ロベルト・シューマンの「ピアノ五重奏曲変ホ長調作品44」を聴いて
2014年 01月 19日
先ほど少しコンビニまで走りましたが、歩いている人はほとんどいません。明日の大寒は雪になるかも・・・。
先日、FMラジオを聞いていましたら、シューマンのピアノ五重奏曲が流れてきて、むむ・・、日本人と東洋人の演奏で少し気になり、You Tubuを検索しましたら、アルゲリッヒグループの演奏を聴く。チェロがマイスキー、大進さんが第二バイオリンを弾いていらっしゃるのも良いですが、また、CDを捜してきました。
素晴らしいのを見つけました。
ピアノがペーター・レーゼル、ゲヴァントハウス弦楽四重奏団、1983・4年 ドレスデン・ルーカス教会での録音です。
ピアノ四重奏曲作品47も一緒です。
やはりシューマン(1810~1856)の曲はヨーロッパの風景が舞台になるような気がいたします。
この曲は1842年頃から「室内楽の年」と言われたころの作品で、この五重奏曲は1842年9月から10月にできあがり、初演はライプツィヒのある邸宅で非公開で行われ、そのときにピアノはメンデルスゾーンによって演奏されたようです。
シューマンはその後、メンデルスゾーンの助言などを経て改訂し、1843年1月8日にクララのピアノによって、ライプツィヒのゲヴァントハウスで公開初演されたのでした。
その歴史がこの盤にも表れていて、弦とピアノのバランスの素晴らしさと、モネの絵のような豊かなヨーロッパが目の前に表現されていくのでした。
共に求めたsony盤で1968年ころに演奏されている五重奏曲作品44の方、レオナルド・バーンスタイン(あのかの有名な指揮者)がピアノを弾き、弦はジュリアード弦楽四重奏団、そして作品47の方はピアノがグレン・グールドとジュリアード弦楽四重奏団なのです。
これまた凄い。特にグールドのもっていきかた・・・。
もうこうなりますと、好みの問題ですが、流れるような美はゲヴァントハウス・クワルテットでしょうか・・・。
なんてみずみずしい演奏! 一日シューマンに浸りました。