東シナ海域問題から

 直木賞作家の白石一文氏が今、夕刊小説で「神秘」という題で人間の本質を描こうとしています。

この作家には何か惹かれるものがあり、楽しんで読んでいますが、やはり直木賞をとられた父上の白石一郎氏の作品「海狼伝」「海王伝」という作品があります。

まさに今話題の東シナ海の島々を巡る話で、記憶が甦ってきました。

白石父上は壱岐出身の方で海に詳しい環境で育っていらっしゃいます。

何処の国にも所属していない小さな島々での海賊同士の戦いで凄まじい命をかけた争いは男たちの性に読んでいて疲れ果てる程でした。

 今日の他のZeitungでは村上春樹氏が東アジアの領土問題で寄稿していました。

この20年あまり東アジア地域に固有の文化圏が形成されてきたことに喜ばしい達成であったことを記し、感情や感動を共有しあえる人間同士だと認識した上で‘国境を越えた魂が行き来する道筋’と言っています。

 彼は{「ねじまき鳥クロニクル」という小説の中で1939年に満州国とモンゴルとの間で起こった「ノモンハン戦争」を取り上げたことがある。それは国境線の紛争がもたらした、短いけれど熾烈な戦争だった。双方あわせて2万に近い数の兵士が命を失った。僕は小説を書いたあとでその地を訪れ、薬きょうや遺品がいまだに散らばる真ん中に立ち、「どうしてこんな何もない不毛な一片の土地を巡って、人々が意味もなく殺し合わなくてはならなかったか?」と、激しい無力感に襲われたものだった。}

そして{魂が行き来する道筋を塞いでしまってはならない。その道筋を作るために、多くの人々が長い歳月をかけ、血の滲むような努力を重ねてきたのだ。}と・・・。

 今日の国連で中国は日清戦争の時まで遡ってあまりよくない言葉で尖閣諸島を主張しています。

この国は自民党が勢いをつけてきています。

どうか人々の今までの努力を無にしないでください・・・。
by madamegrimm | 2012-09-29 00:09 | 人間 | Comments(0)

久々にAutoで遠方へ

 先週の金曜日から久々にMein Autoで名古屋まで行ってきました。

Mein Sohnがひとりで企画進行させ個性的なコンサート「ピアノの夕べ」が開催されるので聴きに行ってきたのです。

慣れた中央高速でいつもの八ヶ岳ドライブイン・・・、午前中のせいか、採りたての野菜が置かれていて、みな美味しそう・・、帰りは二日後ですのに買ってしまいました。
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いつものソフトクリームと共に。ウフッ!

諏訪湖を過ぎますと大分雰囲気が違ってきます。
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ここはどこでしたか・・・。

恵那ドライブインで名物「味噌だれヒレカツ丼」を食す。食べかけてから(あ、撮らなければー)なんて・・。
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見苦しいFotoで失礼!おどんぶりごはんの上にレタスが敷きつめてあり、熱々のヒレカツがのり、真ん中にはポーチドエッグ、万能ねぎが散らされて、ボリュームたっぷりです。

小牧ジャンクションから春日井方面に向かい、高速を降りて名古屋の街中心へ。名古屋は広かったー!!

 コンサート「ピアノの夕べ」はドイツ・ライプツィヒに於ける作曲家シリーズⅠとして、バッハ、メンデルスゾーンを弾き素敵な雰囲気の中での演奏会でした。ご来場くださいました皆さまの温かいまなざしが益々のSohnの励みになり、美しい演奏が醸し出されていました。ありがとうございました。

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帰りはSohnと二人、諏訪湖のサービスエリアで温泉好きの彼、温泉に浸って身体を癒している間、Ichは車内で一眠り、さー、真夜中を走りますぞー!

ななななんと・・、相模湖で高速を降ろされる??前のトラックからはぐれないように必死でついて行く。

高尾の山道を真っ暗な中、延々と走らされようやく高尾圏央道標識が。もう山間の駅近くのマイ駐車場に置いては都心に戻る電車はなし、中央道方面首都高速に乗ってようやく都内の家に到着。

Sohnと荷物を置いて(ついでだー、車、置いてこよう)と真夜中、関越道圏央道を通ってマイ駐車場へ、おー!高速出口で深夜料金割引になっていまして約半額、よかったー!

始発電車まであと1時間、近くのデニーズ駐車場で椅子を倒し一眠り。珈琲を飲んで顔を直してすまし顔で出勤の皆さまと共に都心の家に戻ったのでございました。お疲れ様でした。(^_-)-☆




 
by madamegrimm | 2012-09-25 10:34 | クラシックはお好き? | Comments(4)

 読み進んでいるうちに‘もうひとつの前奏曲とフーガ’でハッとしました。

Ichが常に心から離れない‘森有正’氏のことが記されていたのです。

 ちょうど40年前の夏の朝、国際基督教大学のキャンバスへ、パリから集中講義に戻っていられた哲学者、森有正氏を訪ねました。・・・から文章がはじまります。

原発事故から大江先生の心を綴っているあたりの話です。

森先生に会うチャンスを与えられ、早朝のキャンパスでパイプオルガンの練習の後にということで大江氏は外で待っていられたようです。

しかし、先生の練習は終わったようですが正面に出ていらっしゃらない。ただ脇の武蔵野の気配の残るわずかな木立にまぎれ込むように頭を垂れた人影が立ち去っていった・・・・・・

この後はお読みになっていただきたいが、森有正先生のお人柄が如実にあらわれており、後、パリに戻られて客死という言葉があっているかわかりませんが亡くなります。

深い深い悲しみです。カール・リヒターのオルガンで情景が浮かんでまいります。

by madamegrimm | 2012-09-17 17:16 | クラシックはお好き? | Comments(0)

 今日も蒸し暑い!

台風も16号が沖縄に接近してきています。お気をつけください。

こう毎日暑くては手の込んだ料理も・・。

昨夜などは簡単カレーで!

それでもスパイスを結構入れましたら美味しかったー!

一応中身は、にんにく、赤唐辛子1本、玉ねぎ、牛挽肉(冷蔵庫にこれしかありませんでした)にんじん、茄子、セロリの葉っぱ、ジャガイモ1個、全部炒めてカレー粉、クミン、ブイヨン1個を加え、水を入れてコトコト煮て、塩コショウしてカレールー3個入れて出来上がり!

 そんな日々ですが、今日から始まりました岩波ホールの映画が「イラン式料理本」。

ベルリンにいる頃、語学学校で中東の方たちと席を共にした事があり、異文化への興味がわいたものでした。

女性たちはスカーフ(チャードルというそうです)をかぶり、落ち着いた方の印象がありました。

早速料理大好きのIchは、今日映画を観て、男性の監督の目から見た台所に立つ女性の姿を映し出していまして、レシピよりも、昔のペルシャなんです!流石・・・。

食事の時のペルシャ絨毯を見て、あー、このようにして床にしっかりと敷き詰め、その上で大勢が食べられるテーブルクロスを敷くのですね。

 主婦は大変・・・

料理はやはり米(こめ)文化。

プログラムにレシピが載っているので購入しました。

クフテというイラン風肉団子、いつか作ってみましてご紹介します。

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       映画の一場面

昨今の中東情勢混乱の中でのこの映画に踏み切った岩波関係者の方たちの思いが伝わってきます。

女性子どもと追いやられる男性社会は戦いが発散になってしまっては・・・、人間の本質をしっかり考える時期がきています。
by madamegrimm | 2012-09-15 19:50 | 「新」文章で綴る料理 | Comments(0)

お散歩

 まだまだ暑さが続きますー!

もう暑いの、うんざりなのですが逃れることもできず、午前中は猛掃除しました。

 Mein Sohnのコンサートも近づいているのでIchはお邪魔虫のよう・・・、午後は自転車に乗って大通りを突っ走っていましたら、あらあらこんなところまで。

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そういえばこの辺りには「亀の子たわし」の本社がありましたっけ・・・。

滝野川・・・、あ、懐かしい地名、昔近くに外語大がありましたっけ・・・。

途中、サイゼリアで一休み。

あと1/3残っている内田樹氏の「昭和のエートス」に読みふける。

カミュを読み直さなければ・・・。
by madamegrimm | 2012-09-14 00:03 | 未分類 | Comments(0)

 基本的にはバッハは教会音楽の作曲家であり、カントールでいられました。

カントール(Kantor)とはプロテスタント教会のオルガン奏者兼合唱隊指揮者のことです。

バッハの最後の赴任地はドイツ・ライプツィッヒのトーマス教会です。

Bachはドイツ語で小川という意味もあります。der Bachです。

しかし大運河のごとくバッハの作品は今日の私たちに普遍的な精神音楽として魅了し続けています。

どの作品を取っても演奏家はもとより、聴く者もその曲のとりこになったとき、静かな感動になって曲の持つ人間ならではのこころ美と申しましょうか、シュヴァイツアーも指摘していますように絵画性が見いだされることです。

このことによって20世紀後半からは世界中の人々がアカペラの合唱曲にしたり、ジャズ風にアレンジしたり、モダンダンスのバックミュージックになったり、想像できるあらゆるジャンルに挑戦し、バッハの音楽の普遍性に魅了されし続けています。

 行き過ぎない程度に、人間バッハ作品が今日の安らぎになりますことを・・・。
by madamegrimm | 2012-09-11 11:20 | クラシックはお好き? | Comments(0)

人間の可能性

 久しぶりに教会に行って来ました。

Mein Sohnが東京に戻ってから所属している教会で礼拝奏楽の担当でした為・・・。

残暑厳しい午前の道で
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後奏にはバッハのオルガン曲が美しく鳴り響き、満席の中、この日の説教者森本あんり先生(国際基督教大学副学長)の「呼びかけに応えて生きる」というテーマと共にこころ洗われるお話と奏楽に胸打たれました。
by madamegrimm | 2012-09-09 23:42 | 人間 | Comments(0)

空を飛ぶと

 今朝のZeitungの広告に
 
     何もしなければ何も起きない。
    行かなければそれはやってこない。
   飛び出さなければ世界は変わらない。
     すべてのひとの心に翼はある。
        使うか、使わないか。
        世界は待っている。
       飛ぶか、飛ばないか。
         海をこえよう。
        言葉をこえよう。
        昨日をこえよう。
         空を飛ぼう。

                        ANAの広告です。

そうしてIchは飛んだのでした。

素晴らしい出会いがあります。沢山の友に出会いました。

ほとんどが過去の人になりましたが再び人間を掘り下げるagainの出会い。

ほろ苦い思い出と加齢が躊躇しながら懐かしい会話で昨日は半日を過ごしてきました。

 ありがとうございました!貴重なお時間を!

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久しぶりに美味しいTee!
by madamegrimm | 2012-09-07 14:33 | 未分類 | Comments(0)

読んでいる本から

 頓に老化を感じる近頃、暑さ疲れと政治疲れと人間疲れと・・・、きりが無い。

こんな時、集中できるおもしろい人間模様の小説などに没頭出来ればいいのですが。

いい齢して大恋愛小説でもあるまいし、いえ、読んでもいいのですが、何か読後の虚しさが判っていると新刊購読はもったいない・・・。

図書館に行くと、あれもこれもと思っていた本が思い出せない・・・。

結局新書の中から買い求めた本が大江健三郎氏の定義集。

朝日新聞に連載されていたようですが今Ichは別のZeitungをとっているので図書館でチラッと見ていた程度。

 いつもながらの独特の文章の中に本質を突かれた人間の理想が見えてきて、リアルな面が多々あるのですが彼独自の美が読む者をハッと気遣させてくれます。

例えば「知的で静かな悲しみの表現」で
ノーベル賞を取られても驕らない姿が垣間見られ、静かに仏像たちを見る表現が千三百年前の人々の青年、壮年、老年の僧の知的で静かな悲しみの表情に圧倒されて今の時代の人間には及びもつかない青臭いペシミズムをかきたてられていたのが、現在のご自分は、このように知的で静かな面立ちの人たちに実際に幾人にもお会いできた、そしてそれらの人たちは、こぞって老年の悲しみも示していられた、・・・と書いていられます。

 興福寺の十大弟子像です。人間の深みですねー。

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変わった色のアンスリウム
by madamegrimm | 2012-09-03 16:08 | クラシックはお好き? | Comments(0)

長月9月です

 9月1日暦の上では秋が始まります。

 昨夜の満月ごらんになりました?

ブルームーンというそうです。

8月は2回満月がありましたが月に2回ある時を云うそうです。

さあ、涼しくなります。

頑張らなければ・・・。

何を?・・・

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この日の満月はこのような色でブルーでしたらもっと感激!
by madamegrimm | 2012-09-01 16:47 | 未分類 | Comments(0)