ハイドンのピアノソナタをバックに
2013年 09月 23日
時々Meine Mutterのところに顔を出し肌艶がよみがえってきている様子に人間の生命力は計り知れない。
母にとっては子はいくつになっても可愛い子・・・、帰るときはいつも「また来てね」と。
そして会話で過去を振り返ると一番蘇えってくる場面はやはり戦争中に皆の子を連れて疎開先に移動している頃の様、私は赤ん坊でおんぶをし、両手には姉2人の手をひいている姿が浮かぶようです。
周りの方々に助けられながら危機を乗り越えてきた一世紀は大変な事でしたでしょう。
つくづく母は強しです。あと少しの人生を慈しみ大切にしてあげなければと思う日々です。
そんな中でも映画好きのわたくし、少し前にロードショーでした「クロワッサンで朝食を」を観に有楽町の側ビックカメラの上‘角川有楽町シネマ’へまた行って来ました。
午前10時半から一日一本だけの上映です。
バルト三国のひとつであるエストニアの国からパリの老婦人の元へ家政婦としてやってきて、住む世界の違う2人のドラマです。
パリという様々な移民の歴史が垣間見られます。
老婦人役が往年のフランスの大スター‘ジャンヌ・モロー’なんです。
パリの高級住宅街16区の住民にピッタリはまった役で懐かしく街々が思い出され(あー、同じ辺りを歩いたなー)の感ひとしお。
ジャンヌ・モローが着ているほとんどのお洋服がシャネルです。
年下のキャフェのオーナー恋人役はパトリック・ピノー、エストニアから来た家政婦役はライネ・マギという新人のよう。
どちらかといえば、エストニア映画ですがそれぞれが歩いてきた道はまったく違っても反発しながら最後は固い絆で結ばれるお話ですが、この監督の母親の実話を許にしたストーリーだそうです。
パリの街を楽しみたい方にもおすすめの映画でした。
帰りビックカメラでほんの少しお買いもの・・・。アララ
9月28日から10月4日までは「角川シネマ有楽町」では午前10時半と午後14時過ぎに2回上映するようです。
あそこは合唱の国。
ラトビア、リトワニアに行って
残るエストニアには、どうしても
行けませんでした。
ソヴィエトに圧迫されながらも
あんな田舎ものに、と志は高かったですね。
バルト三国は、ずっと、ヨーロッパの香りを保ち続けていました。
日本への賛同者が多かったのには驚きを隠せませんでした。
今も、変わらないでしょう。
今日もスマイル
この映画は暗いエストニアの国からパリの移民として生き抜く人間模様です。始めエストニアの東欧系風景からでしたので(あれ?パリのお話なのに・・・)と少し戸惑いました(^・^)
そうですね。合唱の国・・・、聴いたことありますー^^