カール・リヒターづいて
2013年 10月 14日
かなりのテンポの違いがあります。小澤氏のはマタイ受難曲ですが・・・。
ブログ友人のおすすめ盤も聴いてみたいと思っていますが、このようなキリストを主題にしたオラトリオと申していいのか、劇場型総合音楽はその指揮者の演出が極める世界のようです。
昨日も、もうお一方のブログより、そのカール・リヒターのマタイ受難曲を聴き、ゆったりしたテンポで歌い手、ソリストたちを浮かび上がらせた演出でした。
そして何と言っても神への信仰心が伝わってきます。
この国日本の美意識とかなりかけ離れた世界です。
私たち東洋の‘もののあわれ’世界と、絶対の神の世界の西洋社会との違いはあらためて考えさせられ、このグローバル化していくこれからのお互いの歩み寄りは、このような音楽を通して人間の社会にも浸透、理解していかなければならないことを思い知らされるバッハでした。
カール・リヒターという少し人間離れしたバッハ演奏家から学んだ昨今です。
追伸 マイブログ 2012年6月6日 BWV565 「オルガンの醍醐味」
2012年9月17日 BWV538 「大江健三郎氏の定義集から」
オルガン演奏(カール・リヒター)をアップしております。
私たちはバッハによって導かれているようです・・・。貴殿の居酒屋でのドイツ人たちとの会話を読み、日本もここまで来ていると、これも深く感じ入りました(^_^)
何度も聴いてきたけれど、ようやく本当の聴き時が来たように思います。