Oyo-の日々

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私の日常(madame grimm)

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 ここず~っといろいろなことがあり、いつも気持が追い立てられている中、ようやく先日雑誌「すばる」5月号を一冊見つけホッとして読み始めました。

少々‘多和田葉子’中毒になってしまっているようでこのカフカ作品『変身』を彼女なりにどのように訳して現代風作品に仕上げていらっしゃるのか、大変興味が惹かれました。

若い頃、カフカよりも阿部公房の作品に興味を持ち、意味不明の物たちの登場でどうしてこのような作品になっていくのか不思議に思って調べていくとカフカ(1883~1924)にぶつかり、翻訳物を手にしてみたものの、益々理解不可能で投げだしたものでした。

その『変身』 多和田氏は「かわりみ」とふりがなをふっていらっしゃいますが、「すばる」5月号にドイツ語からご自分の趣旨で日本語に変換していらっしゃった文章が私にも読めて〈あ~、なるほど・・・〉とカフカが何を言おうとしているのかが微かに理解できる作品になっているのでした。

グレゴール・ザムザという人間から甲虫に変身していく過程から家族や社会から見捨てられ、生き延びることができなくなって異物となり捨てられるのですが内容は今を生きる人間たちにとっても深く突き刺さってくる作品なのでした。

多和田さん、しっかり拝読しました。 ありがとうございます。
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by madamegrimm | 2015-04-29 16:31 | 人間 | Comments(6)

孤愁2

 
 神保町一ツ橋口のエスカレーターを上ると

 ビル街の静かな日曜日

 まるで神の雫のように光る路端のツツジ

 一瞬、重圧からの開放。


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by madamegrimm | 2015-04-27 06:27 | 私の詩 | Comments(3)
 
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4月18日から始まりましたこちらの展覧会、知人からご連絡を戴き、早速に新宿まで足を運びました。

ユトリロの母ヴァラドンは画集からは知っておりましたが直接このようにユトリロと並べて作品を観たのは初めてです。

大変良い展覧会をご紹介くださり有り難うございました。

会場を入ってまず母親を中心とした系図が目にはいります。

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ヴァラドンの濃き人生が彼女の作品にも表れていて、ユトリロを18歳の時に出産し、私生児として育てられながら母の恋多き72年の人生と共にモーリス・ユトリロの一生は精神神経症やアルコール依存症等様々の葛藤のなかでのあのユトリロの作品、パリのモンマルトル風景が生まれていったのでした。

私もパリに住んでいました時、日本からの来客があるといつもモンマルトルのサクレ・クール寺院や今はシャンソン喫茶のラパン・アジールへ案内したり、モンマルトルの通りをユトリロが描いていた話をしながら歩いたものです。

懐かしい通りのユトリロ風景と母スュザンヌ・ヴァラドン(1865年~1938年)との対照がリアルに愉しめて、モーリス・ユトリロ(1883年~1955年)の心象風景となって色濃く理解出来るのでした。

帰路薔薇の季節が始まるいつもの花屋さん

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何か凄い人間っぽくて、母・ヴァラドンの芸術を生み出す自由奔放にならざるを得ない姿を見て育った子・ユトリロの繊細さに深く考えさせられる作品群でした。バラの花が震えています。

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by madamegrimm | 2015-04-24 18:55 | 人間 | Comments(4)
日照り不足で野菜が高騰しています。

毎日欠かせないキャベツ、レタスなど通常の倍の値段!今朝のサラダは水菜とトマトでした。

今晩の食事は豆乳しゃぶしゃぶといきましょうか・・・。

食材は残った水菜、ピーラーで薄切りにした人参、しゃぶしゃぶ用豚肉、ポン酢の豆乳鍋。

ご飯、野沢菜漬物、小女子の佃煮風。以上です。シンプル シンプル!

花を探しに散歩に出ましょう。

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バックからベートーヴェンの弦楽四重奏16番ヘ長調135が聞こえてきます。いつ聴いても人間の苦悩が・・・。

昨日のマイ記事への「検索キーワード」いくつかの中にHaushahnと・・・。家のおんどり!何これ!すごく侮辱された感じ!
鶏肉好きでない私はカチン!古希をとっくに過ぎた人間に向かって奮い立たせる言葉ですね。
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by madamegrimm | 2015-04-22 12:12 | 「新」文章で綴る料理 | Comments(4)

もやもやという日には

 今朝ラジオを聞いていましたら今日4月20日は穀雨という日のようで字のごとく田んぼを耕すための貴重な雨という意味でしょうか、午後からかなり本降りの雨です。

空気ももやもやでこんな日は用事も兼ねて近くのデパートへ・・・。空いていました。

ランチを食し、皆さまが観ている『バードマン』という摩訶不思議現代劇アメリカ映画を観賞し、この鬱陶しい空気をスカッとさせてきたのでした。娘役のエマ・ストーンという女優が個性的魅力。

人間の心は本当に大変です。

先日T-Zeitung夕刊の名記事‘大波小波’に『貧乏と貧困の違い』というタイトルで、柳美里さんの本『貧乏の神様』(双葉社)のことが記されていて、おやおや、作家って大変なんだー、これは購入してあげなければ・・とこちらも貧乏ですが^^ 読み始めましたらやはり芥川賞(1997年)を受賞なさるだけの筆の立つ方でした。

凄い内容!まさに身を粉にしての日々の奮闘に驚きと出版界のリアルさにはビックリです。

この大波小波の終わりに「こと文学を志す者は、収入をあてにしてはならぬ。(これってちょっとひどい)作家とは異形な魂を抱えた社会の余計者である。出版社が稿料を払わないのは論外だが、銭金にとらわれず、心の荒野を突き進んでほしい。」と・・・。

とかく人間社会は難しい。

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by madamegrimm | 2015-04-20 20:32 | 人間 | Comments(2)

黄砂が飛ぶ春の一日

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                              ハナミズキ白

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                             小鳥さんが^^あれ、見えない

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                         ぺんぺん草とタンポポ、あれぺんぺん草は?

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                        いつものキャフェで本を読む^^ 幸せ・・・

夜のニュースによりますと午後のお天気は相当の荒れ模様でありましたよう、こちらは、行きも帰りも太陽の光が道路を照らしていたのですが・・・不思議な空模様でした。
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by madamegrimm | 2015-04-17 20:48 | 樹木草花 | Comments(2)
 先日来、図書館より、もう待たなくても数冊外国書棚にパトリック・モディアノが並んでおり、この『イヴォンヌの香り』と『失われた時のカフェで』を借り、すっきりしない読書になってしまう今日この頃なのです。

言うなれば、とらえどころのないモヤモヤ感。それでも惹かれてしまうのは何か・・・ずーっと考えてしまっている。

単純に考えてまず世界一有名なノーベル賞という賞を去年獲得していること。唯単にパリジェンヌの世界をだらだらと記しているのではない。

どの本を読んでもパリの街の地名がものすごく多い。それもフィクションではなく本当の地名なのだ。方角も。

そして映画俳優たちが実にリアルに登場し、モディアノの父母の世界が第一次第二次世界大戦最中の情景と共に間接的といいましょうか記憶を辿るような表現があちらこちらに再現されている。しかし彼は1945年生まれ。

最後には深い喪失感が時間のズレと共に襲ってくる。

もう4・5冊読んだのですが、皆どれもパリの街に訪れるロマンから徐々に徐々に何かに引きずられて凄いアクションがありその表現力に圧倒され、まるで映画を観ているような錯覚に追いやられるのです。

そして私、気がつきました。人間は永遠の繰り返しということに。

いえ、私が気付いたのではないのでした。既に解説者、翻訳者たちが記しています。‘永遠のくりかえし’

前にも記しましたが大人になれない、とはそう言うことなのでは・・・。

絵画で言ったらクリムト?いえ、違うかなー。
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by madamegrimm | 2015-04-15 22:21 | 人間 | Comments(2)
桜の優しさから

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今日、突然の荘厳なシャクナゲが目に飛び込んできました。

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ツツジ科のこちらの花、世は危険ですよ、注意せよ警戒を発しています^^

太字にしましたのは全てシャクナゲの花言葉です。タイトルの威厳と・・・

雨に濡れて美しいでした。
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by madamegrimm | 2015-04-13 17:31 | 樹木草花 | Comments(4)

新しく挑む

 孤愁

バス停の後ろの山の静けさにふと気づき

夕暮れ前の生きものたちの息づきが聴こえてくる

バスの到着までまだ10分もある

山々の尾根上を空に向かって一羽の鳥がシルエットのように飛んでいく

そうだ うぐいすを呼んでみよう 

子供の頃練習した口笛 ホーケッキョ!いえもう少し上手いはず ホーフッヒイェ!

後ろの山より もう休もうとしていたうぐいすが微かに答えてくれました

ホーホケキョ!ケキョ・・ケキョ! 嬉しい 繰り返す

お休み前 お邪魔をしてごめんなさい

でもありがとう もうすぐバスが来ます。
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by madamegrimm | 2015-04-12 17:35 | 私の詩 | Comments(4)

古い童謡ですが・・・

 今日も寒い日でストーブにあたりながら春の草花を想っておりました。

菜の花や桜の花もこの寒さでは縮こまってしまっていますでしょう。

そういえば先日百歳の母のところへ行きました時、何気なく歌詞とそのメロヂーが口ずさみ母を喜ばせたのでした。

その歌は『朧月夜』

菜の花畑に 入日薄れ
見わたす山のは かすみふかし
春風そよふく 空を見れば
夕月かかりて にほい淡し

里わのほかげも 森の色も
田中のこみちを たどる人も
かわづのなくねも かねの音も
さながらかすめる 朧月夜

この朧月夜(おぼろづきよ)は大正3年に尋常小学唱歌6年生用に作られたようです。

まさに100年前です。

春の霞がかった情景が目に浮かびます。

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                      海野光弘画集より

日本的原風景の繋がりから・・・^^
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by madamegrimm | 2015-04-10 20:49 | クラシックはお好き? | Comments(2)

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