映画
2011年 12月 11日
前回の「風にそよぐ草」はZeitungの試写会に応募して当たりました招待券でしたの。
今回は時間が出来ましたので急いで渋谷のユーロスペースまで行ってきました。
「サルトルとボーヴオワール」です。
評判はいまひとつの感でしたが、確かにとらえ方によっては表面的で大衆向きと申しましょうか、深く考えさせられるようにはできていないような気がしましたが、戦後の二人の哲学的思想は男女の問題等を強烈に突きつけられたIchたちであり、自分も振り返るとアンガージュマン(拘束、社会的政治的参加によって)という言葉とジェンダー論やフェミニズム運動などの出発点として古いしきたりからの模索の原点に立たされたのであります。
少々性の場面が多すぎ・・・。あのようにリアルにしなくても、と思いながら、やはりフランス映画でした。
少し昔、女性チェロ奏者のデユプレとピアニストのバレンボイムの映画を観たとき、デユプレのイメージがダウンしてしまった覚えがありますが今日のサルトルとボーヴオワールも少しその感なきにしもあらずでしょうか・・・。