読み終え感じたこと
2018年 10月 27日
正直、筆の持って行き方に少々違和感を持ちながら読み進めていくうちに慣れては来たものの第二次世界大戦中の映画場面を観ているような表現方法でベルリンの街をかけて行く。
あの当時の複雑な人間関係を私も歩いた西から東そして北へ南へ、ベルリンの地名と共に瓦礫の街に少女の旅路が展開していく。
今、私が住んでいた頃を思い返すとベルリンの住民方はその苦しみの経験を心の奥に仕舞ながら明るく振舞っていてくれたことが心痛む読後感です。
表紙の少女の絵に懐かしさを・・・