今日も猛暑の中
2016年 07月 04日
真昼の帰路、まるで真夏の光と空気で歩いている人も少なく、あー、今年も暑い夏を過ごさなければならないのかと思うと年年歳歳生きる辛さが襲ってきます。
山あいで少しのんびりと考えてひとりで向かったのですが、草取りなどを始めてみるといつもの働く気持ちの良さが伝わってきません。
ご近所を訪ねる元気も出なく、持って行った『1974年のサマークリスマス』林美雄とパックインミュージックの時代という副題のついたジャーナリストの柳沢健という方の集英社発行の本を読破してきたのでした。
大変私にとっては異の世界で、このようなこの時代にこのような人々が今の放送人に繋がっていることに驚きをもってマスコミ芸能人を振り返らせてもらったのでした。
そして、ブログ友人のお気に入りに入っていました『私たちは20世紀に生まれた』を押しましたらそのブログ持ち主沼辺信一氏の投稿場所でした。
私もブログ知人となり、こちらの本に出会ったのです。
この本の中にナレーターのように登場し、彼の言葉によってリアルさが特筆されており、深夜放送を担当していた林美雄の姿が見事に写しだされています。
次の言葉で林美雄の全てが垣間見られます。
「林さんは野坂昭如に心酔していた。野坂昭如は決して政治的な人ではないけれど、ニヒリスティックな中に、今の世の中に対する批判や呪いをこめていた。そういうスタンスは、番組を聴いている僕らにも何となく伝わってきました。黙っていてはいけない。長いものに巻かれていてはいけないんだ、という気持ちです」(沼辺信一)
何かずーっとこのノンフィクション作品の中味から抜け出られない位の芸能人たちの濃さに圧倒されたのでした。
こちらの本は図書館にも入っております。
著者の多少の荒削り文章ではありますがまさに‘今があり’です。
因みに沼辺氏に更なる親しみを感じます。その後のご努力とご活躍に頭が下がります。
千葉の美術館を懐かしく思い出しております。あれは2008年4月ころでしたでしょうか、ボナールを観にいったのは・・・。
書かれていることをみて、人と人のつながりは、辛うじて、神の導きのように、出来上がっていくのだと信じられるように思いました。
今、ブログ友・知人の皆さまに助けられて生きているようです(^o^)