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カテゴリ:クラシックはお好き?( 216 )

劇的シューマンの出だし

 節分が過ぎてもまだまだ激寒、今朝は寒さを吹き飛ばすためにシューマンのピアノ・コンチェルトA minorをマルタ・アルゲリッチの演奏で聴きながら掃除機を翔る。

駆け巡りましたので春の光で寒さをまさに翔るのでした。

毎日毎日いろいろな事があり、このピアノ協奏曲のように波風、浮き沈み、アルゲリッチの感情等、入り混じったシューマンを聴いていると人間の力を信じようよ・・・と言っているよう。

アーノンクールの指揮で1992年頃の録音、アルゲリッチの演奏が少々ピアノに慣れ過ぎている感なきにしも・・・で演奏家の波の感情が聞こえてくるようです。

同じ版にヴァイオリン・コンチェルトD minorも入っていてこちらも激するギドン・クレメルの演奏です。

シューマン先生の苦しみ哀しみが伝わってきます。

人間はどこまで生きたら良いのか・・・生きる苦しみが私に襲ってくる。

本と音楽に助けられています。
by madamegrimm | 2017-02-04 11:50 | クラシックはお好き? | Comments(2)

今年も青山一丁目下車

 下車すると青山通りは澄みわたった青空。

クリスマスの日の午後はドイツ文化会館へ豊田元子先生恒例のクリスマスコンサートへ足を運ぶ。

今年はモーツアルト生誕260年、ウェーバー生誕230年、ブゾーニ生誕150年、リスト生誕130年を記念しての多彩なプログラムに構成されての皆さまの演奏でした。

ご高齢になられました元子先生のこの日のご活躍、運行・司会・音楽家の説明・ピアノ演奏・伴奏と沢山のご気遣いをされる姿に頭がさがります。

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才能豊かな皆さまの演奏に楽しい半日を過ごさせていただきました。

終了後の立食パーティー、参加費1000円をお払いしてちょっとくつろぐひとときとなりました。

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奥の方、元子先生のお隣にいらっしゃる方はバリトン歌手築地文夫先生で今年の夏、同窓生ほぼ同期の芸大時代のご友人たちで声楽のコンサートを開催なさいましたが、この日はムソログスキーの「蚤の歌」やモーツアルトの「フィガロの結婚」よりアリアを歌ってくださいました。

参りました!
by madamegrimm | 2016-12-26 11:18 | クラシックはお好き? | Comments(4)

神を考える日

 長い年月を過ごして来ました。
今晩はクリスマスイヴ、世の天災人災はいつも毎年何かが私たちに襲ってきます。
何気なく日々を過ごさせて戴いている私にとって、神の存在を素直に信じる心が自然と湧いてくるのです。

沢山の宗教がこの全世界にはあります。そのことによって宗教の違いから仲違いし争いが絶えません。

一人一人の思想の違いからも異質な行いが起こります。

ふっと自分の置かれた立場から事を進めていくと生い立ちから人間の方向性が決まって行く・・・。

最近想うことは、神は宇宙、見えませんがそこから運命・宿命を下されているような・・・。

今、CD棚からヨハン・ローゼンミュラー(1618~1648)の『クリスマス物語Weihnachtshistorie』を聴きながらこれを打っています。

作曲者はライプツィッヒで過ごし色々な事があって北イタリアでも活躍し、シュッツやバッハ等との関わり合いもありながら美しい教会世俗音楽を造りだした方です。

キリスト誕生の音楽を聴いていると、ヨーロッパの人々の厳かな神を想う心が伝わってきます。

最近、イギリスのインテリの方から発せられた「ポスト・ツルースPost truth」・・・少し揶揄されている言葉なのでしょうか。
真実の後には何が。

東洋の神の考え方には仏陀と自然、どちらに致しましても厳かな気持ちで神を感じ信じて静かな余生を過ごしたい気分にさせてくれるクリスマス物語を聴きながらイヴを迎えましょう。

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by madamegrimm | 2016-12-24 13:03 | クラシックはお好き? | Comments(2)

 ハーモニータワーのベーゼンドルファーランチタイムコンサートへ又、愛花さんのショパンを聴きに出かける。

オール・ショパンプログラム、良く練習していらっしゃいます。いいなー!

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真赤なドレスが大変良く似合っていました。

アンコールにバラード2番も弾いてふむふむ・・・。エチュードは第2番と4番を弾いてくださいましたが、第4番の変ロ短調でしょうか、心のこもった美しい演奏でした。

アンダンテ・スピアナートと華麗な大ポロネーズ 変ホ長調作品22は流石、お見事です。

ベーゼンドルファーの楽器はスタインウエイよりも硬質の音で体力も必要・・・と思うのですが堂々と弾いていらっしゃいます。

お疲れ様でした。

帰路、ひとり新宿西口まで青梅街道をテクテク歩き、野村ビルでランチ定食ブイヤベース具沢山(何と1000円)をのんびり食す。

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歩き疲れてさてひと休み。
by madamegrimm | 2016-12-09 16:36 | クラシックはお好き? | Comments(2)

 ようやく山野楽器に探しだしてもらいまして、高音質CDシリーズの交響曲『画家マティス』を手に入れる。

ヘルベルト・ケーゲル指揮ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団の演奏です。

非常にドイツ的で作曲者ヒンデミットがよくわかりました。

この曲はどちらかで何度か聴いたことがありました。はっきりとこの「画家マティス」がアルザス地方にあるコルマールという町にマティアス・グリューネヴァルトの祭壇画からの画家マティスであることをブログ知人沼辺氏から教えて戴き、あらためてその祭壇画を訪ねた事を思い出し、交響曲を聴いているとキリストの死を悼む心が絵と曲で一致し、16世紀の絵を眺めながら近代の作曲者ヒンデミット(1895~1963)の心理状態が読みとれるような作品なのでした。

新たなヒンデミット像に何故拘るのか・・・それはSohnとベルリンに居る頃、彼が所属していました学校が「パウル・ヒンデミット・ノイケルン」という音楽学校だったのです。

その当時は漠然と学校名を聞いておりましたのですが、今振り返ってみますと、ヒンデミットの偉大さが大写しになり、ドイツ人の誇りであられたのでした。

関係各先生方に学べたことに感謝の気持ちを・・・ありがとうございました。

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           マティアス・グリューネヴァルトの「イーゼンハイム祭壇画」

こちらのCDは1980年ドレスデン・ルカ教会での録音で他に組曲『いとも気高き幻想』が入っており、1989年キングレコードがステレオ化しましたが高音質(UHQ)CDになって発売になったばかりです。
by madamegrimm | 2016-12-04 23:46 | クラシックはお好き? | Comments(2)

最近Meine Tochterが身銭を切って少し豪華なヴァイオリンを求めたよう。

小学校時代まで熱心にヴァイオリンの稽古に通っていたが年頃になってきて興味の対象が他に移り家族でヨーロッパ住まいも始まり、かなりの進歩がありながら途中止めとなり、大人の人生を過ごして行った彼女は何と新たなヴァイオリンを求めるとは、はて?いかなる心境か・・・。

家を訪ねた時、楽器を見せてもらった。

美しい・・・。再挑戦に期待したい・・・。

同じころ、何とIchも母の形見で三味線を戴いた。

次姉が弾けるようにきれいに直してくれました。ケースまでつけて・・・。

邦楽は何も弾けない私ではあるが、日々、調弦をしたりしている内に、スズキ・メソードで娘と通った練習曲、キラキラ星・蝶々、子ぎつね・かすみか雲か・無窮動と懐かしいメロディが次から次に頭に浮かび、自然に手が動く。

三味線でも洋楽が弾けそう!

弦の音は心落ち着く。がんばろう!
by madamegrimm | 2016-12-03 12:47 | クラシックはお好き? | Comments(4)

昨日のコンサートから

 昨日の豊田弓乃氏のリサイタルでは珍しい作曲家の演奏が最初にありました。

舞台には6つの譜面台が置かれています。

あれ?6人も参加されるのかしら・・・

始まりました。弓乃氏一人が後ろの方の譜面台から弾き始めたのです。

音はむむむ、東洋的響き、日本の仏教よりもどちらかといえば東南アジア的響き、譜面台を数分ヴァイオリンで弾いては次へ移り、段々と音もエスカレートしていきます。

クライマックスの前方真ん中の譜面に辿り着いたときは音の頂点へ・・・。

現代作曲家・松下功(1951~)とおっしゃる方の『マントラ』という作品です。

プログラムによりますと無伴奏ヴァイオリンのために2001年に書かれ仏教の理念に関わる作品で、生きることの苦悩から逃れ、安らぎを得るための‘祈り’を音にしたためたいという思いで作曲したことが記されています。

マントラとはサンスクリット語で真言の意だそうです。

この日の曲目は他にプーランクのヴァイオリンとピアノのためのソナタ、かなり激しい曲です。

デュオのモーツアルトを一曲。

グリーグのヴァイオリンソナタ第3番ハ長調作品45、民族的な強烈な演奏で幕を閉じました。

アンコールもお得意のフォーレなどありましたが、いつもと違う趣向が目につきました。

満席、ブラボーの声・・・演奏家の極みでいらっしゃいました。

お疲れ様でした。
by madamegrimm | 2016-10-17 19:04 | クラシックはお好き? | Comments(2)

午後のコンサート

 上野文化会館前の巨木

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小ホールの方でいつもご案内を戴く豊田弓乃氏のヴァイオリンと海老彰子さんのピアノでデュオリサイタル。

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息の合った演奏でいらっしゃいました。

2日前の空も・・・

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今日は少し疲れました。おやすみなさい。
by madamegrimm | 2016-10-16 22:52 | クラシックはお好き? | Comments(2)

ブルターニュの思い出と

 今から27・8年前の事です。

暮の大晦日に着いたブルターニュ地方の最先端、荒れ狂う大西洋の荒波を見た時、寒さと共に凍てつく岸壁のコンクリートの姿がモネや画家たちの作品とだぶってふと歴史のもの悲しさとなって襲ってくるのでした。

先日からドビュッシーの世界に浸っていて、その前奏曲集の中にいくつかの曲にブルターニュ地方の情景と繋がる話があります。

ドヴァイヨン先生がまとめられたドビュッシーの島々でⅠ・植物の島 Ⅱ・風の島 Ⅲ・文学の島 Ⅳ・ユーモアの島 Ⅴ・神秘の島 Ⅵ・過去の島 Ⅶ・静寂の島 Ⅷ・踊りの島 Ⅸ・旅の島 Ⅹ・不思議の島 ⅩⅠ・ヴィルトゥオーゾの島とこのように11の島に分けて解説してくださっています。

この中で私の好きな曲、「西風の見たもの」第1集の7曲目ですが、西風まさに大西洋から吹き荒れる風がブルターニュ地方へぶつかるその姿が音楽とともに過去の思い出となって押し寄せてくるのです。

そしてもう一つ、「沈める寺」第1集10曲目ですが、こちらも私の思い出の曲となりました好きな作品ですが、やはりこちらの本で知りました大昔に波に飲み込まれたYs村という伝説の都市のお話があったそうです。

その神秘的な物語の教会をあらためてあの時のブルターニュの教会のミサに参加し、厳かな神秘に包まれた体験はこの音楽からも読み取れ、益々私はエスカレートしていくのでした。

ドビュッシーという作曲家は生い立ちや経歴などとは関係なく作品からだけで人間のふくらみを感じる方です。

まだまだ続きそうです。

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      ドビュッシーの肖像
by madamegrimm | 2016-09-11 13:04 | クラシックはお好き? | Comments(4)

鬱陶しい毎日の中

 
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ここはビルの中から撮影・・・そう、丸の内のオアゾーです。

maru氏が求められた本があるMaruzenの入っているビルです。

フランス人であるピアニスト、『パスカル・ドゥヴァイヨンとめぐるドビュッシーの島々』というドゥヴァイヨン先生ならではのドビュッシー解説書です。

昨夕はこの前奏曲集第1卷Ⅳ番目の作品題「夕べの大気にただよう音と香り」をじで行く気候でしたが、一事が万事ドビュッシーの前奏曲集第1卷と第2卷集には音と香りの詰まった作品集です。

ドヴァイヨン先生の経験豊かな様々な島にたとえて進めていく内容はピアノを弾ける者も弾けない者も魅力となってひきつけさせてくれます。

この人間に出会う事のないドビュッシーの世界、ひとりひとりの感受性のみの詩の音と香りにもうすぐ「枯葉」(第2集第2曲)の時期、独自の語法とドヴァイヨン先生はおっしゃっていらっしゃいますが静かにこの鬱陶しい日々を少しでも離れて人のいない美の世界に身を置く・・・そんな気持ちにさせてくれる楽しみの書でした。

今、「月光の降り注ぐテラス」(第2集第7曲)が流れています。

ドビュッシーの才能の神秘が聴こえてきます。
by madamegrimm | 2016-09-07 14:04 | クラシックはお好き? | Comments(6)