昨日、山あいに来る途中、街でCD屋さんに立ち寄る。

ブログ友人のお勧めのケンプの小品集を見つけ、車の中で聴くのに丁度良いピアノ曲で初心に帰った気分で楽しんでいます。

他も探していましたら、前から欲しいと思っていたベートーヴェンの四重奏曲全曲のセットが目につき、お値段もボンマルシェ。一緒に購入してしまいました。

凄い!お買い得でした。

Wiener Musikverein Quartettです。

1973年に若くしてウイーンフィルのコンサートマスターに就任しましたライナー・キュッヒルによって結成された四重奏団です。

このCDは結成20周年を記念したもののようで、実に歯切れのいい演奏です。

ベートーヴェンが、弦楽四重奏に情熱を注ぎ、音の組み合わせが何ともいえない素晴らしい奥深さで、強い意志と内面から溢れ出る感受性は、聴くものにとって生きる力を、そして純粋美と申しましょうか、このような感覚に目覚めさせてくれる、あぶらののった弦楽合奏団の演奏に聴き惚れています。

b0105259_14345069.jpg

by madamegrimm | 2013-06-28 11:46 | クラシックはお好き? | Comments(6)

一日雨降り

 ただいま梅雨真っ只中です。庭の紫陽花が雨に濡れ、光り輝いています。

b0105259_21423557.jpg


花びらが4枚ずつぴったり寄り集まって球状、この季節ならではの風情。

今朝のZeitungにも、日本のアジサイが初めてイギリスで一般公開されたのが1790年頃とのこと、「美しいアジサイ」と言われたそうな…。

b0105259_21494568.jpg


2週間前はがく紫陽花が・・・

b0105259_2151634.jpg


花言葉はあまり芳しくないよう、「辛抱強い愛情」だけ記しておきましょう。^^

b0105259_21591667.jpg


鮮明な緑色に写りませんでしたが、山あいの家に来る途中にある医院の裏手に大きな緑色アジサイを見つけました。
by madamegrimm | 2013-06-26 21:52 | 樹木草花 | Comments(4)

 ブログ友人の記事から、この「葡萄酒の色」というタイトルに惹かれて先日来、いにしえの詩人たちの詩に魅せられています。

自分でもなんて生意気なFrauでしょう。

でもdie Kunstが好きなんです。

 Willam Shakespeareウイリアム・シェイクスピアの一節から

一人で静かに考えごとに耽ってゐる時に


今までにあったことを思い浮べれば、

私は曾て色々なものを求めて失敗したことで溜息をつき、

時間を無駄に費やすことになった古い悲みを新たに嘆く。

又、死の暗闇の中に姿を消した何人かの大切な友達の為に

(普通は涙など流さない)眼を泣き腫らし、

余り前のことなので忘れてしまってゐた恋愛の辛さを再び味
ひ、

今はもう地上にゐない人々が眼前に戻ってくる。

私は昔の苦い経験をもう一度繰り返し、

悲みから悲みへと、前に嘆いたことを

もう一度嘆きながら数へて行って、

既にすんだ勘定を改めて支払わされる。

併しその時、君のことを思えば(愛する君よ)、

凡ての損失は償はれ、悲みは消える



Paul Valery ポール・ヴァレリーの「失われし酒」

或る日我、波立つ海に

(されどそはいづくの空の下にか知らず)、

貴重なる酒の幾滴かを

虚無への供物として投じたり。・・・・・


誰かこの貴重なる酒の消失を望みたる。

或は我、占ひの言に従へるか。

或は我が内心の迷ひに従ひて、

血を思いつつ、酒を注げば、

海はそのとはに清き透明を、

薔薇色せる煙の後に

立ち所に取り戻しぬ。・・・・・


酒は失はれ、波は酔ひたり。・・・・・

この時、苦き水中に我は

げに深甚の諸象の躍るを見ぬ。・・・・・


吉田健一氏は{翻訳は一種の批評である。}とおっしゃっていらっしゃいます。

政治家・麻生氏の伯父上でいられますが政治家にならないでダンディな一生をおくられた方・・・。

b0105259_23255939.jpg

by madamegrimm | 2013-06-25 23:13 | 人間 | Comments(6)

 これといった変化もなく梅雨空が廻りの景色を覆う。

b0105259_2253695.jpg


 ここはどこでしたか・・・このFotoのようにすっきりしないこころの今日、トッカータとフーガを聴きましょう。


       BWV565
by madamegrimm | 2013-06-24 22:59 | 人間 | Comments(4)

散歩

 都議選結果、やはり圧倒的現政権と同じです。何かもうわからない・・・。

アベノミクスとやら、大きなこと、いっぱいおっしゃっていますが都政とはあまり関係ない・・・。

この当選の人たちが、そのうち、国政に横滑りしていくのでしょうか。

私はひたすら運動不足解消のために大通りを都心に向かって歩き続ける。

愛車、軽に買い替えようかなー。新車展示のショーウインドウを横目でみながら、もう年齢のことを考えると止めようか…。

あ、こんな碑が片隅に。

b0105259_2311765.jpg


昔の撮影所跡地のようです。小さくてよく読めませんでしたが、東都撮影所って記してあるのでしょうか。

かなりの雨が降ってきましたのでユーターン、約5キロ位しか歩けませんでした。残念。

b0105259_224287.jpg
後日のFoto
by madamegrimm | 2013-06-23 23:06 | 未分類 | Comments(4)

 最近どうも不眠症のようで、出来るだけ歩くようにしているのですがこの季節と共に身体も鬱陶しさが増してきているようです。

こんなとき、気分転換をと思っても浮き世のしがらみでそうもいかず、しがらみ草紙といきますか・・・。

ある方のブログを開きましたら、美しいアドリア海に面したクロアチア地方の街が写し出されていて、あらためて歴史の奥深さに見入りました。

クロアチアは旧ユーゴスラビアの頃、訪れたことがありますが、ただ通り過ぎるような形で今、ふり返るともったいない旅の仕方であったなー、と思う今日この頃です。

 静かに中世の街中で物思いに耽ってみたい・・・。

b0105259_132481.jpg

by madamegrimm | 2013-06-23 01:33 | クラシックはお好き? | Comments(2)

今日も雨降りでしたが

 23日都議選のようで近くに安倍総理が応援演説に来られるとのこと、傘をさして見学に行ってきました。

時の首相の演説はこの長い人生で過去に一回だけ、確か佐藤総理の時でしたでしょうか、何党でもない私は、たまたま近くに来られたら興味本位です・・・。

最高の地位に就かれている方のお顔を拝見しに行くのです。

今日の安倍首相は昨日サミットからお帰りになったばかりですのに、なんとお元気なお姿。

それほど大柄ではいらっしゃいませんが、やはりオーラをお持ちの方ですね。

b0105259_2101461.jpg


いつものお話でした。

その足で図書館に寄り、雑誌のところで‘新潮45’が珍しくすぐ手にとれましたので、読み始めましたら、内田樹氏が寄稿していられて、「戦争よりもひどいもの」というタイトルで悪について記していられた・・。

冒頭にカミュの言葉‘私が嫌っているのは暴力そのものではなく、暴力の制度化なのだ’と。

内田氏はカミュの専門家です。もちろんいろいろな履歴をお持ちの方ですが、この雑誌の記事は「人間の質」について書いていられました。最後の文を記しますと

正しい政策を愚劣な人間が施行すれば有害なものになり、誤った政策でもまともな人間がフロントラインに立てば被害を最小化することができる。僕たちが忘れているのは、ものごとの正否や善悪を決定するのは、コンテンツそのものではなく、それを実体化するときに現場に立つ人間の質だということです。

アベノミクスはどのようになっていくのでしょうか・・・。
by madamegrimm | 2013-06-21 21:26 | 人間 | Comments(2)

 岩波文庫の本を買いに神保町へ出かけました。

岩波ホールは何を上映しているのかな?と、いつもの入り口の大きな看板を見ましたら、‘「そしてAKIKOは・・・」~あるダンサーの肖像~’ ムムム・・・

時間を見ましたら2回目開演に丁度の昼下がりです。

雨も降っているし、映画鑑賞日和のようで岩波ホール10階へ自然と足が向いていったのでした。

そう、アキコ カンダ女史の踊りの世界へ導かれたのです。

羽田澄子さん演出のドキュメンタリー舞踊映画で、ほとんどがアキコカンダの踊りの場面です。

実は私、踊りが大好きなんです。

子育てで自分の一生は過ぎてしまいましたが、子供時代は身近にクラシックバレーやモダンバレーのお教室があり、石井漠氏、橘バレー学校、等々、環境が私を取り巻いていました。

このアキコさんの映画を観終わって、彼女の踊りに対する情熱と才能、そして美への執念のような一人の壮絶な女性の一生が映しだされていましたが、しかし生きる喜びが観ている者に伝わってくるような作品でした。

b0105259_22513897.jpg


 帰り、予定の本を買ってキャフェで一休み、あ、ラッシュの電車になってしまいました。
by madamegrimm | 2013-06-20 22:49 | 人間 | Comments(2)

 小川洋子さんのエッセイ集を読んでいましたら、宮本輝の「錦繡」が出てきて(あれ、読んだかな?)と思っていたところ、偶然本屋さんで私の目に飛び込んできました。

昔、宮本氏の本は何冊か読んでいて、興味を持つお一人ではありましたが、男性の立場から多少、女性美への偏見があるようで、惑わされながら読んだ記憶が蘇えってきました。

小川洋子さんの書き出しを記してみますと、

「錦繡」は、離婚した夫婦が、紅葉の美しい蔵王で十年ぶりに偶然再会するところからはじまる。・・・と。

2人の往復書簡の形をとりながら、過去のしがらみから徐々に当たりまえの愛情さえあれば、人は立ち直れる、という恋愛?小説でした。

これまた偶然に、先日、モーツアルトのクレンペラー指揮盤CDを聴いていて、シンフォニーNo.39と41をかけていました時、この小説の中に、主人公の女性が近くの「モーツアルト」という喫茶店でその二つの曲を聴き、店主のマスターと感想を述べ合っている場面にぶつかり、(あれー、ええ~)と驚愕!少しオーバーですが何か不思議なご縁を感じたものです。

この中で彼女に言わせている言葉にこんなことが書かれていました。

‘生きていることと、死んでいることとは、もしかしたら同じことかもしれない・・・・。’と。

b0105259_1251295.jpg

by madamegrimm | 2013-06-19 12:51 | クラシックはお好き? | Comments(8)

 少しずつ更新していきたい・・・。

タイトル変更にあたり、よろしくお願い致します。

b0105259_15463042.jpg


今までグリムの名前をお借りしていて、何か自分の実力とマッチせず、烏滸がましい気持ちに苛まれていて、ベルリンで学び通した数年は貴重な体験でありながら、もうドイツに行ける年齢と体力、気力がなくなり始めてしまった自分を顧みた心境からです。

IDは変更できないようですので、このまま、このブログを更新していきます。
by madamegrimm | 2013-06-18 15:46 | 未分類 | Comments(2)