日本近代の歴史と共に

 皇室の昭和天皇の末弟君三笠宮さまが今朝逝去されました。100歳でした。

丁度、河盛好蔵の島崎藤村のパリ生活を読み終わったところで、時代が大正初期の頃のエリート日本人の異国フランスでの心の葛藤が滲み出てくるような情景に、官僚の方々や芸術家たちとの交流と共にその当時の華族も浮かび上がりその頃に誕生された大正天皇の最後のご子息が三笠宮さまでした。

この国の幅広い年齢の人々はこの日本列島で生を全うしていきます。

そして100年の重みを背負った方々はまだたくさんいられます。私も70年以上の歴史を背負って生きております。

そういう今の時代が明治大正昭和そして平成という日本の年号によって皇室と共に独自の格差を表現しています。

謹んで哀悼の意を表するとともに、これからのこの国の皇室の問題、弱者への問題、諸々が恐怖にならないようしっかり一人一人が世の中を見つめ人は皆弱者になっていくことを理解して助け合っていける国を望むばかりなのです。

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明日ちょっと山間へ・・・
# by madamegrimm | 2016-10-27 21:24 | フランス事情 | Comments(2)

『藤村のパリ』を見つけ

 少しずつ寒さが近づいてきています。札幌ではもう雪が・・・。

いくつになっても次から次へと人間の営みには問題が付きもので心休まる日があまりなく読書が進みません。

古書でみつけた『藤村のパリ』(新潮文庫)、実に内容豊富で著作者の河盛好蔵(1902~2000)が晩年に読売文学賞を受賞された作品です。

島崎藤村(1872~1943)という明治時代から大正にかけての作家詩人であり問題を世に沢山投げかけた人でありますが、フランスのパリに滞在した3年あまりの生活を河盛氏が追って藤村の姿をその当時のパリの人々と共に写し出されていて、自分の経験・・おこがましいですが、繋がり、読みが深くなるのでした。例えば

 この年の四月二十五日から八回にわたって『朝日新聞』に連載された藤村のパリ便り「音楽会の夜、その他」にも河上たちとの交遊についてこまやかに語られている。
⦅丁度三君の泊まっている部屋部屋と私の部屋とはポオル・ロワイアルの通りを隔てて斜めに対い合った位置にあります。今まで朝に晩に眺めてはいてもさ程に思わなかったその旅館が急に私には親しみのあるものと成って来ました。夕方にでも成ると私はこの宿から旅館の窓々を望んで、ア、向うでも燈火が点いたナなぞと思います。
・・・こういう人達が近所へ落合ったのですから、私共は随分違った立場から各自の旅の話を持寄った訳です。食事の時には三君とも私の宿の方へ来て、ここの食堂で一緒に卓に就くように成りましたから、一層話す機会が加えました。欧羅巴へ来てからの各自の経験、心の内部に起って来る戦い、所謂洋行なるものの歯痒さ、・・・    ⦆


更には河盛氏の記で
 私たちの世代の人間はみな大田黒元雄によって洋楽の新風について教えられたのであるが、ドビュッシーの名を初めてわが国に伝えたのは、明治四十一年(1908)十月号の『早稲田文学』に掲載された永井荷風の「西洋音楽最近の傾向」ではあるまいか。たとえ最初ではないにしても、ドビュッシーの音楽についてこれだけ詳細に紹介したものは、それまで誰もなかったことは確かであろう。
青年時代から西洋音楽を愛好し、ヴァイオリンをいじったり、上野の音楽学校専科に入学して、助教授橘糸重(ケーベル博士の愛弟子)についてピアノを学習したりした藤村が、ドビュッシーの名を知らなかった筈はないと思うが、しかし、「現代ユーロッパの最も進歩した芸術の一つ」という認識を持ったのは、パリで知りあった郡虎彦と連れ立って、シャンゼリゼー新劇場で、ドビュッシー自身の指揮したオーケストラを聞いたとき以来であることはまちがいない。今回は二度目であった。


藤村と大田黒氏とは出会っていないようですが、私まだ三分の二までしか読み進めていないのです。

この本によって島崎藤村という人物の再発見となり、長い作品ではありますが時代と共のパリが日本人の芸術家たちの情勢によって今日の私たちへの深い繋がりとなって生きているのです。

あー、読む本が溜まってきてしまっています・・・。
# by madamegrimm | 2016-10-22 12:27 | 人間 | Comments(4)

記録のみ

 秋晴れの爽やかな一日、母の一周忌の法事をおこなってきました。

写真撮るのをすっかり忘れるくらい諸々があっての行事、会食秋の味覚も満腹です。

阿弥陀仏になった母よ、有り難う、さようなら。
# by madamegrimm | 2016-10-20 20:48 | 未分類 | Comments(2)

昨日のコンサートから

 昨日の豊田弓乃氏のリサイタルでは珍しい作曲家の演奏が最初にありました。

舞台には6つの譜面台が置かれています。

あれ?6人も参加されるのかしら・・・

始まりました。弓乃氏一人が後ろの方の譜面台から弾き始めたのです。

音はむむむ、東洋的響き、日本の仏教よりもどちらかといえば東南アジア的響き、譜面台を数分ヴァイオリンで弾いては次へ移り、段々と音もエスカレートしていきます。

クライマックスの前方真ん中の譜面に辿り着いたときは音の頂点へ・・・。

現代作曲家・松下功(1951~)とおっしゃる方の『マントラ』という作品です。

プログラムによりますと無伴奏ヴァイオリンのために2001年に書かれ仏教の理念に関わる作品で、生きることの苦悩から逃れ、安らぎを得るための‘祈り’を音にしたためたいという思いで作曲したことが記されています。

マントラとはサンスクリット語で真言の意だそうです。

この日の曲目は他にプーランクのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、かなり激しい曲です。

デュオのモーツアルトを一曲。

グリーグのヴァイオリンソナタ第3番ハ長調作品45、民族的な強烈な演奏で幕を閉じました。

アンコールもお得意のフォーレなどありましたが、いつもと違う趣向が目につきました。

満席、ブラボーの声・・・演奏家の極みでいらっしゃいました。

お疲れ様でした。
# by madamegrimm | 2016-10-17 19:04 | クラシックはお好き? | Comments(2)

午後のコンサート

 上野文化会館前の巨木

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小ホールの方でいつもご案内を戴く豊田弓乃氏のヴァイオリンと海老彰子さんのピアノでデュオリサイタル。

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息の合った演奏でいらっしゃいました。

2日前の空も・・・

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今日は少し疲れました。おやすみなさい。
# by madamegrimm | 2016-10-16 22:52 | クラシックはお好き? | Comments(2)

 道端に小さな秋のタンポポが咲いています。

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こんな時期に咲くとは・・・花言葉「神のお告げ」でしょうか・・・もうひとつの花言葉「真心の愛」で・・・。

世の荒波を乗り越えてくるとひと休みしましょうと神のお告げが下りるのです。

がんばりましょう。

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# by madamegrimm | 2016-10-14 12:22 | 人間 | Comments(2)

何となくボーっと

 急に秋も深まり・・・いえ、まだそれほど日本列島紅葉にはなっていないようですが、まさに急に寒さが襲来してきたのです。

じっとしていますと肌寒く足も冷え慌てる衣替えとなりました。

大田黒元雄氏の時代とほぼ同時期の本を読んでいました。

最近の新刊本は値段も高くなり出来るだけ図書館で借りたいのですが新刊書は予約待ちしても平均半年は待たなければならず、新書ではなくなります。

今年の本屋賞をとられたのなどはいまだに図書館から連絡なし・・・。

段々と読む意欲がなくなってきます。よって古書街に行っては探し回るのでした。

その本のひとつ、『藤村のパリ』(新潮文庫)河盛好蔵著です。

1900年代、島崎藤村が船でパリに渡りポール・ロワイヤルの近くの宿で新しきものに出会って行く姿が河盛好蔵も同じような体験を踏まえながら今日の日本の土台となっていく過程がリアルに表現されていて、懐かしいフランスを思い出しながら楽しんでいます。

現ご時世のスピード情勢とは異なり、人間の息吹きを感じます。

どんどん変化して行く中でコンピューター人間まで出来てその人工頭脳ロボットなどに出会い見つめられるとはたしてこの方は私をどのように捉えて頭脳に収められるのか・・恐ろしい時代に入ってきているような気がしてなりません。

落ち着かない日々、モーツアルトのピアノ曲を聴いています。

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# by madamegrimm | 2016-10-11 14:44 | Comments(4)

懐かしき響きから

 1900年製スタインウエイ、アメリカの工場からドイツのハンブルグに部品を送って製造していた時代のピアノ。『大田黒元雄のピアノ -100年の余韻ー』CDが発売されました。

青柳いづみこさんが弾いていらっしゃいます。

1917年にこのピアノを買われた大田黒元雄(1893~1979)とおっしゃる方の持物でありましたスタインウエイを蘇えらせその記念館で青柳いづみこさんピアノと、連弾では高橋悠治さんとのCD、そのライナー・ノーツ執筆が沼辺信一氏です。

沼辺氏はプロコフィエフ研究又は20世紀音楽がご専門でいらっしゃいますが、このスタインウエイのピアノをその当時、たまたまプロコフィエフが渡米のさいの通り道に日本に数週間滞在、大田黒の家を訪れそのピアノで弾いたのでした。

このような出来事には私はものすごく興奮するのです。

演奏会ではない個人への演奏をお披露目してくださるなんて、何て素敵なことでしょう。

詳しい事は沼辺氏が事細かに写真入りで執筆してくださっています。

この時代は私の両親の生まれた頃で母の母、つまり祖母ですが同時代で、モダンなクラシック音楽が盛んな頃なのでしょう・・・
その母の実家に戦争中家族が居候していた頃、蔵に祖母が弾いていたらしきヴァイオリンが鎮座ましていまして、まだ私は2~3歳、その楽器が気になって気になって忍び込んではどのようにして鳴らすのか興味津々なのでした。

残念ながら戦後すぐはヴァイオリンなどとても習えたものではありませんでしたが・・・今こうして音楽の歴史をひも解いて行くと明治大正昭和の重みは今に引き継がれ大切に残していかなければ未来への発展には繋がらないと飛躍してしまいましたが、昨日の発売CDを聴きながら思うのでした。

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# by madamegrimm | 2016-10-08 11:49 | 人間 | Comments(4)

只今銀座は大賑わい

 いやはや リオ・オリンピックのメダル選手のパレード真っ盛り!

新橋から銀座4丁目の交差点を通って日本橋までをトレーラーに乗った選手たちが観衆に手を振っています。

裕次郎の兄、石原慎太郎の発案とか・・・、今、豊洲問題でどのような決着になるのか注目されているひとりです。

ま、派手派手の白バイまで先頭に立てトラックの両脇は歩きながらの警備の人々、石原軍団好みの国家の行事・・・まいったなー。

大衆をこのような方向に向けて裏では今、どのように動いているのか・・・。

死のロードに向かわないことを祈るばかりです。

爽やかな秋日和、昨日は脱真夏日(船木くんの言葉)と蒸し暑い日でしたがホッとしているお昼です。

銀座のあの人混みに出かけたら吹き飛ばされそう・・・。
# by madamegrimm | 2016-10-07 11:46 | 未分類 | Comments(2)

 台風18号が沖縄本土に接近しています。特別警報が発せられました。沖縄地方の方々、呉々もお気をつけになってくださいませ。

先程、今年のノーベル賞第一号発表に生理医学部門の大隅良典氏と言う方が受賞なさいました。

栄養学です^^ 基礎生物学で細胞の中にオートファジー(自食作用)があることを研究している方です。

私は人間の生命はタンパク質が重要な位置を担っているのではないか、と自分も端くれの栄養士でもあり、食の配分をいつも考えての日々ではありますが、生きる上では睡眠や運動もバランスを保つのにはかかせませんが、このオートファジーというリサイクル現象は何となく思っていたのでした。

遺伝子とも関係してくるでしょうが人間生きものの摩訶不思議が学問的に解明されていくことにあらたな喜びを感ぜずにはいられません。

まだまだ体力が衰えない自分に遺伝的なものもあるのでしょうがこのオートファジーという作用で、社会の中で仕事をさせてくださるところがないものか・・・今日も近くの食堂でチキンライスを食べながら想うのでした。
# by madamegrimm | 2016-10-03 19:52 | 人間 | Comments(2)

水引草からの連想

 茨木のり子の詩に「寸志」がある

 どこかで 赤ん坊が発声練習をしている

 から始まって 最後に母国語に御礼を言いたいが

 と寸志の気持で詩を書きとめる女流詩人

 神無月に入って 暑い晩夏からようやく日々の暮らしへと移行

 気がついてみれば 寸志も出せない憂き世のしがらみ

 こんなはずじゃなかったな と彼女も「冷えたビール」で云っています。

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# by madamegrimm | 2016-10-01 18:58 | 私の詩 | Comments(2)

少し酔っています

 今日は「初秋涼夕」(しょしゅうりょうせき)と気象予報士の船木くんがいっています。

湿気少なめの一日になり、午後は歩き回ってきました。

彼岸花はもう枯れかかっています。

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先日の敬老の日、私が歳をとったせいか、あるところからフランス、ボルドーの赤ワインが数本送られてきました。

今日は爽やか日よりでその中の2012年Rouge Gorgeを開けて何故か諸々を作ってしまいました。

買い置きの品々ではありますが、その赤ワインとよく合い、あまり強くない私がボトル半分を空けてしまいました。

贅沢なのか質素なのか、我が腕のなせる技でございましょうか・・・。

メニュー:鶏もも肉のワイン蒸し、アラビアータ、カボチャとさつま芋のグラタン風、フレッシュサラダです。

赤ワインがピッタリ。

カボチャとさつま芋のグラタンは本日の「おしゃべりクッキング」参照です^^

こんな贅沢が出来るのはもう最後かもしれません。

昨今、自分で買いこんだ新本、ここずーっと再読に明け暮れています。

人間の極みのような世界情勢の中でこの国の冷えきった心の数々のニュースを知れば知るほど、辛く悲しく哀れな人々の行為に自然の怒りと並行してどこまで突き進んでいくのか、何とも言えない怖れを感じる日々です。

人間は愚かではないことを祈るばかりです。

少し身体と精神を温めてください。そして幸せとは何か・・・考えましょう。

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# by madamegrimm | 2016-09-30 20:07 | 「新」文章で綴る料理 | Comments(2)

植物でこの蒸し暑さを

 台風17号の風が関東にも湿気となって蒸すこと蒸すこと・・・。

涼を呼ぶ自然の力を掲げます。

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b0105259_23125672.jpg彼岸花一輪とはなみずきの実
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                       紫式部    

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                  枯れない紫陽花

 枯れ始めた私、本日、買い物の帰り、近くのヴェローチェで冷たい物をとマンゴーソフトをとって椅子に座ろうとした時、テーブルにこぼしてしまいました。あー!

ごめんなさい・・・、店員の優しい女性が綺麗に拭いてくださいました。

恥ずかしくなさけなくしゅんとして本を読み始めましたら、もう一人の店員の優しい女性がそっと同じ飲み物を持ってきてくださいました。

自分の粗相でしたのに恐縮・・・申し訳ございません。有り難うございます(>_<)

蒸し暑い疲れた日の夕方の出来事です。

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# by madamegrimm | 2016-09-26 23:36 | 樹木草花 | Comments(2)

国際展示場駅に下車

 3日連続で蜜な外出をしてしまいファティゲ!です。

次姉のところにお線香も上げにも行けない・・・。

雨降りばかりの中、国際ブックフェアー展示場と講演を聴きに初めての駅に下車。

右も左も分からずおおぜいの人の流れに身をまかせ歩いて行きました。

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大きな大きな建物の中です。そして目的の今年の講演をしてくださる内田樹氏と茂木健一郎氏を聴きに7階の会議場へ。

早く着いたので2階のブックフェアー展を見て回る。硬き懐は緩みませんでした^^

さてさて会場に着いてみたら凄い・・2千人位入る場内は満席です。

行列して入って行列して出るを2回もくり返させられました。

午後1時から内田氏、3時から茂木氏になっていて私みたいにお二人の講演を申し込んでいた人たちが多く、流石今をご活躍の有名人、無料で聴けたのですからシ ア ワ セ !

内田樹氏のお題は『だから今、本を読む』です。

1時間の講話の中、2004年から変わって行った日本の大学教育を本音で語っていられました。

教育の本質、本を読むことによって人間の興奮や成長していくわくわく感などが知性の発動になって小さい時から読書によって外部をつかんでいき見たこともない風が吹いてくる・・・。

イエスマンばかりの今の世の中、だから今、本を読む。なのでした。

内田先生、少し緊張気味でいらっしゃいましたのか・・いつもそのような方でいらっしゃるのか・・初めて目の前にして私も少し興奮気味でした。

午後3時からの茂木健一郎氏のお題は『人工知能に負けない「本の読み方」』、脳科学者でもいらっしゃいます彼はテンポの早いスピーチであっという間に1時間が過ぎてしまいました。

彼がおっしゃっていらっしゃいましたが、すぐにユーチューブでUpなさるそうですので多分いまごろはもうトークが流れているのでは・・と推察されます。

最後に質問の時間をつくっていられましたが、質問者、つまり聴衆の方ですが、素敵な質問を皆さましてらして、あらためて本当は皆さま深いなーと現社会のマスメディアに振り回されないように気をつけなければいけないと感じながら疲れ果てた身体をビールで癒してきました。

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# by madamegrimm | 2016-09-24 13:24 | 人間 | Comments(2)

 今日は第3水曜日、都美術館のシルバー日です。

明日までの展覧会『ポンピドゥー・センター傑作展』を観に行ってきました。

フランスのパリ中心に建てられている独特の建物、国立総合文化施設でもあるセンター内の近代美術がひとりひとりの芸術家の作品と一緒に言葉が書かれた20世紀作品展です。

1945年はどなたの展示もなくシャンソンの「バラ色の人生」が微かな音で流れていました。おしゃれな企画です。

ピカソもマチスもデュフィもやはり目を引きますがシャガールの2メートル以上の大きさの絵は圧巻でした。

シャガールの一番幸せな時の作品です。観る方も思わず幸せ感が・・・

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作品名は『ワイングラスを掲げる二人の肖像』です。

彼の言葉は「私を空想的だと言わないでください。その反対で、私はリアリスト。私は大地を愛しています」マルク・シャガール

年々上野に行くたびに疲れがましてきます。同時展で『木々との対話』というのも開催されていましたが、木を愛する私はちょっと物足りない展でした。

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                      やはり切らない木が好き(上野公園の苔むす木)

帰路、西洋美術館の中にあるレストランで遅めのランチでひと休み。

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まーまーの味でした。

さて、外食ステーキはこれで止めましょう。
# by madamegrimm | 2016-09-21 20:47 | フランス事情 | Comments(6)

晩夏と初秋

 もう台風ばかりの気象情報で毎日毎日傘を持っての外出、気持もすっきりせず、豊洲問題もすっきりせず、読書も前に求めていた川上弘美の『大きな鳥にさらわれないよう』(講談社)をようやくページが進んでいるのですが、こちらもすっきりせず、疲れる世の中ですねー。

ひまわりだけは優しい微笑みを投げかけてくれます。

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暑い夏も終わり、お疲れさまでした。

暑さ寒さも彼岸まで・・・ある方のブログには彼岸花が素敵にUpされていましたがこちらはまだしっかり蕾のままです。

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中秋の名月もどんよりの空からは見られませんでした。

野草の穂が道端を固めています。

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# by madamegrimm | 2016-09-18 19:56 | 樹木草花 | Comments(2)

木を見つめる

 木を見ていると 落ち着くのです

 大きな木が好き 下から見上げて微笑む

 目の前の木肌と 徐々に徐々に頭上の枝振りが

 広がって天を蔽っている姿

 隙間の青空から 葉陰に光を射して

 優しい風となって 私を照らす

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                傷つけられた木それとも脱皮・・
# by madamegrimm | 2016-09-15 12:59 | 私の詩 | Comments(2)

ブルターニュの思い出と

 今から27・8年前の事です。

暮の大晦日に着いたブルターニュ地方の最先端、荒れ狂う大西洋の荒波を見た時、寒さと共に凍てつく岸壁のコンクリートの姿がモネや画家たちの作品とだぶってふと歴史のもの悲しさとなって襲ってくるのでした。

先日からドビュッシーの世界に浸っていて、その前奏曲集の中にいくつかの曲にブルターニュ地方の情景と繋がる話があります。

ドヴァイヨン先生がまとめられたドビュッシーの島々でⅠ・植物の島 Ⅱ・風の島 Ⅲ・文学の島 Ⅳ・ユーモアの島 Ⅴ・神秘の島 Ⅵ・過去の島 Ⅶ・静寂の島 Ⅷ・踊りの島 Ⅸ・旅の島 Ⅹ・不思議の島 ⅩⅠ・ヴィルトゥオーゾの島とこのように11の島に分けて解説してくださっています。

この中で私の好きな曲、「西風の見たもの」第1集の7曲目ですが、西風まさに大西洋から吹き荒れる風がブルターニュ地方へぶつかるその姿が音楽とともに過去の思い出となって押し寄せてくるのです。

そしてもう一つ、「沈める寺」第1集10曲目ですが、こちらも私の思い出の曲となりました好きな作品ですが、やはりこちらの本で知りました大昔に波に飲み込まれたYs村という伝説の都市のお話があったそうです。

その神秘的な物語の教会をあらためてあの時のブルターニュの教会のミサに参加し、厳かな神秘に包まれた体験はこの音楽からも読み取れ、益々私はエスカレートしていくのでした。

ドビュッシーという作曲家は生い立ちや経歴などとは関係なく作品からだけで人間のふくらみを感じる方です。

まだまだ続きそうです。

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      ドビュッシーの肖像
# by madamegrimm | 2016-09-11 13:04 | クラシックはお好き? | Comments(4)

午後の空

 むてっぽうな空  虚空

 空しくなる嵐ばかり   空を見上げると

 もくもく雲に覆われ 青い空は希望を隠すように

 遠くで泣いているのかな  

 オレンジの光が 微かに夢を はこんでくる

 西風でしょうか・・・ 柔らかな音が聞こえてくるよう

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# by madamegrimm | 2016-09-09 23:23 | 私の詩 | Comments(2)

鬱陶しい毎日の中

 
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ここはビルの中から撮影・・・そう、丸の内のオアゾーです。

maru氏が求められた本があるMaruzenの入っているビルです。

フランス人であるピアニスト、『パスカル・ドゥヴァイヨンとめぐるドビュッシーの島々』というドゥヴァイヨン先生ならではのドビュッシー解説書です。

昨夕はこの前奏曲集第1卷Ⅳ番目の作品題「夕べの大気にただよう音と香り」をじで行く気候でしたが、一事が万事ドビュッシーの前奏曲集第1卷と第2卷集には音と香りの詰まった作品集です。

ドヴァイヨン先生の経験豊かな様々な島にたとえて進めていく内容はピアノを弾ける者も弾けない者も魅力となってひきつけさせてくれます。

この人間に出会う事のないドビュッシーの世界、ひとりひとりの感受性のみの詩の音と香りにもうすぐ「枯葉」(第2集第2曲)の時期、独自の語法とドヴァイヨン先生はおっしゃっていらっしゃいますが静かにこの鬱陶しい日々を少しでも離れて人のいない美の世界に身を置く・・・そんな気持ちにさせてくれる楽しみの書でした。

今、「月光の降り注ぐテラス」(第2集第7曲)が流れています。

ドビュッシーの才能の神秘が聴こえてきます。
# by madamegrimm | 2016-09-07 14:04 | クラシックはお好き? | Comments(6)