歴史の重さ
2007年 05月 22日
昨今、世の中が少しずつ、ずれて来ている。
老いも若きも入り混じった現代の民は行き場のない不安にとりつかれているのではないでしょうか?
一人ひとりの歴史の認識がこれほど多様になってしまった今、本物をつかむことが出来ている人はどれほどの数か・・、
教育再生などと間違った言葉をならべ、どんどん人々を苦しみの方向へ導いていく社会を何とか希望の持てる社会にする為に歴史を踏まえた教育の重要さを再認識していかなければと小さなIchでも思うのです。
山田洋次氏も言っていますが身近なところで原爆をなぜ2発も落とされたか、
夏の暑い日に人々の苦しみの絵図を想像しただけでも、平和憲法の背後にあることをイメージできると思います。
民主主義という制度は押しつけ憲法だけではないと考えられます。
現に戦後すぐに歴史をしっかり携えた学者たちによって原本ができていたとか・・。
さらに歴史をずーと遡って天皇と共の建国。
さらにはつい最近、我が家のすぐ隣に縄文中期の住居跡が発掘され縄文土器や、矢じりなどが出てきたのです。
山間で人家の少ない所にたまたま150坪くらいの土地が売りにだされ、ある人が家を建てようとした矢先のことでした。
地域の教育委員会が立ち入ってほんの数ヶ月ほど調査立ち入りしていましたが、いくつか掘り出して盛り土をして業者にバトンタッチとあいなりました。
あっけない幕引き!もうそこには家が建っています。
でもでも・・・、すごい事ではありませんか?日本というこの土地に紀元前3000年前の時代、縄文人が住んでいたのですよ!
正にこういうことがロマンなのです。
ある日本人の学者が残念ながら、名誉のために浅はかな捏造(ねつぞう)などをして、発掘調査に対して、疑いの目を人々に与えたのはつい最近の出来事として刻まれてしまいましたが本当に残念なことです。
この地域の歴史の本を開いてみますと、すでに調査していたことがわかりました。点点点と記されているだけ。実際に自分の目で囲炉裏の場所とか土器などを目の当たりにするとこの日本という国を奥深く追求していくには民俗の重さつまりは歴史の重さを希望につなげていかなければならないのではないか・・・