カテゴリ:人間( 394 )

昨日今日ととんでもない強奪事件がたて続けに起きていてまさに驚愕時代に突入!

丁度昨日銀座を歩いたばかりの同じ場所で何千万円のひったくりがあり、どうしてそのような額が巷に行き来しているのか・・・まさに世はならず者の時代なのでしょうか・・・。

持っていない私は重たい本をリュックに入れて渋谷のユーロスペースまで道玄坂を登って行ったのでした。

セブンイレブンの横を曲がると昔で言えば如何わしい場所の通りを通ると左側に映画館ユーロスペースがあります。

映画日本題『わすれな草』ドイツ題‘Vergiss mein nicht' そのものずばりの題名です。

久しぶりのドイツ語の映画で毎日少しずつの勉強しかしていないドイツ語ですが、会話を聴いているとほとんど聞こえてくる・・・。嬉しい!もっともアルツハイマーの女性の話ですので簡単な会話ばかりで当然なのかもしれませんが日に日に私も衰えを感じる日常で数十年前のドイツ語学が私を蘇えらせてくれました。

今回の映画はドキュメンタリー映画賞をとっている監督・脚本家:ダーヴィット・ジーヴェキング自らの撮影で年老いた両親の記録映画です。

前に何度か老年の映画は観ていますが俳優たちの切羽詰まった演技に魅了されながらどこか本物ではない違和感をいつも感じて映画館を後にしたものですが、この『わすれな草』はアルツハイマーになった母親の姿を追い、その介護の父親を助けるために監督自身が協力し出すのです。

沢山の課題が牛耳込められている内容で、ある意味、人間の美しさを感じてしまう素晴らしいドキュメント映画でした。

父親は数学の教授、その母親は言語学者、インテリの家族の葛藤が皆同じ道にはならない介護の世界を自然体で迫ってこさせる力量に勇気をもらえた作品でした。

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by madamegrimm | 2017-04-21 19:26 | 人間 | Comments(2)

 Zeitungを読んでいると溜息が出てしまいます。

シューベルトの「さすらい人」幻想曲Cdurをリヒテルのあの激しい出だしによって劇的世の儚さを想う私。

もう何をするにもバカらしくなってくる。人々の優しさをもう一度考え直して行かなければ・・・。

自分が自分が・・・これでは人のこころなど推し量れない。

忖度(そんたく)という言葉が流行っていますが辞書を引くと《他人の心中をおしはかること。推察》と出ています。これは相手の気持を忖度することで、優しさの方の使い方ではない。

ひとりひとり顔が違うように一人一人に思いやりが大切、この基本が政治ではありませんか・・・。

さすらう私です。

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by madamegrimm | 2017-03-26 10:34 | 人間 | Comments(0)

現代娯楽文学の極み

 新潮社新刊・村上春樹著『騎士団長殺し』第1部と2部を読み切る。

タイトルに記しましたが見事なまでの現代を極めた娯楽文学と言わせて戴きたい・・・。

このような厚い2冊を一気に読ませる力に圧倒されました。

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果物のネーブルで囲った春樹氏の本、ネーブルとはまったく関係ございませんが、このネーブルが珍しく日本産熊本地方の果物でボン・マルシェで購入、輸入物のネーブル味と比べると少々酸っぱ過ぎましたが初物です。

『騎士団長殺し』の内容は、肖像画家のが繰り広げる小田原郊外での人々との出会いから素晴らしい文章テクニックでフィクション物語を作り上げていく能力は村上春樹という作家の集大成と申しますか、経験が見事に集積された作品になっているように感じられるのです。

こちらの世界とあちらの世界が彼独特の地底への誘いとなって、夢の世界と現実の橋渡しを人間が持ち合わせている魂となり暗喩または比喩的に表現されていく・・・。

後半はメタファーという言葉が使われていきますが、人間誰しも持っている(と思う)自分自身の摩訶不思議な経験をひょっと現われる騎士団長という小人がその離婚寸前の絵描きと秋川まりえと言う少女にしか見えない姿になって物語が展開していきます。

モーツアルトのオペラ、ドン・ジョバンニの話の中からの騎士団長。

とにかくその小田原近郊山間で繰り広げられる驚くばかりの豊富な文の内容で凄い!職人芸です。

誕生日の日に読み終わり、村上春樹さま、楽しませてくださってありがとうございました。

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新宿中村屋の小イチゴパフェ(会食の前の一口^^)
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by madamegrimm | 2017-03-09 17:14 | 人間 | Comments(4)

 雨模様から曇り空になり徐々に暖かくなってきた今日一日、渋谷のBunkamuraまでひとっ跳び・・・。

用事にかまけてすっかり忘れていましたウイーン分離派に属しますか、グスタフ・クリムトの後輩であるエゴン・シーレの映画『死と乙女』を思い出し、まだ上映していましたので出かけてきました。

シーレ役の新人男優ノア・サーベトラというオーストリア人、アラン・ドロンを想わせる風貌でもっときりっとしている若さ溢れる目鼻立ち。

周りを囲む女性たち、妹・ゲルティ、踊り子・モア、モデル・恋人・ヴァリ、妻になるエディット、その姉・アデーレ等々、エゴン・シーレのナルシスト兼エゴイストと絡む女性たちの複雑な心境が私の高齢者となった今の主観的感想を述べると「若き芸術家の美しい一生」でした。

28歳で病死するエゴン・シーレですが、世紀末ウイーンの時代でクリムトやココシュカ(分離派には属さない)などこの頃の人間への鋭い目線は人々の性への行き着く人間描写に心と共にエスカレートして芸術家の目が注がれていくのです。

日本の浮世絵もそのひとつであり、共通性の線の描写にも繋がって行く・・・。

シーレのあのような肉体をそぎ落としたような作品群を見ていると何を云おうとしているのか・・この映画を観終わってディーター・ベルナーという監督の気持ちが伝わってくるのでした。

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by madamegrimm | 2017-02-23 20:32 | 人間 | Comments(2)

 作曲家モーツアルトの話はいたるところで語りつくされていますが、新たに新潮文庫が発刊した理由も少し不思議に思い買い求めました。

作者はひのまどかさんとおっしゃる方、履歴を見ると日本女子大付属から芸大のヴァイオリン科をお出になり、グループを組んで音楽活動をしていらした方。

彼女のライフワークとして『作曲家の物語シリーズ』をリブリオ出版というところからチャイコフスキーやバッハ、メンデルスゾーン、ベートーヴェン等々クラシック音楽の世界を書いていかれましたが、2015年にそのリブリオ出版社が諸々の事情で撤退し、新たに新潮社との繋がりが始まったようです。

なるほど、出版関係は大変でいらっしゃいますね・・・。

この『モーツアルト』の作品は作者がモーツアルトの曲を沢山弾いていくうちにモーツアルトの「こわさ」に気づき音楽家ならではの感性で文を書いて行かれる内容に、同時代を生きる私にとって大変興味が湧いての読書になりました。

モーツアルトの神童時代から生涯35年を通しての強烈な生き様は、少し音楽家の世界を垣間見た私はモーツアルト・人間の芯の苦しみが伝わってきて、あの美しい天真爛漫な音は苦しみを乗り越えた解放が音譜になって天に鳴り響く音楽になり私たちに束の間の幸せを贈ってくださったのでした。

やはり読書は楽しい・・・。

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明日はモーツアルトの誕生日、大好きなピアノ協奏曲を聴きましょう。
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by madamegrimm | 2017-01-26 11:06 | 人間 | Comments(4)

 アメリカの大統領が変わった日にこの本を記すのは何か因縁があるのか・・・。

いえ、まったく関係ございませんが、いつものちょっと気をひく本屋さんで見つけた文庫本、『総理の夫』(実業の日本社)原田マハ著なのです。

こんなに面白いフィクションは政治に少し興味のある方でしたら爆笑してしまう事、然りです。

マハ女史の筆が立つ作風に恐れ入りました。

この「First Gentleman」は相馬日和という鳥類学者で音羽の御曹司・優雅な次男坊の設定です。

そこに凜子と云う凛々しき女性と恋愛して日和の妻となり、その相馬凜子が日本初の総理大臣に就任する内容なのです。

いやはや、その過程の凄まじさに圧倒され、泣き笑いの連続で、いくつかのクライマックスの中での極みは二回目の選挙戦で日和君も最後の応援演説で二人の抱擁に歓声が湧きあがるところ・・・。

主人公・日和が日記をしたためていく形で文が進められていく様式なのですが実に裕福な世界の中の苦悩と歓喜が入り混じった愉快な小説なのでした。

さあ、トランプファミリーも大変でいらっしゃいますね。どのような世の中になって行くのか・・・。
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by madamegrimm | 2017-01-21 11:20 | 人間 | Comments(2)

 野球などのスポーツ選手によく起こる肩や筋肉の怪我等で猛烈な独特の治療で再復帰している選手たちをみているとやわな私は信じられない・・・と。

昔一度だけPTAのバレーボールに参加して(50代でしたか・・・)転び、右手首ヒビ骨折をした時のその痛さと治療に長い時間を要し、もう二度とこのような体験はしたくないと思ったものです。

新宿西口昔からの繁華街を通り過ぎると、おー、都庁を中心としたビル街に突き当たりました。

そこの一角、モノリスビルでお誘いを受けたお昼のコンサートに出かけてきました。

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モノリス1階アトリウム内にふたつの楽器が並んで出番を待っています。

12時20分ジャスト、ピアノの方がバッハのメヌエットを弾き始めそのリズムに合わせて後方からシャカ♪シャカ♪っと小さな音からだんだんとステージに近づいてくるパーカッション奏者・安江佐和子さまご登場です。

オレンジとグレーのドレスで始まりました、彼女のそう、強靭なそして優しい美しい繊細な演奏が。

半年のブランクなど微塵も見せない素敵な舞台は一階のロビー道行く人々の心を虜にしています。

お昼休みのこの演奏に出会った会社員の方々はきっと仕事から解き放された幸せなひとときでいらっしゃいましたでしょう。

佐和子さま、お身体お大切に益々の素晴らしきアーチストでありますように。

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春一番の私の大好きな花、この日のチューリップとミモザが彼女の出番を待ち望んでいます。

「苦は楽の種」、プロの厳しさは承知しながら、無理をなさらないでゆっくりゆっくりと・・・。
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by madamegrimm | 2017-01-19 11:23 | 人間 | Comments(4)

もう鏡開きの日です

 暮から正月にかけて500頁前後の単行本2冊、家事に追われながら読み続けました。

ひとつは『蜜蜂と遠雷』恩田陸著(幻冬舎)、もう一冊は『罪の声』塩田武士著(講談社)です。

二冊ともフィクションでありながら現在の実景が背景にあってリアルに読み手を惹きつけます。

『蜜蜂と遠雷』は日本での国際ピアノコンクールを舞台にした出演者を中心にしてのピアノ音楽ドラマです。

第三次予選までの手に汗握る主人公4人のそれぞれの境遇がコンクールという切羽詰まった表現競争に左右されながら若さ溢れる芸術家になろうとする曲への想いがドラマティックに表現されていくのでした。

少々劇画っぽいでしたがそれぞれのピアニストたちの曲選びにも大変手がこんでいて中心のカザマ・ジンと言う青年はまだ16歳でフランスの養蜂家の息子で正規の音楽教育を受けて来ず大ピアニストの推薦文で登場してきます。その推薦文は

皆さんに、カザマ・ジンをお贈りする。文字通り、彼は「ギフト」である。恐らくは、天から我々への。だが勘違いしてはいけない。試されているのは彼ではなく、私であり、皆さんなのだ。
彼を『体験』すればお分かりになるだろうが、彼は決して甘い恩寵なのではない。彼は劇薬なのだ。
中には彼を嫌悪し、憎悪し、拒絶する者もいるだろう。しかし、それもまた彼の真実であり、彼を『体験』する者の中にある真実なのだ。
彼を本物の『ギフト』とするか、それとも『災厄』にしてしまうのかは、、皆さん、いや、我々にかかっている。ユウジ・フォン・ホフマン


このような推薦状から始まって行くピアノ・コンクール、沢山の作曲家が登場し、現代のピアニストの皆さんのレベルの高さに圧倒される、まるでそこで聴いているような錯覚に陥りそうになる楽しい小説でした。

そして『罪の声』、こちらは1980年前後、関西の方で菓子メーカー等が脅迫誘拐事件が起こり、未解決で時効になりました事件を作者が推理小説にして、ある大手新聞記者が国際的に捌いて行く内容です。

よく出来ています。あの頃のことがこちらもリアルに蘇えってきました。

小説家の手腕に脱帽です。

さて、少し休んで朝食は鏡開きでお汁粉に致しましょうか・・・。
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by madamegrimm | 2017-01-11 00:28 | 人間 | Comments(4)

新年の日々

 元旦にラジオを聞いていましたら新年の挨拶に「新年明けましておめでとう」の言葉で新年と明けましては同義語なので並べて使ってはだめであることをコメディアンが話していましたがあれっ!と思う。

そんなことはない、と私は思います。何故なら新年が明かるく年が明けるのですからちっとも間違ってはいない。どちらの学者さまがおっしゃったのか知りませんがここでもまた疑問発生です。

そんなことを想いながら元旦の街の静けさよ。

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シャッターのしまったお店の正月飾りが多いのに目が行く。

3日目の山間の澄んだ川の流れ

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亡き無臭氏の奥方が4キロ先のご自宅から歩きで訪ねてくださる。何と弘前産シードル1,5リットル入りのビンをかかえて・・・あー、ありがたき幸せ!

車でいらっしゃると思っていましたのでビール、ワインも用意せず、申しわけない・・・。

フランスでよくブルターニュ地方のレストランに入ると、そのシードル(りんご酒)とガレット(そば粉のクレープ)を戴いたものですが懐かしいシードルというお酒に心躍る。

彼女といろいろな話で時を過ごし何も無い山あいの冷蔵庫より急きょお好み焼きを作ってシードルで乾杯!

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大雑把で見てくれ悪いですが美味・・・かな?

すっかり暗くなってしまい帰路を心配しながらスコッチ・ウイスキー‘オールド・パー’を一杯飲んで戴いて「今年もよろしく」で別れる。

無事イノシシにもぶつからずに戻られたメールが入りホッとする。

4日早めに出て医院で薬をいただきMeine Tochterの家へ寄る。次男家族が帰省していて二歳になる孫、あー、Ichのひ孫!ギャフン・・・

それがそれが私と気が合うのでしょうか、可愛いのなんの・・たくさんたくさん遊んできました。まだ言葉は反応早いウムニャムニャクチュクチュ、素早い男児身体で対応してきます^^

私が帰ったら家中を探し回っていたとか・・・胸がキュンでした。

パソコンのバックから「オーケストラ」という映画you tubeの音楽がまだ聞こえてきます。

諦観の一年がはじまりました。
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by madamegrimm | 2017-01-05 11:22 | 人間 | Comments(2)

諦観の一年になりそう

 新年が一日過ぎ心躍る変化もなく元旦は飲み過ぎて嘔吐、食道・胃が弱ってきている。

大して飲んでいないのだがくいしんぼうの私は1年いっぺんの正月料理につい手を出してしまい食べ過ぎそして飲み過ぎ・・・もう来年からは作らない。

自分の限界を把握したくない・・・あー、それにしても歳をとって行くとはつまらない人生に繋がる。

このブログもつまらなくなるのですね・・・。

体力は弱り力尽きて人間は終わっていくのです。

つまらないブログでごめんなさい。諦観です。

(記事管理の中に検索キーワードという欄がありますが、今朝そこにつまらないと記してあり失礼な!!ネットのいじわるに頭くる)
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by madamegrimm | 2017-01-02 12:38 | 人間 | Comments(5)