27日木曾の御嶽山が爆発しました。

昔からこの御嶽山は信仰の山として親しまれ紅葉の季節は三千メートル級の高い山でもその親しみから沢山の人たちが訪れる山でした。

ここ連日、多くの犠牲者と共に美しい山が死の灰と化しました。悲しいことです。

この国は自然と共に生きていく国です。その中での人間の生き様にはドラマとなる力強い人生を歩まれる方もいます。

そうなんです。何か「花子とアン」のドラマが終わりましたら次は「マッサン」とかいうお話が始まったようで、それを意識して読んだワケではございませんが、偶然また新刊書コーナーで見つけた本なんです。

ウイスキー・・・、この世界は子供の頃から家に外国のウイスキーが鎮座ましておりましたもので、私はアルコール度が強くてそれほど好みのお酒ではありませんでしたが、家族につられて味見だけは人並みに試したものでした。

おおお、ウイスキーの内容の本、ついこの間、ラム酒のお話の本を読んだばかりでしたが、またまたスコットランドそれも先日独立に向かっての選挙があったばかりの地、そこのスコッチウイスキーを学びに行くマッサン。

竹鶴政孝という広島の酒造りの家に生まれた明治の男、その主人公を追って作者の回想風にしての物語です。

スコットランドの蒸留所を単独で訪ね本場のウイスキー造りにのめり込んでいく・・・、そこで出会う医者の娘、もの静かな長女と恋愛感情に発展していきスコットランドに留まろうとする竹鶴に彼女は「あなたの夢をわたしも共に生きたいのです」と言って二人で日本に帰国するのです。

彼女リタはそれ以後、一度もスコットランドに戻らず、北海道の余市というところで自分たちの会社を作り64歳の生涯を閉じるのです。

ニッカウヰスキーの今日までのお話なのですが小説としては読みごたえがあり、日本のウイスキーのブレンド物はやはり本場のスコッチを味わっている人たちにはいま一つのウイスキーの世界なのでした。

静かにひとり、山間に置いておいたスコッチウイスキー〈オールド・パー〉をおもむろに開けウイスキーグラスにトク・トク・トクと注ぎ、なめるようにあの独特の風味に浸ったのでした。

小さな幸せとは、このような事なのでしょうか・・・。

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この作者の本は昭和57年11月新潮社単行本として刊行されたもので今年7月文庫本になりました。
by madamegrimm | 2014-09-30 11:56 | 人間 | Comments(6)

 バスの車窓から眺めていると木々の間からススキの群れが所々に揺れ動き、コスモスが淡い色合いを見せながら村邑へ向かう風景は心落ち着かせます。

3日ほど山間の家で過ごしてきました。

今年は柿がまったく実を結ばず、ただ一つだけ、家の窓辺に向かって微笑んでくれていました。

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植物って本当に不思議な生物です。

友人たちに声をかけましたら手持ちランチで遊びにきてくださいました。

私も冷蔵庫を開けましたら、時々潜みにきている連れが買い込んでいる人参が野菜室にゴロゴロと・・・。

人参グラッセを沢山作ってオモテナシを・・・。(アハ)

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楽しいオダベリングを木漏れ日の庭と金木犀の香りと共に・・・。

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by madamegrimm | 2014-09-29 11:03 | 樹木草花 | Comments(2)

 最近新聞配達をお断りして自分の読みたいZeitungを買うことが多くなりました私、朝刊はコンビニのどこでも置いてありますが夕刊は駅の周辺の売店でしかなく、夕刊の好きな私は運動も兼ねて遠路まで足をのばすのでした。

そんな日々、昨日の朝刊に‘本音のコラム’という欄に斉藤美奈子女史が静岡県出身の木版画家、海野光弘のことを書いていられて目が離れませんでした。

「不世出の版画家」と題して、江戸から23番目の宿場町静岡県島田市・島田宿(東海道53次の)に島田市博物館分館・海野光弘版画記念館で未知の版画家と出会った強烈な印象を記していられるのです。

ほほー、なるほど、評論で大ご活躍の美奈子女史もご存知なかったのか・・・と。

海野光弘は静岡市で1939年に生まれ享年39歳。古い民家をモチーフにした作品が多く日本のこころと言われる落ち着いた作風です。

20年以上前でしたでしょうか、私も木版画をかじったことがありその時の先生が同じく静岡ご出身の方で海野氏の作品を教えてくださいました。

発売になったばかりの海野光弘版画集作品群を見て斉藤美奈子女史ではありませんが、〈キャー、これって、ちょっとよくない?〉(本音のコラムに記してある言葉)と惹かれ、その画集とはがき大の作品を私も買わせていただいたのでした。

山間の家に飾ってあります。近々行きますので写真に撮ってきてここに載せようと思っております。

それに致しましても斉藤美奈子女史、今日の夕刊にも‘大波小波’にご登場、ご活躍です。

作品集より『波紋映』と『秋露』
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そして我が持物
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 ほのぼの^^
by madamegrimm | 2014-09-25 21:19 | 人間 | Comments(4)

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この花は有毒植物で鱗茎は石さんといい薬用・糊料とする。

別名:カミソリバナ、シビトバナ、トウロウバナ、曼珠沙華、捨子花、天蓋花、

と広辞苑に出ておりました。


曼珠沙華 百恵の歌に ありました 彼女の声と 響き合うよう
by madamegrimm | 2014-09-24 09:13 | 樹木草花 | Comments(4)

涼しい祝日です

9月23日秋分の日、暑さ寒さも彼岸までとはよく言ったものです。

外は晴れ模様ですが台風16号の影響か、夜中は雨、今朝は最後のアサガオが小さく顔を出してくれました。

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涼しい一日が始まっています。

昨日は神保町をぶらぶらと気の向くままに歩き店頭の古書を見て回っている内に竹久夢二の絵と詩の入った立派な装丁版が何と百円で・・・。

可哀そうな素敵な御本、買ってあげました。

先日あるZeitungに夢二のヨーロッパに行った時の絵が見つかったとのニュースを見たばかりです。

数か月前もそのようなニュースがあり、Ichの少女時代に今にも倒れそうな女性美にあこがれて鏡に自分の姿を映してなよなよと楽しんだことが思いだされるのでした。

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                               夢二画

こんな詩が載っていました。

草の夢

とけてきえゆく露ならば
恋もわすれてありしもの
おもひみだるる人の子は
ながれのきしのしののめに
昼はひるとて草の夢。
  竹久夢二『夢のふる郷』より

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                             竹久夢二画

静かに秋の深まりが始まります。

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by madamegrimm | 2014-09-23 11:13 | 樹木草花 | Comments(3)

さあ、出かけましょ!

ぐじゅぐじゅ考えていてもしかたがない・・・

さあ、何処へでも気の向くままに歩くしかない

決断できない昨今・・・

お利口さんで静かに余生を・・・

そんなこと、やはり出来るわけない・・・

人生は一度きり・・・

思うがままに走りたい・・のになー

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by madamegrimm | 2014-09-22 12:17 | 未分類 | Comments(3)

 今日も母の様子を見に出かける。

いつもと変わらず笑顔で「ありがとう」を連呼する母・・・。

昼食を共に頂きながら敬老の日に戴いた国からの総理の賞状、都の賞状、区の記念品等々、百歳のお祝いにベットの周りは賑やかさに溢れています。

皆の力を戴きながら幸せそうに、気遣う母でした。

今日の笑いは長姉のミステーク言葉、「鶏のから揚げ」→「からのとり揚げ」。私は笑いにハマってしまいました^^

母は相撲が大好き、ご贔屓は遠藤とか・・・、わからない世界を教えてくれます。今場所は負けていて可哀そうなのよ、ですって、まいった まいった。
by madamegrimm | 2014-09-20 21:48 | 未分類 | Comments(2)

今日は爽やか・・・

 昨日はまだ蒸しますがなどと感じる夕暮れでしたのに、今日のこの爽やかな気候は束の間なのでしょうか。

フィリピンの先に又台風が発生した模様、今日一日はこの爽やか気候なのでしょうから出かけなければもったいない、とは思いつつ、日に日に億劫になってくる体力・・・。

もうお昼になってしまいました。行動範囲も狭まって動けば交通費もかさみ疲れるとキャフェに入り又出費、また歩き疲れるとノドが渇きビールかデキャンタワインと共に軽い食事を摂るなど、無駄な事になってしまうと思うと本を読んでいるのが一番無難になってしまうのであります。

ネットのトップニュースを見ると家計貯蓄がどうのこうのとさもさも一軒一軒の家には沢山の貯蓄があるのでは・・とほのめかすマスメディアや国家、このような状態になってしまっているお金という魔物は、人々を幸せにしてくれるとかん違いに導いた日本国の責任は大きいです。

災害に会った人々がどれだけ貧しい処に追いやられて生きているか、それは全国に行き渡って言えることなのです。

生きる希望も湧かない日々、心は荒んでいきます。

お金を持たない人が多数でありますのに国全体は裕福に見せている報道には、この歳になってもいら立ちさえ感じられます。

この国の人々を考えていくなら、この杜撰(ズサン)な心を持ったやり取りではない、相手を思いやる生き方ができる人間を育んでいってほしいです。社会で働く人々も教育も・・・。

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シニア世帯はこの国の1/4以上を占めてしまいました。私の行くところはどこもかしこもお年寄りばかり・・・変貌しなければ・・・どのようにして・・・自分を変えるしかない・・・久々に自転車を乗り回し道に迷い・・・ヤレヤレ辿り着く。先がおもいやられる・・・。
by madamegrimm | 2014-09-18 12:21 | 未分類 | Comments(2)

 9月も中旬を過ぎると朝晩の涼しさは気持がよいのですが、夕方になると動き回るせいかカッカカッカと身体に火がついたように熱ってくる。ビールやワインを飲もうものならクーラーが必要です。

買物の途中、近くにスポーツセンターがあり無料血圧計が置いてあるので時々計らせてもらうと3回計るうち、1回目は歩いてきたすぐの所為か140を少し超えるので「お!高い・・・」慌てて2回目左、3回目右と計ると128、あー、良かった、と一人安心をして、夕食はゆっくりビールとワインを少し戴きながら肴を摘まむのでした。


肴といえば、通り道の八百屋さんで買物をしていましたら、新ゴボウが2本入って100円!安い!泥ごぼうでしたが一緒に買い物かごへ。家でキンピラにでもとよく見てみましたら、何と台湾産・・・、距離的には日本からそう遠くはないのですが、ちょっとびっくり、せん切りにして良く茹で冷ましてからハムやキュウリの千切りも加えサラダにしました。

だんだん身近なところにも自由貿易シンドローム・・・。

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フラミンゴ羽をひろげて深呼吸。

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まだまだ晩夏です。

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彼岸花 赤白天へ 舞い戻る 仏のこころ 写し出すよう

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by madamegrimm | 2014-09-17 20:38 | 樹木草花 | Comments(2)

少し古いCDを持ち出して聴いております。

カール・ベーム指揮ウイーンフィルのブラームス・交響曲第2番を聞きながらいろいろの事が頭を霞め、ぼんやりとこのシンフォニーに浸っています。

幾つになっても人間の苦悩はあり、ブラームスの一生も波風の中、音楽という仕組みを使って一人の人間の感情を表現していく様は私たちに力を与えてくれます。

こちらの曲もアルプスの山々に囲まれたリヒテンタール(光の谷)の地に触発された静かな環境で一気に作曲された作品だそうです。

ブラームスの田園交響曲とも言われベートーヴェンと違って自然描写は少なく、人間の憂いや寂しさ厳しさが表現されています。

初演は1877年12月30日ウイーンでハンス・リヒター指揮で行われ大成功を収めました。

今の気持に慰めを感じます。

先日、Zeitungの写真に日本のアルプス『谷川岳』が美しく載っていました。

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丁度今読んでいる文庫本、『素数の音楽』という題名にひかれ新刊山積みの中から求め、数学の世界が解らない中にも数学者の歴史が垣間見られ、素数がかなでる複雑な音をリーマン(1826~66)という素晴らしい数学者が考えつき、まだ読んでいる途中ではありますが、数学をするという美的な経験と、音楽を聴くという美的な経験にはかなり通じるものがある。とこの本は云っております。

そして、「その考えが、調和の取れた形でまとまっているかどうかをみればよい。美しいかどうかが問題だ。」とも言っています。

こちら沢山の数学者がでてきます。古代ギリシャのエウクレイデス(素数が無数にあることを証明している)、フェルマー、ガウス(昔のドイツ10マルク紙幣の肖像)、メルセンヌ、オイラー、フーリエ、ディリクレ(何とメンデルスゾーンの妹の夫)、等々。

リーマンの臨界線という言葉があるようですが、この谷川岳のFotoを見ていると自然界の臨界線のように見えてくる私でした。



『素数の音楽』(新潮文庫)マーカス・デュ・ソートイ著、訳者・冨永星
by madamegrimm | 2014-09-16 11:58 | クラシックはお好き? | Comments(2)