くに牧水が訪ねたというホテルがあったりの知識だけでしたが親しみの持てる現代の歌人・俵万智さんの文によっての本に興味が沸いたのでした。

 恋しさに眼(まなこ)とづれば白鳥の海ゆくが見ゆ秋のまひる日

明治39年のまだ早稲田大学1年生頃の作品です。

それからひょんなことから神戸で療養していた小枝子と云う女性と出会い恋に発展し結ばれ破綻して行く牧水、その間に沢山の恋歌をしたため43年の人生をたくさんたくさん歌っていくのです。

俵万智さんによって彼女のリアルな歌が所々に入り混じりながら豊富な経験者の思いを吐露してくださる執筆に楽しくゆっくりと読み進めた一冊でした。

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by madamegrimm | 2018-10-13 14:16 | 人間 | Comments(4)

最近の私の行動

あるグループの集いに参加するようになりました。

様々な職歴を持っている人々の中に入り講演を聴いたり共に昼食を作りながら昼の憩いを共にしたり夕方までのお茶会に花を咲かせたり自分の出来る範囲でお付き合いをしています。

いつ命が尽きるか知れぬ年齢に入ってきて自分の一生を振り返った時、無鉄砲な人生にあらためて気づかされている昨今、生まれて活かされてきた環境によって私が出来上がってしまった。

遺伝的なもの、常に廻りの環境、身近な人との出会い、知識を積み重ねていくことによっての思想的な考え、そのような生き様の中で人間は一人一人つくられていく。

そういう中での自分は必至で生きて来たにも拘らずこの程度、儚さが押し寄せて来る我が身は自然体の心で行動して行こうと決めたのでした。

久々の新宿高層ビル街の木々

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by madamegrimm | 2018-10-09 10:52 | 人間 | Comments(2)

神無月(10月)に入って

 もう5日です。私は何をしていたのでしょう!
あっちへ行ったりこっちへ来たり、眠っている場所もふっと目が覚めてここは何処?と錯覚を起こす。私の人生は流浪の民・・・

メロディーが流れてくるさすらい人・・・音楽の題名だけではない心の動きは果てしなく永遠なのです。

何をもぞもぞ言っているのかひとはひと、わたしはわたし、樹木希林の夫婦の絆、今日発表されたノーベル平和賞のお二人、もう人類の平和を祈るしかない。

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濁流

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by madamegrimm | 2018-10-05 23:43 | 人間 | Comments(2)

いろいろ考える事多々

 今朝は蒸し暑い、今日も休日のよう・・・

最近は休日はあまり街に出たくない、何故ならば人人人で擦れ違うのも容易でない。

キャフェは何処も満席、電車は子供連れで賑やかなこと・・・。

ふー!よって積読本を開いては読み始めるのですが集中出来ない。

あれもこれもと頭を霞める日々の事、政治、経済、人間、そして宇宙。

あーあ、とうとうIchも霞む世界に突入か・・・。

先週、早稲田松竹でシビアな二本立てを観、一本は《ハッピーエンド》というフランス映画で前に《愛・アムール》という映画を観ましたが同じ監督で老人役も同じ方、13歳の少女とのシビアな結末に人間の心の綾が現代のインターネットSNSの世界と絡め考えさせられる画面にフランスの今の姿が浮かび上がって来るのでした。
もう一本は《ザ・スクエア》、これもギョッ!です。スエーデンの作品。

人間の計り知れない心は疲れます。

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by madamegrimm | 2018-09-24 08:09 | 人間 | Comments(2)

本を読み映画を観て魂を想う

 『あの家に暮らす四人の女』(三浦しをん著)中公文庫を読み淡々と暮らす女性たちを見守る父親の亡霊がカラスとなって現われる奇想天外なドラマに思わず笑ってしまいお盆も過ぎてしまいましたが魂のことを考える・・・。

先程台風後の強い風が時々荒れる蒸し暑い日差しの中を銀座のシネスイッチまで出かけました。

フジコ・ヘミングのドキュメント映画を観に・・・。

この方は20年程前でしたでしょうか、公共テレビの遅い時間に放映され時の人になり私も強烈な印象で心に響き同じ名前の叔母を想い出し同時代の親しみで興味が湧いた方でした。

その叔母は76歳で静かにこの世を去りましたが大好きな女性だったのですが、その叔母と顔つきも生き様も何となく似ていてフジコ・ヘミングさんの自然体の姿に映画『フジコ・ヘミングの時間』という詩のようなリズムで人生を通り過ぎて行くドキュメントとなって彼女の国々の一時間が写しだされていくのです。

ドビュッシーの月の光、リストのため息、ラ・カンパネラ、ベートーヴェンの月光等々、聴こえてくる音はピアノなのに彼女が歌い、詩を口ずさんでいるように聞こえてきます。

まさにフジコ・ヘミングの世界です。強い魂が・・・見守っているのですね。

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by madamegrimm | 2018-09-05 23:20 | 人間 | Comments(4)

しらす丼から日本精神・・・

ようやく関東は凌げる気候になりました昨日今日です。

昨朝は友たちと新宿西口で待ち合わせてしらす丼を食する目的で藤沢まで出かけてくる。

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西口の賑わい

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Fotoに映ってしまいました方々、お許しを!

さてJ嬢夫人とM嬢夫人と行動を共に小田急線で藤沢まで真直ぐです(@_@)

JRしか知らない古い私はまず驚き、そして藤沢駅ホームベンチにはお二人の美しきいにしえ婦人、駅には美しき藤沢夫人が車でお出迎え、連れて行かれた場所はしらす丼屋さんではなく何とかくれた素敵な日本料理屋さんの軒下に到着、そこには94歳になられるご高齢の美しきご婦人が・・・。

沢山の会話が弾む昼食を戴きながら日本精神史を考える。

今朝のZeitungに『二葉亭 挫折と理想』というタイトルが目に飛び込み明治150年の軌跡をひも解いている長谷川宏氏の記事を読んで今日ある自分の生き様が歴史を培ってきた人々によって今の生きる強さを与えてくれている・・・

昨日はあらためて個々の人間の運命を思い知らされた一日になりました。

帰路、藤沢の江ノ電を観ながら魚屋さんに寄りしらす干しを求め、家の夕食は一味違う湘南のしらす丼に舌鼓と相成りました。







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by madamegrimm | 2018-08-29 14:40 | 人間 | Comments(2)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
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