シャルル・アズナブール

 昨日、‘徹子の部屋‘で、シャンソン歌手のシャルル・アズナブールが出演していました。なんて懐かしい人でしょう!80歳を過ぎても、あのフランス人独特の可愛らしい個性豊かな顔つきが印象に残り、フランスのシャンソン世界の奥深さに感じ入って徹子さんならではのインタビューに心 躍りました。グルジア出身アルメニア人で彼はフランスで生まれ育ち、歴としたフランス人です!
そうなんです。フランスという国はシャンソンで歌われているように、いろいろな社会的テーマが歌になり、人々の心を打ってそれをエネルギーにして、人間関係になっているといっても過言ではないと想うくらい、多くの国の人々でなりたっている! 日本とはまったく違う歴史が重たく圧し掛かりながら、人間性の善し悪しは個性で決まり、一人ひとりが、いかにエネルギーのいることか、を話していて、日本人の甘さに、考えさせられるものがありました。
これだけ、世界が狭まった今、その国だけの考えでは狭い、そう、せまい狭いとただいっていても、きっと、何も変わっていかないであろうこの国、教育を集団の中で足並みそろえて、個性豊かな子供たちを切り捨てて、表面を取り繕っている大人たち!
本当にどうしたらよろしいんでしょう!!あの苦労を微塵にも出さず、のり越えたシャルル・アズナブールの姿に頭が下がります。
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by madamegrimm | 2006-12-20 13:33 | フランス事情 | Comments(2)

週末、松本へ行ってきました。国際スズキ・メソード音楽院学生たちのボランテイアを兼ねたコンサートへ!
この学校は音楽院前身である才能教育研究会の指導者養成機関としての専門の学校でありましたが現在、故鈴木鎮一先生の愛弟子でいられ、ず~とドイツにお住まいの豊田耕兒先生(バイオリン専門)が学長になられて、何十年ものベルリンでの活躍を今、中断なさって、鈴木先生の遺言により学長の座につかれたのです。
 幼少の頃から、素晴らしい才能を発揮なさって、ヨーロッパでアルチュール・グルミオ等と沢山の共演をなさりながら、ベルリン芸大の教授などもなさり、まさに、美しい演奏を聴かせた方が、今、松本の街で、日本の音楽界に、なくてはならない音楽家になったのです。
謙虚な方でマスコミにはあまり出られない方であるが、先日、音楽院生たちの指揮をなさり、バッハとモーツアルトを演奏してくださった。
モーツアルトのセレナード13番アイネ・クライネ・ナハトムジークを聴き、なんと美しいモーツアルトか!
とかく日本人のモーツアルトはなぜか、いつもとらえ方が違うようで、モーツアルトの神髄には到底及び付かないと、いつも想っていたのですが、豊田先生のモーツアルトは正に、なんて美しい音楽なんでしょう!!モーツアルトの美が人間に喜びを与えてくれるのです!
音楽院生も充分な力を発揮しましたが、豊田耕兒氏の音楽芸術の力をあらためて知らしめてくれた一夜でした。

今夕の新聞に塩野七生さんが‘異なる文明の思想や芸術に対して、違う民族の生まれであることを理解のためのハンデイと考えがちだが・・・そして彼女はこう書いている、‘われわれだって日本のことをよく分かるって言えますかしら。ドナルド・キーン先生の方がよほどお分かりかもしれない。モーツアルトだって、ドイツ人だけが分かるものでしょうか?モーツアルトって、オーストリアの人間です。
そして‘芸術は彫刻でも絵画でも、肌の色とか人種とか民族とか、そういう違いを超えて響いてくるもの、それを持っているものだと想います。問題は誰がではなく、どうかかれているかにあるんで、結果!}う~ん、難しくなってきたが、Ichの言おうとしていることは、人間の肌で感じ学びの姿勢が真剣であれば、本物を捉えることが出来るのではないか?
by madamegrimm | 2006-12-12 23:07 | クラシックはお好き? | Comments(2)