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古代地中海世界の秘宝を見学

 THE GOLDEN LEGEND黄金伝説展が国立西洋美術館で開催されています。

地中海世界は私にとって非常に興味の対象で、古代ギリシャとエーゲ海を渡り黒海へとの繋がりやその周辺国々との歴史の深さにはいつも驚きの目が向けられるのでした。

素敵な展覧会を楽しんで参りました。

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ラファエル前派の方の絵で題名が『GOLDEN SHOWER(黄金の雨)』
この展覧会を観てこのような気持ちにさせられました。

見てください! 紀元前6世紀頃シリアで制作されエジプトで発見された美しい細工のペンダントです。

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ヴァルチトラン遺宝も展示、ブルガリアのブドウ畑から働いていた兄弟が金属に触れ、豚の餌を入れてしっかり豚が舐めきったところで光り輝くその入れ物に驚く二人であったそうな・・・。
まるでアルミ鍋の大きさです。驚愕!

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黄金の古代の人間社会はギリシャ神話がほんものとなって人々に影響を与えこの地球上の奥深い秘宝となり今日の私たちに影響を与え続けるのでした。

クリムトの絵、『人生は戦いなり・黄金の騎士』

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キャンパスの下地は金で塗られています。

ふー、ひと息・・・

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外は晴天、考える人です。

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by madamegrimm | 2015-10-31 12:20 | 人間 | Comments(2)

クララ・ハスキルのモーツアルトを聴いています

 1896年ルーマニア・ブカレスト生まれの20世紀代表する女流ピアニスト、クララ・ハスキルは私の若い時からの憧れのピアニストでありました。

CD版になってからもいくつか聴いておりますが、今、流しているのは1954年10月ウイーンで録音されたモノラル録音です。

モーツアルトピアノ協奏曲第23番イ長調K.488、Mein Sohnが16歳の時弾いた曲ですが懐かしく聴き入っています。

ハスキルは幼いころからウイーンに住みリヒャルト・ローベルトに師事、8歳でデビュー、このK.488を弾いたそうです。

その後、パリ音楽院でフォーレとコルトーに学び、15歳で主席卒業、ブゾーニの教えも受けています。
沢山のソロ活動の他、イザイ、エネスコ、カザルスらと共演、晩年にはグルミオーとのデュオは名盤です。

その戦後の演奏であるこのCD版は大木正純が解説を記していますがその中で彼女の特徴を表現していられます。

ハスキルは、作曲者の内面にじっと耳を傾けながら、持前の透明感の強い、しかも底光りのするような、えもいわれぬ音の色合いを通して、モーツアルトの心の鼓動をそっと語り出してゆく。感じるものがどれほど強かろうとも、彼女は決して饒舌には走らない。鍵盤の上ではむしろ寡黙である。そしていつもどこかに、静かな悲しみを秘めているように思われる。その悲しみは、たとえばイ長調K.488のアダージョがまさにそうであるが、そくそくときき手の胸を打たずにはいない。しかしその一方で、それをきく私たちの心には、真の感動とはこのように静かなものであるという思いが広がって、かえって暖かな幸福感に包まれてもしまうのである。

モーツアルトのピアノ協奏曲を聴いていますとヨーロッパの音楽ではありますが人間の真の魂が東洋のこの国にも普遍的に響いてきてクララ・ハスキルの洗練されたピアノの音に静かな安らぎを感じるのでした。
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by madamegrimm | 2015-10-29 13:15 | クラシックはお好き? | Comments(4)

早や木枯らし吹く

 24日の夜、木枯らし第一号到来。急に寒くなってきました。

次の日の夕方、公園を通って隣町まで歩いて買物に出かけた時、ドングリがいっぱい・・・

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子どもたちが遊んだ後でしょうか、ドングリケーキ?どんぐりお家?可愛いどんぐりさん。

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しゃきっ しゃきっ 歩くとはじける音とひんやりとした空気が身体全体に響く。

母を亡くした寂しさが身に沁みる。

気分転換、知らない町の商店街の活気に癒される。

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by madamegrimm | 2015-10-26 10:23 | 樹木草花 | Comments(2)

Meine Mutterの最後の三日間

 早朝、携帯メールが光る。

母の側で自宅介護をしてくれている姉から「昨夕 訪問医が見えました。だいぶ危険な状態になっています。」の連絡を受ける。
急いで着替えをして一番の電車で駆けつける。
朝焼けの太陽の光が空を赤く染めている。
母の顔を見るとまだ大丈夫の様子・・・昨夕のお医者様の話を聞く。
しばらく寝息を聴きながら背中をそーっとさすったり、3階に住んでいる弟夫婦等と雑談したりしてお昼すぎまで様子を見る。
姉が「お水飲む?」と聞くと微かにうなずく。吸い口で三口程やっと飲み込む。

次の日、デパート開店一番に入って姉の分と二つ、お弁当を買って行く。一日雨。
この日はいつもはお風呂に入れて戴くようですが湯ぶねには浸からずタオルで全身をゆるやかに拭いて戴く。
手と足の爪も上手に切ってくださる。
さっぱりしたので姉が「気持ち良かった?」と聞くと少し首を横に振る。皆で「ああ、やっぱりお風呂に入る方が気持ちがいいのね」と笑う。
新しい下着とゆかたの寝間着に着替え、又、吸い口で水を少し飲む。飲むときが苦しそう・・・。
疲れたようで少し口を開けながら鼾をかいている。
夕方、担当医の先生が見える。血圧、酸素数、脈拍を計り前回とそう変わりないよう・・・。
声をかけると疲れるようなのでしばらく様子を見て帰る。

三日目、またお弁当を用意していこうとバスに乗ってしまったら雨降りでもあり道が渋滞、気になって姉にメールを打つと昨日より調子が良いので別に時間は気にしないようにと返信がくる。
デパートでお弁当や諸々を買って母のところに着き、姉が母に私の名前を言ってくれる。
手を持ち声をかけると微かに目を開けて私をじっと微笑むような顔で見て少しの手を握り返してくれる。「擦りましょうか」と聞くとうなずく。
首の後ろに手を入れそーっと擦ってあげる。姉と背中にも腰にも手を入れてさする。
気持ち良さそうにされるままに・・・。水も一口だけ飲む。
モーツアルトやブラームスの子守歌を耳の傍で静かに歌ってあげる。

朝ぼらけ、次姉より携帯電話が鳴る。

18日 午前2時40分静かに息が止まり、担当医に連絡、午前4時半死亡確認。

大正3年(西暦1914年) 真宗大谷派東本願寺・新潟のお寺の長女として生を受けた母は姫として幸せな子供時代を過ごし女学生の頃、医学生のMein Vaterに見初められ医者医学博士となった父と結婚、戦争をはさんで子供4人とともに長い人生101年を歩んでくれました。

決して人の悪口陰口を言わない心優しい母でした。

通夜、葬儀、初七日はお香典等辞退させていただいて、真宗會館にて家族葬を従弟の御経によって執り行われました。

人生という学舎を卒業して阿弥陀様のもとへ旅立ちました。

   享年102歳   
                合掌
                            南無阿弥陀仏・・・・・・

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     白いカーネーションの花言葉:《私の愛は生きています》 《純粋な愛》
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by madamegrimm | 2015-10-23 21:52 | 人間 | Comments(8)

ヤマボウシ

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    やまぼうし

    ごろうじて

    かげぼうし

    さらなるごろうて

    かくれんぼ

    ごろごろしていて

    はがくれに

    白花みせて

    実をみせず

    秋というのに

    きみこいし

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by madamegrimm | 2015-10-14 09:08 | 私の詩 | Comments(4)

福永武彦著『忘却の河』(新潮文庫)を読む

 図書館で池澤夏樹の雷神・風神のつくエッセイ集を読んでいましたら父上の福永武彦の小説『忘却の河』の事が書かれていて読み始めたのですが借りた文庫が実に小さな文字でまいったなーと思い本屋さんを訪ねました。

ありました、2年程前に新しく発刊されていて文字も少し大きく読みやすいのです。

やれやれと思いながらあれもこれもの乱読になってしまい読み始めてから何とひと月、ようやく昨夜完読です。

福永氏独特のテンポで第一章から7章までの構成になっていてどれにも題名が付いているのですが全部繋がっていて読み応えのある素晴らしい小説になっています。

「私」という主人公の男性が繰り広げる出生からの一生に近いドラマと申しましょうか、丁度、自分の親の代から娘時代の情景がまるで同級生の友だちの家族を映しだしているような錯覚に陥る内容なのです。

作家の孤独な魂が美しい描写となってロマネスクの彫像のように私に迫ってきて何て上手な小説をお書きになる方なのだろうと、読み終えて幸せ感にひたっている自分なのでした。

昔、芹沢光治良という作家がおられましたが『パリに死す』という作品を読んだとき、男女の心の葛藤があの時代を生きる者にとって強く惹かれる何かがあったのですが、その反対側から男と女の魂の表現を静かな川のごとく人生をいかように生きて行くべきかを説いているような深い美しい作品でした。

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by madamegrimm | 2015-10-10 10:49 | 人間 | Comments(4)

紅葉の始まり

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by madamegrimm | 2015-10-09 18:42 | 未分類 | Comments(2)

映画『Im Labyrinth des Schweigens』(顔のないヒトラーたち)を観る

 有楽町のエトシアビル4階で上映しているドイツ映画『顔のないヒトラーたち』を観る。

ドイツ語で`Im Labyrinth des Schweigens’沈黙の迷路の中に’とも訳すのでしょうか、アウシュビッツ裁判までの若い検事の苦闘を描く映画です。

正義感に満ち溢れた若い検事が徐々に徐々に正義の葛藤の中で正しい事とは何か苦しみながら正義の追求を辞めようともがくのですがやはり検察官へと復職していくのです。

アイヒマンが南米で捕まったころのドイツ・フランクフルト裁判実話です。

戦後の若者たちほとんどがアウシュビッツを知らない・・・ことに、ある記者によってナチスに関わった人間たちがなにくわぬ姿一市民として社会で働いている事を知ってばく大な書類から捜しだしていく若き検事。

演じている俳優たちは検事総長の一人をのぞいて皆戦後生まれです。

戦争の残酷さを知って行く彼らの苦しみがリアルに表現されていて、この話はドイツだけではなく戦争という悲惨さを世界共通の人間の問題として歴史を再認識して希望へと繋げていってほしいと考えながら映画館を後にしたのでした。

今日は映画の日であったのか、チケットと一緒に200円の食事券がついてきて帰り3階の中華レストランで担担麺定食ランチを新幹線が通過するのを見ながら戴いてきました。

久しぶりに辛~い坦々麺、おいしかったー!

またまたスタスタ歩いて東京駅まで、風が爽やか。

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by madamegrimm | 2015-10-07 21:33 | 人間 | Comments(2)

歩く日々

 良いお天気が続いています。

今日は母(大正3年生まれ)の見舞い後、出来るだけ歩くようにしてバスにも乗らずスタスタ・・・。

昨日もスタスタ・・・、いつもの場所の花壇。(三井ビル)

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夢を話してくれた母、「桜の花の下で子どもたちと踊って足が疲れたの・・・」ほんとに疲れたようで足を揉んでもらっていました。

大好きな桜の花と子供達に囲まれて幸せそう・・・。

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                           ザクロの花です(花言葉:円熟した優雅さ^^)
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by madamegrimm | 2015-10-06 22:58 | 樹木草花 | Comments(2)

秋はベートーヴェン

 発達した低気圧の猛威も通り過ぎ秋晴れの爽やかな土曜日の今日、布団を干したり諸々をしながら昨夕の事を考えています。

都心のデパートへ化粧品を買いに出かけその足で夏にお邪魔した音楽喫茶をふっと訪れてみたく寄ってきました。

Peliodです。時間外で来客中のところを入れて戴きました。

コーヒーを注文し、いつもの場所に坐って、前に帰り際ちらっと話して置いた『弦楽四重奏』をお願いする。

すぐにベートーヴェンの弦楽四重奏15番と16番が行き届いたオーディオの美しいボリューム音で部屋いっぱいに流れてきます。

また独り占めしているようで申し訳なく思いながらマスターのKein Problemに甘えて聴き惚れる。

ベートーヴェンの境地を自分ながらの自由奔放解釈で聴いていると、晩年のベートーヴェンが人間限界ぎりぎりの精神で音を繰り広げ、その作曲家が天と地の間(はざま)を行き交う姿となって私に響いてきます。

美しいです。

あと、ヴァイオリンとピアノのソナタ(シェリングとヘブラー)を懐かしく聴かせていただきお店を後にしました。

もう日本の値の張る気遣いを伴うコンサート会場には行かれなくなった私ではありますが、このような音楽喫茶があることにクラシック好きの自分への喜びになるのでした。

帰路、会社勤めの方たちのラッシュアワーにぶつかってしまいましたが、心が晴れ晴れの時は苦にならないものです。不思議ですねー。

今、同じアルバンベルグの演奏を聴いているのですが、やはりあの喫茶の音は素敵!

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マスターさま、ありがとうございました。
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by madamegrimm | 2015-10-03 12:08 | クラシックはお好き? | Comments(4)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
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