「ほっ」と。キャンペーン

無臭氏へ

  
  森のなかの出来事                    
                               詩   長田 弘
 
 森の大きな樹の後ろには、   過ぎた年月が隠れている。

  日の光と雨の滴でできた  一日が永遠のように隠れている。

 森を抜けてきた風が、 大きな樹の老いた幹のまわりを   一廻りして、また駆けだしていった。

  どんな惨劇だろうと、   森のなかでは、すべては   さりげない出来事なのだ。

 森の大きな樹の後ろには、   すごくきれいな沈黙が隠れている。

  みどりいろの微笑が隠れている。   
                 音のない音楽が隠れている。   
                                  ことばのない物語が隠れている。

 きみはもう子どもではない。

  しかし、大きな樹の後ろには、   いまでも子どものきみが隠れている。

 ノスリが一羽、音もなく舞い降りてくる。   大きな樹の枝の先にとまって、

  ずっと、じっと、遠くの一点を見つめている。

 森の大きな樹の後ろには、   影を深くする忘却が隠れている。
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{ライプツイヒの石畳。無臭氏撮影。}   お大事に。                    Auf bald!
by madamegrimm | 2009-10-30 11:58 | Comments(0)

雨の日は

 昨夕から雨が降り始め、今も静かな雨音が聞こえてきます。
天気予報では午後から止む予定のようですが・・・。

 メンデルスゾーンのピアノ曲を聴いています。
今年は生誕200年記念でこの国でも少しずつコンサートが開かれているようです。

 今から200年前ドイツのハンブルグで生を受けたメンデルスゾーンはユダヤ人の血筋を受けていてナチの時代、彼の作品は演奏まで拒まれ、ライプツイヒにあった像まで壊されて、ほとんど戦後もこの国でも演奏されない曲が沢山ありました。

前期ロマン派の彼は1年違いでショパンなどと同時代の音楽家です。
ショパンはポーランド人ではありましたが父上は確かフランス人です。作曲家もその国の民族性は拒めません。
ショパンのあの切ないメランコリックな音合わせは東洋のIchたちにも共通なものがあります。肺結核の彼をいたわりたい優しい愛がショパンを奮い立たせていました。

 それに反しまして、メンデルスゾーンは家庭は裕福でありながら音楽家として沢山の発見をし、バッハのマタイ受難曲復活演奏(ベルリンにて)、ベートーヴエンをこよなく愛し、シューベルトの‘ザ・グレート’をライプツイヒで初演したり、初めて指揮者という職種を独立させたり、ライプツイヒ音楽院をつくったりと、ドイツの音楽界を多岐に渡り才能を発揮していきました。

ドイツ音楽メンデルスゾーンはそのような流れの中でヨーロッパ音楽の真髄です。

ドイツの芸術を愛する者にはメンデルスゾーンを避けるわけにはいきません。

 この国でも深く彼の作品を理解した演奏を期待したいです。   

                                         Bis bald!
by madamegrimm | 2009-10-25 13:51 | クラシックはお好き? | Comments(0)

今年も百目柿収穫

 
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 今年の柿は見てくれは悪いですが甘い!

曇り空の中、例年よりは少なめでしたが、先ほど柿もぎの一仕事が終りました。
今年度の収穫は90個位。

 フォトで見るとあまり美味しそうではありませんが結構美味!

ちなみにこのカゴ、Ichが編みましたの!

 丈夫なんです。

もうひとつ作ってって言われても、もう出来ない!オホッ!
by madamegrimm | 2009-10-24 16:36 | Comments(0)

千差万別の議員の皆さま

 政権交代後、新大臣方々のご活躍は目まぐるしい程の日々です。お疲れ様です。

民主党の新たなマニフェストというものを作っての毎日のようですが、Ich主観ではマニフェストとかいうものに拘り過ぎているのではないでしょうか?

3兆円もの削減を見つけ出しました。

政治改革なのです。予算も削減し、子供手当てなどは社民党が掲げていた額でまずスタートされては如何ですか?

お金というものはあればあるだけ使ってしまうものなのです。

今までの政治は国民一人ひとりから沢山の税金を集め、それを民のためと称しながら必要ない道路を作ったりして足りない足りないと新たな項目で国税を増やし、働けない、収入が無いか少ない人びとを苦しめていく。

本当にこの国の民は約半分は貧困であることを新政権の議員の皆さまは解かっていらっしゃいますか?

マスメデイアの方々も口だけで把握できていないです。

 米軍の基地だって戦後60年以上経っていますのに未だに国に帰ってもらうことも出来ない今までの政治!

今がチャンスではありませんか?
by madamegrimm | 2009-10-24 10:44 | 人間 | Comments(0)

なにかスッキリと・・・

 
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 この国日本の戸主の世界から遠くに!  素敵なフォト!たぶんスペイン‘カダケス’の方!

カダケスはスペイン`バルセロナ’からそう遠くない距離にありますカタルーニャ地方です。

ダリの‘卵の家’も歩いて行ける。オリーブの木もた~くさんあって素晴らしい海岸沿いの避暑地でした。

 若かりし頃の思い出です。

   
by madamegrimm | 2009-10-23 18:21 | フランス事情 | Comments(0)

お祭り

 本日は毎年恒例の地域のお祭りです。

 この地の神社、なんと病を治すいわれのある神様で夜暗くなる頃から‘煙火奉納!’と言って一軒一軒の名前を読み上げ夜空に花火が上げられるのです。

毎年10月19日と決まっていて、この日をさかいに寒さも一段と増してきます。

花火の音を聞いて山の動物たちも冬篭りの準備でしょう。

自然と一体になったこのお祭りは、かなり遠くの方たちも訪れてきます。

Ichも用事を率先して引き受け朝早くから駆け回ります。

今朝も神社のお掃除などを手伝ってきましたが、古来からの慣わしをあらためて感じ入り、しめ縄や和紙の絶妙な技に恐れ入りました。

夜はお習字です。ウフッ!ちょっぴりお酒を頂きながら・・・

 自然と人間と山の生きものバンザイ!!b0105259_185538.jpg
by madamegrimm | 2009-10-19 08:48 | 人間 | Comments(0)

諏訪湖

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 上り中央高速道路パーキング・エリアからパチリ!本当はカモの群れが飛んでいたのですが写っていませんでした。

 ポピュラー過ぎ撮影ですね!アハッ・・・!
by madamegrimm | 2009-10-18 17:24 | Comments(0)

生物体

 台風18号が風圧と共に過ぎ去っていきました。
後の澄み切った青空と、もわ~んとした空気、そして今日はしどろもどろのお天気です。

 何か出かけそびれて、ラジオをボーっと聞いていましたら、‘久米宏ラジオなんですけど’で長谷川眞理子氏という生物の進化の研究者がゲストでお出になっていて、大変興味深く聞き入ってしまいました。

38億万年前にひとつの生命体がこの地球上に発生してからほとんど同じ質の生物が今日まで続いている。(核、たんぱく質などなど。)

まったく違う生き物は菌類のようで、菌類といえば前にもこのブログに記しましたが南方熊楠の世界を思い出し、ハッとしたのです。
何故ならば長谷川眞理子氏の生い立ちを久米氏と話していた中で、3歳のころ、母上の病気で祖父母のもと3年、そこで育てられたとのこと、その場所が和歌山県‘田辺’!

彼女の原点のようです。

そう、まさに熊楠帰国後の住まいでした。

何かご親戚でいらっしゃるのかしら?

 それにしましても久米さん!‘田辺’は知る人ぞ知る場所ですぞよ!

沢山の人が聞いている番組です。お気をつけあそばせ!!
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by madamegrimm | 2009-10-10 15:54 | 人間 | Comments(0)

 台風18号が接近しています。かなり大型のようで上陸しなければよいのですが・・・。

 明朝「読み聞かせ」があるので山間に走ってきました。
明日は2年生なので、こびとさんの出てくるお話をしようかな?
夜中に小人さんが出てくるお話はグリム童話によくあります。大きな力を与えてくれます。

 大きな力といえば、先日、10月2日あいにくの雨にもかかわらず東京のカテドラル聖マリア大聖堂においてメンデルスゾーン生誕200年を記念して淡野弓子先生ご子息の淡野太郎氏指揮「パウロ」が上演され沢山の方たちが足を運んでいました。
 この曲はこの国では20年ほど前、弓子先生がソプラノ歌手アグネス・ギーベル女史と共演なさってCDにも名盤となって今でも発売されています。
 大曲でオラトリオ(声楽と管弦楽で演じられる劇的で大規模な宗教曲)としてメンデルスゾーンの名作中の名曲!「目からうろこが落ちる」とはパウロがよく言ったものです。

 太郎氏の熱演でソロ、合唱、オーケストラがいったいとなって聴衆を魅了しました。
第Ⅰ部と第Ⅱ部になっていまして、第Ⅱ部の8分の6拍子の船出のところなど、もう魂を揺さぶられるほどの美しい旋律です。
きっと太郎氏は音楽家冥利に尽きる心境でいらっしゃいましたでしょうね。
 
益々の発展を心からお祈りいたしております。
 
 それにしましても、淡野弓子先生のソプラノ{語り手}の役には敬服です。

 そしてパウロ役の浦野智行氏(バリトンouバス)の安定した歌唱力には流石でした。
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 明日はIchもこびとさんの力をいただきましょう!
by madamegrimm | 2009-10-06 21:02 | クラシックはお好き? | Comments(0)