Oyo-の日々

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私の日常(madame grimm)

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Zeitung抜粋

 今朝の家でとっているZeitungから連載もの‘東京慕情’最終回を抜粋します。

 {昭和30年代、私たちはまだ若く、豊かな将来を夢見て一生懸命、ひたむきに働きました。そして日本は復興から高度成長へと発展し世界有数の豊かな国になりました。その成長を支えたのは貧しい底辺で汗を流した名も知らぬ人たちだと思います。
 それから半世紀、私たちはいま老境を迎えています。しかし最近の日本は年金も医療も厳しく、近隣の付き合いも希薄で年配者が安心して暮らせる社会とはいえません。
あのころは貧しかったが、働けば報われる時代だった気がします。汗を苦労と思わず、豊かさへの希望が見え、隣近所に助け合う情が厚かった日々・・・。だからこそ三十年代がたまらなく懐かしいのです。

 あの時代の若者たちは今や老境を迎え始めています。まして戦後の復興期を必死に生きた方々は高齢となって多くの記憶が風化し始めました。戦後六十余年。日本は激動の歳月を刻みましたが、あのころの世代が流した汗と涙は決して昔話ではありません。あのころがあって成長も繁栄も築かれたのです。
 今の日本はいつの間にかお金万能の格差社会が進み、かつての「一生懸命で、ひたむきな思い」が消えつつあります。そして政治も経済も社会も不安な方向に揺れ動いています。いったいなにが失われたのか、どうすれば誰もが信頼し合って暮らせるのか・・・この重い命題と、郷愁の三十年代に思いを重ねつつ・・・。}

  以上です。b0105259_1204752.jpg アビアントー!
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by madamegrimm | 2008-03-30 11:32 | 未分類 | Comments(0)

自然に対する感情

 カール・カイリンガー著(山根銀二訳)のブラームスを読み、更なるヨーロッパと日本を考えざるを得なくなってきています。

ブラームスのピアノ協奏曲第2番のCDをかけながら考えること多々あり、交響曲2番もそうですが、‘この茫漠としたロマン的な自然感情’の音楽から今、日本に生きているIchはこの季節の春爛漫の日本列島を考えると大きな違いを意識せざるをえません。

自然の中の一つ一つに目を向けその姿に親近感をおぼえ、美しさと危うさ弱さを感じながらまさに‘もののあわれ’が日本人の心を打ちます。

深い日本の歴史と共にIchたちの経験が自然にそなわった感情ではないでしょうか。

 しかし、ヨーロッパを考えたとき、神の子、キリストによって人間のあらゆる感情がロマン的な自然感情になり、教会が栄え、クラッシック音楽に繋がり、バッハ、ヘンデル、モーツアルト、ハイドン、ベートーウ”エン、メンデルスゾーン、シューマン、ブラームスと音楽家が次々に現れてきます。

そしてキリスト教的‘愛’がめばえます。

 いま、これから考えていかなければならないこと、共生しながら後戻りではない思想になるよう皆で努力しましょう!

 ここ数日、30代の若者と個人的会話がありました。

一人は独身、一組は可愛い女の子を持った家族、いずれも皆、しっかりした自分を持って生きています。

どうか国の押し付けが苦しみにつながらないよう祈るのみです。
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by madamegrimm | 2008-03-29 13:48 | 人間 | Comments(0)

春分の日

 今年は3月20日が春分の日になりました。

昼と夜がほぼ同じ。

関東は雨降りで寒~い一日になってしまい、お彼岸の中日でもあるのでお墓参り予定をしていたのですが車で約2時間、とても出かけて行くには・・・。

弟夫妻と相談のすえ、23日、昨日、出かけてきました。

毎年ながら義両親の墓前にお参りすると懐かしい思い出がこみ上げてきます。

皆で話しているうちに不思議とこころが和んでくるのはIchだけではないようです。

自然に何か愛が満ちてくる・・・。
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 クロード・モネの作品
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by madamegrimm | 2008-03-24 22:35 | 人間 | Comments(2)

またもや上野へ

 大寒桜が満開でした!
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 上野公園入り口(京成電鉄の後ろ側)に左右対称に早くも大寒桜(おおかんざくらと読むよう)が満開でした。16日の日曜日です。暖かい日で中央通りを自由にかっ歩しながら秋葉原方面へ!昼前後、大道芸人たちが全エネルギーを出して競い合っていました。もえ族とは関係ないようですがイベントのようですね。
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 このグループは中国人みたい。拍手を要求しすぎるのにちょっと違和感を持ちました。でもすごい曲芸!男性の丸缶の上に板を置いて逆立ちしたり、必死に頑張っている・・・。昔、パリのポンピドーセンターの前の大道芸人たちを思い出し、生きるための切なさを感じるひとときでした。
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by madamegrimm | 2008-03-21 18:45 | 人間 | Comments(2)

移動の季節

暖かい日です。

‘暑さ寒さも彼岸まで’とよくぞ言ってくれています。

人々は移動の季節でもあります。

知り合いのお子も先日、栄転移動しました。ブログでお付き合いしていらっしゃる方も栄転移動のようです。

あらたな社会で益々のご活躍を!
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暮から窓辺でいつも語りっこしているシクラメン!愛情をかけることがこんなにも植物に影響するとは・・・。

去年、庭に植えたモミの木も大変元気です!人間も同じだと思います。がんばってください。
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by madamegrimm | 2008-03-15 12:01 | 未分類 | Comments(0)

子どもたちから

 この山間はかなりの花粉が飛び交っています。一歩外に出るだけで花粉症でないIchでも目に小さなゴミが入ってくるような感じで慌ててドアや窓を閉める状態です。

 年々自然と生きものとの関係が変化してきていて人間社会だけの考えだけではもうこれからは苦しくなっていきますねー。
知恵を出し合って共存していかなければ・・・。

 昨日は‘読み聞かせ’に対して1年間のお礼が子どもたちからきました。
一人ひとり書いてくださったグリム童話への感想文です。

毎年頂いているのですが嬉しいかぎりです。

 子どもたちは
「グリム・メルヒェンを読んでもらってから本が好きになりました。」
「お話を想像しやすいです。すごくお話が楽しいです」
「私も大人になったら小さい子たちに読んであげたいです。そのためには、どうしたらいいのですか?もしあったら教えてください。」
「あえたのが二回だったけどすてきな声ありがとうございました。」
「いつもとっても楽しかったです。私は自分で本を読むのも好きだけど、読んでもらって聞くのも好きです。」
「これからも体に気をつけて、読み聞かせをがんばって下さい。」等など、なかなか面白い感想もあり笑ってしまいました。
けっこう体のことを気遣ってくれている文もいくつかあり、子どもたちの優しさがほのぼのと伝わってきました。
  
   ありがとう!!
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by madamegrimm | 2008-03-13 11:47 | 読みきかせ | Comments(0)

あるパーティーから

 7,8年前になりましょうか、バッハ没後250年を記念して「バッハの旅」にMein Sohn(当時中2)を連れてバッハ・ツァーへと出かけSohnの尊い思い出をつくりました。
あの時の体験が彼にとってはバッハへの思いが更なる確信へ繋がったようです。
その「バッハの旅」グループが延々と続きIchは一度参加しただけですが同窓会と名うっていられて今回は丁度Ichの誕生日の日でもあり、Sohnは学校、近い人間は皆年寄りでIchの誕生日なんてカードのみのこの頃、ちょっとおしゃれして出かけてこようと一橋近くの会場に一人いそいそと出かけてきました。

懐かしい方に何人か出会いました。

その代表者、加藤浩子先生は相変わらずお美しく益々深みがお出になっていらっしゃいました。
共のグループからご結婚なさった高橋氏も幹事としていらしていて久しぶりにお二人と少し話しました。

そしてソプラノ歌手の星川美保子さんと言う方と伴奏者として主にバッハを弾いていらっしゃるのかよい伴奏をしていらした巨瀬励起さんとおっしゃる方とバッハの曲を何曲か歌ってくださいました。
マタイ受難曲からもBWV244より「わが心は涙のなかにーあなたには、わたしの心を捧げます」を天使のように歌ってくださいました。
 何とその後に「今日は彼女の誕生日でもあります。」と説明があり、花束贈呈が・・・。
まあ、ひとり宙に浮いているIchはビールを手酌でがぶ飲み!早々に会場を後にしました。場違いのところにはもうやめます。

  
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by madamegrimm | 2008-03-12 21:32 | 未分類 | Comments(0)

森 有正の本から

 昨日は啓蟄をむかえ本当に生きものたちが動き出しています。

 季節の中で特に‘春’は未来への明かりを示すがのごとく、こころをうきうきさせてくれる・・・。

世の中はそんな気持ちではいられないのですが!

人間の欲がまかり通っている社会はこれでもかこれでもかとIchたちを苦しめていきます。

ぎょっとして振り返ると目まいだけが・・・、と言ったのは太宰治でしょうか。

 森有正の本‘パスカルにおける「心情」の問題’の中で‘慰戯’フランス語で‘divertissement'(辞書には気晴らし、娯楽と訳されていますが・・・)についておもしろいことが書いてあります。
パンセ全体を貫く根本的な考えは「人間の存在はまず共同性において与えられているのである。」とパスカルは言う。パスカルはキリストの言葉として「もし汝がすでに我を所有しているのでなければ、汝は我を求めなかったであろう。であるから思い煩ってはならない。」人が何ものかを求めて働く時、人は白紙において求めるのではなく、必ず求めるように内側から促される。
 有正はいいます。ー‘愛’は神に向かうものであるから、創造の秩序に合致し、発展性を有する。
しかるに‘欲’はその原理が限定された自己自身であるから、本質的に自己閉鎖的であり、停止的であって、そこには新しい発展進歩はない。欲は限りなく自己を追求し、自己を拡大しようとする。しかるに人間存在は根本的に有限であり、自己閉鎖的存在である自己は必然的に自己の存在そのものから目をそむけ、他へ逃れようとする。ここに慰戯が成立する。

 まあ、抜粋なのでよく解からないかもしれませんが無限の愛に向かってIchは歩みたい。
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by madamegrimm | 2008-03-06 12:13 | 人間 | Comments(0)
 今年度最後の読み聞かせ‘グリム童話’を読んできました。

4年生の教室に入って行きましたら「わー、ひさしぶりー!」と声があちこちから聞こえてきて、ちょっとハイテンションで始まる。

グリム童話の中ではあまり読まれていないのではないかしら、と思う初版第2巻の9番、第2版以降は通し番号99番の‘ガラス瓶の中の化けもの’ドイツ語‘Der Geist im Glas’を読み始める。

少し4年生では早すぎるかなーなんて思いながら「ある男が息子に・・・」と進めていくうちにみんなすーっと話の中に入ってきて息子が森を散歩し鳥の巣を探していると樫の木の根っこの方でくぐもった声が聞こえガラス瓶の中から化けものが出てきて息子との駆け引きが始まるのですが、相変わらずグリムメルヒェンの面白さが伝わってくるのです。

いい歳したIchでありますが子どもたちと一緒に物語の中に入ってしまうIchであります。

‘くぐもった声’なんて愉快じゃありませんか。

家でいろんな声を出し研究して出かけます。

 地域のボランティア冥利に尽きます。


 今日は啓蟄でもあります。冬眠していた生きものたちがぞろぞろ這い出してくる日です。
今、本を読んでいましたら窓のどこかから、かたっかたっと音がしたので窓を開け何でしょう?と見ても分からずトントンと叩いたら止まりました!
きっと虫が動き出したのでしょう!

 こころもち、空気も暖かい・・・。
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by madamegrimm | 2008-03-05 09:46 | 読みきかせ | Comments(0)

哲大くんと言う方

 連日 イージス艦「あたご」に衝突され行方不明になっている親子のニュースは心痛めるひとつです。
同じ若者を持っている親の一人としてご家族の気持は計り知れないものがあるでしょう。

青年哲大くんは仲間と一緒に年数回、魚をトラックにいっぱい積めてホームレス支援団体に贈っていたとか・・・。
`魚のあんちゃん’として親しまれていたようです。

Zeitungを読んでいるところによると自分からはほとんどしゃべらず上野公園でホームレスに食事を配る情景をじっと見つめていたそうです。

ボランティアの人が一度だけ「ガソリン代」と言ってお礼を渡すと、その後は魚を届けたら、すぐに帰ってしまうようになったそうです。

なんて美しい若者に育っているのでしょう!

 上野公園のホームレス食事風景はIchも何度も出会ったことがあります。遠くからそ~っと見ていると人間の奥深い哀しみが襲いかかってきます。

炊き出しのところから黙々と、孤独な人々が100メートル以上の行列をして順番を待っているのです。
 
 人間の哀れです。

 哲大くんとそのお父様どうかジョン・万次郎のようにどこかに漂流し生き続けていってください。祈っています。b0105259_10164888.jpg

     久里浜海岸
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by madamegrimm | 2008-03-04 10:03 | 人間 | Comments(0)

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