ほろ酔い気分でしたが・・・
2014年 07月 10日
どこかに手がいってしまったのか、少しほろ酔い気分が醒めてしまいました。
何故かある本を読み終わり‘裕福と貧困の経験’などと大それた題を掲げて記していました。
酔っている時は案外すらすらと思いつく言葉が、このようにもう醒めてしまいましたらいけません。
かえって屁理屈になってしまうところでしたので丁度よかった・・・。
台風8号も関東地方は今は静かです。
午前中に買物を済ませ、午後は蒸し暑い台風気味を避けて近くのキャフェで例の『からごころ』を読み切って戻りました。
この著者の環境が裕福の賜物の方・・・。
そこからの私の発想なのでしょうか。
素晴らしい学びの文庫本でしたがところどころに今の彼女の本質が見え隠れしていまして考えさせられています。
本居宣長が見抜いていた漢意(からごころ)から「無視の構造」が日本文化の根本構造であるところでそこに背中合わせに張り付いている「おぞましさ」。その「自己を見ない」醜さが、ある日突然そのおぞましい顔をあらわした時、我々がすっかり不意をうたれてしまう、ということをこの本は云っています。まさに今・・・です。