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静かに時は過ぎ行く

 黙々と山あいの思い出を片付けています。

精神を研ぎ澄ましたく過去の書類やノートを整理する。

食事は在る物で済ます。

例えばスパゲティ料理。

缶詰のトマトを煮詰め、ブイヨンと赤ワイン、塩、こしょう、粉チーズを加え、味を整えて更に煮詰めておく。

茹でたスパゲティは、フライパンにマーガリンを溶かし、ある野菜とハムかソーセージか缶詰蛋白源を加えて炒め味付けして、スパゲティを入れて更に炒める。

お皿にスパゲティをいれ、ミートソース風トマトソースをかけていただきます。(ほとんど賞味期限切れのものばかり・・オホッ)

 美味しくいただけます。

昨朝はお粉がありましたので、卵を加え、豆乳を少し入れ、フライパンにオリーブオイルを敷いてクレープ風ハムサンドです。ウフッ!なんて経済的でしょう・・・。

 秋は暮れ行く。

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by madamegrimm | 2012-11-25 20:47 | 樹木草花 | Comments(0)

山あいで連休 森有正を読む

 山あいの浴室コンピューターが狂ってきてしまっていて、修理も兼ね晩秋の紅葉を見ながら走って来る。

何のことは無い、リセットしてもらって一応は直りました。

今日は雨の予定がお日さまが顔を出し、山あいの美しい紅葉が目を楽しませてくれています。

 昨日は雨、ゆっくり読書に明け暮れました。

家に森有正の全集を置いているので久し振りにページをめくると、いろいろなところに線を引きたくなり、あらためて深い洞察に心奪われます。

例えば
[フランス社会の社会性は、社会生活が家庭の内に入り込んでいる。その度合を見れば、明らかに判る。それに対して日本では家族が大きくふくらんで、社会を家族型の大きな共同体に変形させているのである。それで判然と判ることは個人性の弱さである。]

[・・・。人を排除するというような卑しい行為を僕は拒否する。・・・・・・。それは人間関係における質の問題なのである。このことが判るのは大変にむつかしい。]

[一人の人間が自分自身であるためには何と多くの犠牲が必要とされることか。]

[西洋人の生活は何と厚味があり、また密度が高いのだろう。]

[生活を組織するためにどうしても必要な質、それが問題なのである。
組織とは、それなしにはばらばらに分離したものでしかない諸要素を組み合わせる能力のことだ。
この能力を通じて我々は我々自身を超えるそれらの要素と同じ数だけの現実に触れるのである。
そうとすれば、組織とは意志を絶えず緊張させて罷まない、ということである。
日本人は一種の因習を作り上げ、その諸要因を親和力で結ぶ。
ところが、そのような親和力は実際には存在しないのだから、絶えず人を裏切ることになる。
そこで、思いもよらぬ現実を前にして、初めて因習の上にあぐらをかいてうつらうつらしていた状態から目が覚める。
この点に関してフランス人は、ごく若い人たちでも、比較にならない程、意識が判っきりしている。
要するに現実に関する感覚の問題なのである。そして、意志の役割を実によく心得ている。
意志とは複合体なのであって、ただがむしゃらに決意をかためるというのとは異なるのである。
日本人の骨の髄まで浸み込んでいるアニミズムから完全に手を切ることは何とむつかしいのだろう。・・・。]

これらは森有正の晩年の日記に書かれている一部分ですが、1970年前後から延々と私たちの国は変貌できない・・・。

 そして彼は1976年10月18日すべての苦しみからパリで解放されたのです。
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by madamegrimm | 2012-11-24 12:56 | フランス事情 | Comments(0)

豊田弓乃氏のヴァイオリンリサイタルを聴く

 昨晩 上野の東京文化会館小ホールに於いて豊田弓乃氏のヴァイオリン演奏会がありました。

2年ぶりのリサイタルでいらっしゃいましょうか、ご両親から素晴らしい才能教育をお受けになって、まさに才能が開花したと申してもよい魅力的な美しいヴァイオリン演奏に圧倒されました。

まずバルトークの無伴奏ソナタSz117という晩年のアメリカに亡命して1944年に書かれた作品で4楽章までの大変に高度な曲!

重厚な音から朗々とした弓づかい、バルトークの音の組み合わせの難しさなどまったく感じさせない演奏で聴衆を集中させました。

次はストラヴィンスキーのディヴェルティメント、ピアノとのデュオです。

ピアノは小林亜矢乃さん。

この作品はバレエ音楽から抜粋したヴァイオリンとピアノのための組曲に編曲したもののようで全4曲からなります。大変ユニークな曲想で楽しみました。

休憩をはさみ、Ichの大好きなモーツアルトのヴァイオリンとピアノのソナタト長調K.301です。この曲は名盤アルチュール・グルミオとクララ・ハスキルとの演奏で聴き慣れておりますが弓乃氏の演奏はグルミオの再来・・・と申しましょうか、ヨーロッパのまさにモーツアルトです。

最後は近代イタリアの作曲家レスピーギ(1879~1936)のソナタロ短調。
ピアノとの重厚な掛け合い、ロマン派の様式から終楽章はバロック的な様式も感じさせるドラマティックな作品です。

ヴァイオリンがよく鳴り響き会場中を魅了しました。

中央後方には皇太子さまもお聴きになっていらっしゃいました。

アンコールにはフォーレを、さすがパリ在住もお長い経験がものをいっています。素晴らしい!

 久しぶりに美しいヴァイオリンの音に気分爽快です。
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by madamegrimm | 2012-11-21 11:45 | クラシックはお好き? | Comments(0)

廣野嗣雄先生の演奏を聴く

 昨昼はプロテスタント系信濃町教会に於いて廣野嗣雄先生のオルガン演奏を聴いてきました。

日本のオルガン界大御所でもいられるオルガニストでいらっしゃいます。

雨模様の日でありましたが沢山の方が聴きにいらしていました。

現在、Mein Sohnがお世話になっていますが、東京芸術大学名誉教授やキリスト教音楽学校校長等でたくさんの後進の指導をなさっていられて今、オルガン界で活躍されていらっしゃるほとんどの方が関係をもっていられる大指導者です。

この日の演奏は前半を17世紀から18世紀のイタリア、南ドイツ、北ドイツの多彩なオルガンの音色を楽しめる作品、後半はバッハ特集でコラールとのかかわりなどのご説明で3曲と最後に前奏曲とフーガロ短調BWV544を神を感じる素晴らしい演奏で聴きほれました。

アンコールも1曲ご披露してくださり、Ichにとっては少しずつオルガンの世界が理解できるようになってきました。

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by madamegrimm | 2012-11-18 10:50 | クラシックはお好き? | Comments(0)

昨夜は久々に

 Mein Sohnがボーイ・ソプラノとして所属していましたハインリッヒ・シュッツ合唱団東京のムシカ・ポエチカ2012「レクイエムの集い」に出かけてきました。

久々にSohnもテノールで参加、淡野弓子先生より引き継ぎました淡野太郎氏の指揮で厳かなバッハ演奏が東京カテドラル聖マリア大聖堂に響きわたっておりました。

恒例のレクイエムの集いですので魂の慰めのためにの副題と共にソリストでベルギーよりお呼びしたツエーガー・ファンダステーネ氏の重厚な歌声と、ご高齢の弓子先生の相も変わらないアルトの歌声には声楽界の驚異です。

お身体をお大切に益々の開花を祈ります。

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 太郎氏の指揮、バリトンのソロ、リコーダー・ソロと沢山の才能を発揮されていて音楽を奏する者にとってクラシックへのこころからの愛情が伝わってまいりました。
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by madamegrimm | 2012-11-17 11:18 | クラシックはお好き? | Comments(0)

文豪 森鴎外の「雁」を読む

 現代の作家たちを読み進めているうちに、ふっと本屋さんの岩波文庫の前を通り過ぎようとして目に留まった鴎外の「雁」。

なぜか興味をそそる・・・。

ベルリンの西側に森鴎外の記念館がありますが、訪ねたとき、当たり前に楽しんで日本の文豪の世界を垣間見て来たのですが、あらたな読後感は、もっとしっかり深い見つめ方が必要であった、と後悔しかりです。

あらためて実に構築のある素晴らしい作品です。本の後ろをみますと、岩波文庫から1936年が第1刷発行から現代2002年改版第1刷発行そして2010年12月なんと第8刷発行です!

読まれています。

古典の美しさと申しましょうか、人間の学びの深さが伺われます。そして各章の数の表現が今となってはおもしろい。

壱、弐、参、肆、伍、陸、漆、捌、玖、拾、拾壱、拾弐、拾参、拾肆、拾伍、拾陸、拾漆、拾捌、拾玖、弐拾、弐拾壱、弐拾弐、弐拾参、弐拾肆。

1~24までの数の字です。

本質からずれましたが、このようなことからでも日本人魂が読み取れたりしまして・・・、本は楽しい。


 そして今日、フランスでは、ボジョレ・ヌボウー解禁日、11月の第3木曜日です。

早速、いま(15時)試し飲み、まず、ワイングラスに注ぎました色の美しいこと!、これはまず第一条件!

次にそっと口にそそぐ・・・、美味!幸せ!

 たわいないIchであります(^-^)

 
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by madamegrimm | 2012-11-15 12:01 | 人間 | Comments(0)

とかくこの世は・・・

 この世を司っている皆さまの様子を見ていますと、リタイアしましたIchなどはもう何も参加できない現状に居たたまれなくなってきます。

80歳を過ぎた方でも元気で働く場所がある方もいますのに、なんというこの格差・・・。

自分の能力に見合った場所は本来はいくらでもあるはずの世でありましたのに、この矛盾だらけの経済状況では人々が混乱していくのは当然です。

巷では1円でも安い食料を求めて年金生活をしている者たちが沢山いるのに、司っている方々には通じないのか・・・。

あたりまえですね、毎日毎日、億兆単位の数字の中で計算している方たちは、一軒当たりにかかってくる公共料金など考えている暇などないんでしょうね。

国民の代表の方々がこの国の最たるいじめとしか思えないやりとりで、足のひっぱりっこ、そして皆さま、人間関係でお疲れ、そんなことでは頭脳は冴えてきませんねー。お気の毒でしかたがない・・・。

本当にどうしたらよいのでしょう、この世を・・・。

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             今年の落ち葉
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by madamegrimm | 2012-11-14 10:59 | 人間 | Comments(0)

第48話 グリム童話 日本語版

 老犬ズルタン
 あるお百姓が、ズルタンという名の忠実な犬を飼っていました。その犬は年をとって、もうなにもしっかりと噛むことができませんでした。
 あるとき、お百姓は、おかみさんと家の入り口に立って、いいました。
「おいぼれのズルタンを、あした鉄砲でうち殺すよ。あれはもうなんの役にもたたなくなった。」
おかみさんは忠実な犬に同情して答えました。
「あの犬は、ずいぶん長いあいだわたしたちにつかえ、正直にわたしたちのところにいつづけたんだから、一生食べさせてやってもいいでしょう。」
「おいおい、何をいうんだ。おまえはすこし頭がおかしいんじゃないか。あいつは、もう、口の中に歯が一本もないんだ。どろぼうはあんなやつをこわがりゃしない。もういなくなってもいい。あいつがおれたちに仕えてきたって、そりゃあ、腹が減るからやったまでさ。ここにいればいい食い物にありつけたからな。明日、あいつはあの世行きだ。もうきめたぞ。」と、夫はいいました。
 かわいそうな犬は、その近くの日なたに、長々とねそべっていたので、その話をすっかり聞いてしまい、あすは、いよいよ最後の日か、と、悲しくなりました。

ズルタンには、よい友だちがありました。それは、狼でした。
ズルタンは、夜になると、こっそり森の中へ出かけ、おおかみにむかって、あすにせまっている運命をなげきました。「心配するな」と、狼はいいました。
「わしにいい考えがある。明日の朝早く、君のご主人はおかみさんと干し草刈りに行く。それに小さい子どもを連れて行くだろう。そして、仕事の間、ふたりはその子どもを生垣のうしろに寝かせておくから、君は子どものわきに寝そべって、子どもを見張りながら休んでいるというふうにしていればいい。そうしたら、わしが出ていって子どもをさらって行くから、君はできるかぎりの速さでおいらを追いかけて、子どもを奪い返さなくてはいけないよ。そうすればご主人たちは、君が子どもを救ってくれたと思うから、君をこの上なく大切にして、命のあるかぎりはなに不自由なくしてくれるさ。」
この計画はうまい、と、犬は思いました。

考えたとおり、実行されました。
お百姓は、狼が子どもをぬすんで、畑を走っていくのを見ると、わめきたてましたが、老犬ズルタンが子どもをとりもどしてくると、喜んで、ズルタンをなでて、いいました。
「おまえのかみの毛一本いためることはしないよ。一生らくに食べさせてやるよ。」
そして、おかみさんにむかっては、こういいました。
「すぐ家に帰って、ズルタンじいさんのため、小麦のかゆをにてやりなさい。それならかむ必要はない。そして、わしのベッドからまくらを出しなさい。あれをズルタンの寝床にしてやろう。」

そのときから、ズルタンは何も望むことがないほど幸せになりました。

その後、まもなく、狼はズルタンをたずね、すべてうまくいったのを喜びました。
「ところで、おじさん、わしが、おりをみて、君の主人の太ったひつじをさらっていくとき、目をつぶっていておくれよ。今日この頃ときちゃ、食っていくのは、らくじゃないよ。」と、狼はいいました。
「そんなことはあてにしちゃいけない。わしは、いつまでも主人に忠義をつくすんだ。そんなことをするのを、みとめるわけにはいかない」と、ズルタンは答えました。
狼はそれはまさか、本気でいったのじゃあるまい、と、考え、夜中にしのびよって、ひつじをさらっていこうとしました。ところが、お百姓は、忠実なズルタンから、狼のたくらみを知らされていたので、待ち伏せていて、麦の穂を打つ‘からさお’で、こっぴどく打ちのめしました。狼はにげだすほかありませんでした。
「おぼえていろ、ひどいやつだ。このつぐないはさせてもらうぞ」と、狼はにげながら、ズルタンにどなりました。 
 
 あくる朝、狼は、いのししを使いにやって、犬に、森へ出てこい、と、いわせました。そこで、話をつけよう、と思ったのです。
老犬ズルタンは、三本足のねこよりほかに、つきそいを見つけることができませんでした。
ふたりは、連れだって出かけましたが、かわいそうに、ねこはびっこをひきひき歩き、痛くてたまらず、しっぽをぴんと高くのばしました。
狼とつきそいとは、もう、約束の場所にきていて、かれらは、相手がやってくるのを見ると、敵はサーベルを持っているぞ、と、思いました。ねこのつっ立ったしっぽをサーベルだ、と思いこんだのです。
そして、かわいそうなねこが三本足でぴょんぴょんはねるごとに、石を拾って、自分たちのほうに投げつけるんだ、とばかり思いました。
そこで、ふたりはこわくなり、いのししは、しげっている葉の中にはいりこみ、狼は木にとびあがりました。

犬とねこはやってきましたが、だれもすがたを見せないので、ふしぎがりました。
しかし、いのししは、葉の中にかくれきれないで、耳を外につきだしていました。

ねこがあたりに注意して見回すと、いのししが耳をぴくぴく動かしました。ねずみが動いた、と思ったねこは、それにとびかかって、思いきりかみつきました。すると、いのししは、大きななき声をあげて、にげだし、「あの木の上にいるやつが悪いんだ」とどなりました。
 犬とねこが見上げると、狼が目にとまりました。
 狼は、こんなおくびょうなまねをしたことをはずかしがり、犬が、なかなおりしよう、というのを、受け入れました。 
                                     おわり
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by madamegrimm | 2012-11-12 12:47 | グリム童話ってすごい | Comments(0)

No.48 Der alte Sultan 「老犬ズルタン」

 Es hatte ein Bauer einen treuen Hund, der Sultan hiess, der war alt geworden und hatte alle Zähne verloren, so dass er nichts mehr fest packen konnte.
Zu einer Zeit stand der Bauer mit seiner Frau vor der Haustüre und sprach
'den alten Sultan schieß ich morgen tot, der ist zu nichts mehr nütze.'
Die Frau, die Mitleid mit dem treuen Tiere hatte, antwortete
'da er uns so lange Jahre gedient hat und ehrlich bei uns gehalten, so könnten wir ihm wohl das Gnadenbrot geben.'
'Ei was,' sagte der Mann, 'du bist nicht recht gescheit: er hat keinen Zahn mehr im Maul, und kein Dieb fürchtet sich vor ihm, er kann jetzt abgehen. Hat er uns gedient, so hat er sein gutes Fressen dafür gekriegt.'
Der arme Hund, der nicht weit davon in der Sonne ausgestreckt lag, hatte alles mit angehört und war traurig, dass morgen sein letzter Tag sein sollte.
Er hatte einen guten Freund, das war der Wolf, zu dem schlich er abends hinaus in den Wald und klagte über das Schücksal, das ihm bevorstände. Höre, Gevatter,' sagte der Wolf, 'sei gutes Mutes, ich will dir aus deiner Not helfen.
Ich habe etwas ausgedacht.
Morgen in aller Frühe geht dein Herr mit seiner Frau ins Heu, und sie nehmen ihr kleines Kind mit, weil niemand im Hause zurückbleibt. Sie pflegen das Kind während der Arbeit hinter die Hecke in den Schatten zu legen: lege dich daneben, gleich als wolltest du es bewachen. Ich will dann aus dem Walde herauskommen und das Kind rauben: du musst mir eifrig nachspringen, als wolltest du mir es wieder abjagen. Ich lasse es fallen, und du bringst es den Eltern wieder zurück, die glauben dann, du hättest es gerettet, und sind viel zu dankbar, als dass sie dir ein Leid antun sollten: im Gegenteil, du kommst in völlige Gnade, und sie werden es dir an nichts mehr fehlen lassen.'
Der Anschlag gefiel dem Hund, und wie er ausgedacht war, so ward er auch ausgeführt. Der Vater schrie, als er den Wolf mit seinem Kinde durchs Feld laufen sah, als es aber der alte Sulötan zurückbrachte, da war er froh., streichelte ihn und sagte 'dir soll kein Härchen gekrümmt werden, du sollst das Gnadenbrot essen, solange du lebst.' Zu seiner Frau aber sprach er 'geh gleich heim und koche dem alten Sultan einen Weckbrei, den braucht er nicht zu beissen, und bring das Kopfkissen aus meinemBette, das schenk ich ihm zu seinem Lager.' Von nun an hatte es der alte Sultan so gut, als er sichs nur wünschen konnte. Bald hernach besuchte ihn der Wolf und freute sich, dass alles so wohl gelungen war. 'Aber Gevatter,' sagte er, 'du wirst doch ein Auge zudrücken, wenn ich bei Gelegenheit deinem Herrn ein fettes Schaf weghole.
Es wird einem heutzutage schwer, sich durchzuschlagen.' 'Darauf rechne nicht,' antwortete der Hund, 'meinem Herrn bleibe ich treue, das darf ich nicht zugeben.'
Der Wolf meinte, das wäre nicht im Ernste gesprochen, kam in der Nacht herangeschlichen und wollte sich das Schaf holen. Aber der Bauer, dem der treue Sultan das Vorhaben des Wolfes verraten hatte, passte ihm auf und kämmte ihm mit dem Dreschflegel garstig die Haare.
Der Wolf musste ausreissen, schrie aber dem Hund zu 'wart du schlechter Geselle, dafür sollst du büssen.'
Am andern Morgen schickte der Wolf das Schwein, und liess den Hund hinaus in den wald fordern, da wollten sie ihre Sache ausmachen.
Der alte Sultan konnte keinen Beistand finden als eine Katze, die nur drei Beine hatte, und als sie zusammen hinausgingen, humpelte die arme Katze daher und streckte zugleich vor Schmerz den Schwanz in die Höhe.
Der Wolf und sein Beistand waren schon an Ort und Stelle, als sie aber ihren Gegner daherkommen sahen, meinten sie, er führte einen Säbel mit sich, weil sie den aufgerichteten Schwanz der Katze dafür ansahen.
Und wenn das arme Tier so auf drei Beiinen hüpfte, dachten sie nicht anders, als es höbe jedesmal einen Stein auf, wollte damit auf sie werfen.
Da ward ihnen beiden angst: das wilde Schwein aber hatte sich im Laub nicht ganz verstecken können, sondern die Ohren ragten noch heraus.
Während die Katze sich bedächtig umschaute, zwinste das Schwein mit den Ohren: die Katze, welche meinte, es regte sich da eine Maus, sprang darauf zu und biss herzhaft hinein.Da erhob sich das Schwein mit grossem Geschrei, lief fort und rief 'dort auf dem Baum, da sitzt der Schuldige.'
Der Hund und die Katze schauten hinauf und erblickten den Wolf, der schämte sich, dass er sich so furchtsam gezeigt hatte, und nahm von dem Hund den Frieden an. Ende.
       
         明日は日本語版です。
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by madamegrimm | 2012-11-11 22:11 | グリム童話ってすごい | Comments(0)

第86話 グリム童話 日本語版

 狐とがちょう

 あるとき、狐が野原にやってくると、みごとな、よく肥えたがちょうが群れをなしていました。
狐はほくそ笑んで言いました。「おやおや、うまいところへやってきたものだ。なんとみんなおそろいだ。これじゃあ、次から次とぱくりと喰えらあ。」

がちょうたちは驚いて、ガアガア鳴いて跳び上がりました。

そして、命を助けてくれ、とそれは悲しそうにたのみました。

けれども狐は「情けなんか、かけてやるもんか。みんな死んでもらうよ」と言いました。

しまいに一匹のがちょうが勇気を出していいました。

「この若いみそらで、元気なうちにどうしても命を失うってんなら、ひとつだけたのみがある。どうかお祈りをさせておくれ。罪深いまま死ぬのはごめんだからね。お祈りが終わったら、一番肥えたやつを見つけられるように、一列に並んでやるよ」

「ああ、いいさ」、狐がいいました、
「そういう殊勝な願いならお安いご用さ。さあ、お祈りをしな。それくらい待ってやるさ」。

そこで一番目のがちょうががそれは長いお祈りを始めました。ガア!ガア!

そして一番目のがちょうがやめようとしなかったので、二番目のがちょうは順番を待ちきれずに、、同じようにガア!ガア!始めました。

(全部のがちょうのお祈りが終わったら、このお話の続きを話すことになっているのですが、なにせみんな今だに休みなくお祈りを続けています。)

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                          初版 吉原両氏訳参照 
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by madamegrimm | 2012-11-09 23:22 | グリム童話ってすごい | Comments(0)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
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