数冊の本を立て続けに
2013年 10月 28日
マイブログを更新する元気もなく、お天気の激しい移り変わりと一緒に諸々の本へのめり込む。
「沈むフランシス」(松家仁之著) 「バッハの秘密」(淡野弓子著) 「音楽と音楽家」(シューマン著・吉田秀和訳) 「女たち」(アリス・マンロー著・小竹由美子訳) 「光」(三浦しをん著) 「女たちよ!」(伊丹十三著)
「沈むフランシス」と「光」に関しては不思議と共通性があり、大自然と人間模様の展開で今の社会での男女が個性豊かに生きようとする恋愛小説に構成されています。
三浦しをんさんの『光』は恋愛とは少し違う人間の闇が光=神との対比でよく書かれています。
作者は2006年頃に小説すばるで初出誌されたようですが、集英社から文庫本で最近発刊されました。
ある小さな島に津波が押し寄せ、生き残った数人の物語なのですが、3・11を経験した私たちはこの小説が如何にリアルに迫ってくるか・・・驚きです。
前にも記しましたが今の時代の女性作家の凄さに恐れ多く、村上春樹氏の1Q84を凌ぐ内容に感じられました。
今年のノーベル賞作家でいられるカナダのアリス・マンロー女史の「女たち」という短編集のひとコマを読んでいますと、ふっと多和田葉子さんの世界が蘇えってきました。
まだ読みかけの3冊・・・
本を読んでいると自分を忘れる。貧しいこころの自分を・・・。
でも、僕にとっては、すべての女性の凄さに、という感じです。
それでも女は男性の優しさを求め、男は女性の優しさを求めています。男女平等となりましょうか^^