人気ブログランキング | 話題のタグを見る

読み終え感じたこと

 ブログ友よりの紹介で新人作家でいらっしゃいましょうか、深野野分という方の『ベルリンは晴れているか』(筑摩書房)を読了。

正直、筆の持って行き方に少々違和感を持ちながら読み進めていくうちに慣れては来たものの第二次世界大戦中の映画場面を観ているような表現方法でベルリンの街をかけて行く。

あの当時の複雑な人間関係を私も歩いた西から東そして北へ南へ、ベルリンの地名と共に瓦礫の街に少女の旅路が展開していく。

今、私が住んでいた頃を思い返すとベルリンの住民方はその苦しみの経験を心の奥に仕舞ながら明るく振舞っていてくれたことが心痛む読後感です。

表紙の少女の絵に懐かしさを・・・

読み終え感じたこと_b0105259_20591609.jpg
小山義人という方の絵のようですが、昔懐かしい小磯良平や中村清治のタッチに似た画風で少しほのぼのとしたものです。








Commented by k_hankichi at 2018-10-28 09:48
おようさん、確かに筆の進め方、ちょっと首をかしげるところありました。表紙の絵、僕もいいなと思って、後押しされるかのように買い求めていました。
Commented by Oyo- at 2018-10-28 10:05 x
はんきちさま 感覚同じ!^^ 表紙に釣られたら中味は強烈(^_^;)でした。
by madamegrimm | 2018-10-27 21:03 | ドイツ事情 | Comments(2)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou