室内楽演奏会
2018年 12月 22日
豊田弓乃氏と里夫氏は彼の有名なヴァイオリンの豊田耕兒氏とピアノの元子先生のご子息でお二人共ヨーロッパでお生まれになりパリのコンセルバトワールを10代で卒業なさりその頃に出会っていらしたピアノの海老彰子氏とのピアノトリオ演奏会。
16日にチラシをUpしておりましたが始めにシューベルトのピアノ三重奏曲第2番でシューベルトの晩年の孤高の境地の身震いするほどの素晴らしさでした。
熱演で休憩、次なる曲が彼のドビュッシー、こちらも晩年の作品、チェロソナタニ短調。
先日、ドビュッシーの本を読んだばかりで(青柳いづみこさんの『ドビュッシー最後の一年』中央公論新社発行)豊田里夫氏のチェロで溜息をつく美しい内面的な演奏でした。
そして最後はブラームスの大曲ピアノ三重奏曲第1番、ブラームスの初期の意欲満々と後期の円熟した二つの結びついた作品だそうでもうブラームスそのもの!
興奮冷めやらず真夜中が過ぎても記したくなった私です。
アンコールにベートーヴェンのピアノトリオ6番二楽章、こちらも作曲者の見事な表現に音楽の神髄です。
最後にラヴェルのフォーレという曲、凄い!!!初めて聴きました。
クラシック音楽に酔いしれた一夜でした。
ラヴェルにフォーレという曲があるとは知りませんでした。