カテゴリ:フランス事情( 60 )

ラヴェル『ボレロ』への郷愁

 ブログ友より触発されてフランスの作曲家モーリス・ラヴェルの事を思い出しております。

昔、パリのシャイヨウ宮広場でバレーダンサー、モーリス・ベジャールがその野外ステージでバレエ曲『ボレロ』を披露しました。

暗闇迫る夕方からの夏の公演でしたが、丁度始まる少し前から猛烈な夕立があり、ステージが雨でビショビショです。

観客席の椅子もビショビショ・・・

雨は止みました。何とボレロの音楽が鳴り始め、かの有名なダンサーたちが次々に登場して目の前で踊りが繰り広げられていきます。

床の水など気にもせずその水滴をまるで計算に入れているように踊り手たちは次から次へと滑りながら踊っているのです。

圧倒されて行くうちにクライマックス!

そしてベジャール登場です。

その演出は見事でベジャール先生の個性溢れるオーラはその後、かなり遅れて日本にも知れ渡っていくのですがダンサーたちの美の奥深さに感動したものです。

ベジャールはもう亡くなりましたねー。

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by madamegrimm | 2017-12-03 12:53 | フランス事情 | Comments(4)

思い出の2017年ボジョレ・ヌボー解禁日

今日は11月第三木曜日、恒例フランスワインボジョレ地方の新Vin解禁日です。

今朝から良いお天気で次姉の所属している地域美術展(アマチュア団体)へ作品を観に行く。
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都庁の横の木々が紅葉を始めています。

帰路早速にVinを買い求め思い出のフランスへの年月日を辿っています。

ひとり共に食したい品々を黙々とツマミを作り上げました。

そろそろ私だけの楽しみを繰り広げましょう。

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by madamegrimm | 2017-11-16 16:36 | フランス事情 | Comments(4)

`Cezanne et moi’ 日本題「セザンヌと過ごした時間」を観る

渋谷の文化村へ向かう。

画家ポール・セザンヌと小説家エミール・ゾラの友情物語ですがこの二人が幼友達であったことを今回の映画によって恥ずかしながら初めて知りました。

上映まで時間があり、東急本店のいつもの4階キャフェ兼レストランでガレットとコーヒーを戴く。

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こちらの珈琲はポットに入れてきてくださるので2~3杯飲めて待ち時間があるときは助かります。

さて、映画『Cezanne et moi』ですが登場人物が前後して、始めはどの人がどの役・・・と少々混乱で(あー、予習がたりなかったなー)と久々のフランス語と訳字に追われ前半は早めのテンポ展開に戸惑いを。

徐々に引き込まれていく。

そもそもこの有名な二人まったく正反対の人間がそれぞれの個性をぶつけ合いながら12~3歳の頃の南プロバンス地方エクスでの蜜な友情が一生涯影響し合うドラマはやはり惹きつけられます。

監督は女性でダニエル・トンプソンと云う方。登場人物の女性たちが私にはうまく把握できず、主人公2人にスポットを当てた進行になっているように感じました。

1880年代後半のパリの画壇は混乱の最中をセザンヌは親から仕送りを絶たれ荒れ狂う日々を過ごしながら(何とゴッホが描いた画商兼画材屋のおじさんも登場)印象派とは異なる独自の美学と技法が認められようとせず、エクス・アン・プロバンスの故郷へ戻り、太陽の光と深い色調によっての色彩が、永遠のアルカディア(牧歌的な理想郷)に変容していくのでした。プログラムから少し引用。

しかしエミール・ゾラは心は深くセザンヌに向けていながら彼の絵には高くは評価せずセザンヌを苦しめます。

芸術家のエゴと孤独がよく表現されています。

プログラムを買って開けましたら、野崎歓氏が記していらして『不器用で矛盾だらけの男たち』と題しており嬉しくなりました。

エクス・アン・プロバンスのあの太陽の光を浴びた曲がり角が懐かしく思い出され、若かった自分を振り返っています。

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by madamegrimm | 2017-09-16 10:56 | フランス事情 | Comments(2)

フランボアーズとピスタッチオ

 フランスの新しい政治情勢に興味がわきます。

現在のフランスをしばらく目にしておりませんが豊かな土地から醸し出される様々な食材は私の心を誘う。

時々拝見している関西のお方のブログにラズベリーを収穫なさったFotoをUpしていらっしゃり、懐かしさにフランスへ飛んで行きたい衝動にかられています。

ヨーロッパ独特のマルシェ(朝市)は食料を吟味する者にとっては魅力が尽きません。

この季節はまさにフランボワーズ、日本ではラズベリーと呼ばれることが多いですがパリの街のこのフランボワーズ・木イチゴは果物の中では最高の宝石の様・・・。

幼児の頃に連れて行ったmon filsは食が細く病気がちの子であったがこのフランボアーズを食べさせた時の嬉しそうな顔は今でも思い出されます。

それ以後、パリのこの時期になるとmon mariは日曜日filsを連れて朝市に出かけ可愛い箱に入っているフランボアーズを大量に買い込んできて幸せそうに二人で食しているのでした。

そしてマルシェのナッツ類を売っている場所からは緑色をしたピスタッチオ、これがまた二人の大好きな木の実、ポリポリ・パリパリ飽きることなく食べ過ぎ・・・。

こんな贅沢は日本では出来ません、この国日本のピスタッチオの塩っ辛いことと云ったら・・・そしてトレ・シェール!

小さな食べ物が大きな農場に繋がるフランスという国の農業国としての偉大さ・・。

人間をつくる食べ物は思想をつくる基本になるのではないか・・・小さな思い出です。

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by madamegrimm | 2017-06-20 10:31 | フランス事情 | Comments(2)

大統領選マクロン氏当選!

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フランスらしいカップルです。

興味津々・・・25歳も年上の伴侶、如何にこの困難な政治の世界をのりきって行くのか、EUと共に善き方向に世界が進むことを祈ります。
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by madamegrimm | 2017-05-08 10:42 | フランス事情 | Comments(2)

改版『ロマネ・コンティの里から』を楽しむ

 まだまだ三寒四温には程遠い今日この頃、ワイドショーの気象予報士船木くんが今日のような日を驟雪驟雨(しゅうせつしゅうう)と言っていました^^

マスコミはアメリカトランプ大統領のニュース一辺倒にこの国はどこへ向かっていくのか・・・日々不安がよぎりますがそのような事を考えてもどうしようもない一庶民、多忙に追われながら本屋さんで目についたこちらの文庫本、中央公論新社・戸塚真弓著『ロマネ・コンティの里から』(ぶどう酒の悦しみを求めて)を読了。

懐かしいフランス時代が私に襲ってきました。ほぼ同時代、この方がお書きになっているワインの事柄は丁度同じころからパリに住み始め手探りで日本人社会の方々と交流した食事会での話題の中心がフランスのワインであり、諸々の料理と共に白ワイン、赤ワイン、ローゼ、シャンパーニュ、を皆で楽しみながら戴いたり用意したり、リアルに蘇えってくるのでした。

ブルゴーニュ地方の小さな村から作られるこのかの有名な赤ワイン・ロマネ・コンティを一度でも口に含めたい気持ちになった日本人は沢山いらっしゃいました。想像だけでもまろやかな味わいが私の口の中に拡がって来ます。

この本の中にそこの醸造長のアンドレ・ノブレ氏は、このぶどう酒の香りを、「雷雨の後の、しっとりとぬれた森の中で、一枚の枯葉をひろいあげて匂いをかいだ時のようだ」と表現したのである。と記しています。

ま、フランス人らしい表現ですが、確かにワインはこのような湿度と温度、自然現象が大きく左右されて人々にその一本一本から思いがけない喜びを分かち合うワインの魅力、これには惹きつけられます。

最近の日本市場はイタリア産、スペイン産、南米方面からも沢山のワインが輸入されており、日本産もあなどれません。

フランスで旅をし、その土地で出会ったレストランでの料理に欠かせなかったle vinは私の心の財産であり、こちらの本によって新たな味わいが写し出されてくるのでした。

もう食も細くなり高価なワインはとても飲めませんが若い時に味わったワインと料理の味は決して忘れないものなのですねー。

ワインよ、幸せを有り難うです。

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by madamegrimm | 2017-02-10 14:43 | フランス事情 | Comments(2)

2016年ボジョレ・ヌヴォー解禁日

 この日を楽しみにするOyo-の年行事!

今年は少し心配する身内がいましたが、先ほど元気なFotoが送信されてきて、ホッとし、近くのお店で恒例の2016年ボジョレ・ヌヴォーを求めに出かける。

今日は十勝産のゴーダチーズとトマト等でオードブルを作りましょう。

小さな喜びが幸せに繋がります。

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このワイングラスはボルドー系のグラスですが小さめで気に入っています。

早々と味見をしましたが、ほんのり酸味が漂う爽やかなフルーティーの味わいで美味です^^

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やはりボジョレ用のグラスに入れてフルーティ色でカンパーイ!
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by madamegrimm | 2016-11-17 16:53 | フランス事情 | Comments(2)

日本近代の歴史と共に

 皇室の昭和天皇の末弟君三笠宮さまが今朝逝去されました。100歳でした。

丁度、河盛好蔵の島崎藤村のパリ生活を読み終わったところで、時代が大正初期の頃のエリート日本人の異国フランスでの心の葛藤が滲み出てくるような情景に、官僚の方々や芸術家たちとの交流と共にその当時の華族も浮かび上がりその頃に誕生された大正天皇の最後のご子息が三笠宮さまでした。

この国の幅広い年齢の人々はこの日本列島で生を全うしていきます。

そして100年の重みを背負った方々はまだたくさんいられます。私も70年以上の歴史を背負って生きております。

そういう今の時代が明治大正昭和そして平成という日本の年号によって皇室と共に独自の格差を表現しています。

謹んで哀悼の意を表するとともに、これからのこの国の皇室の問題、弱者への問題、諸々が恐怖にならないようしっかり一人一人が世の中を見つめ人は皆弱者になっていくことを理解して助け合っていける国を望むばかりなのです。

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明日ちょっと山間へ・・・
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by madamegrimm | 2016-10-27 21:24 | フランス事情 | Comments(2)

ポンピドー・センター傑作展へ

 今日は第3水曜日、都美術館のシルバー日です。

明日までの展覧会『ポンピドゥー・センター傑作展』を観に行ってきました。

フランスのパリ中心に建てられている独特の建物、国立総合文化施設でもあるセンター内の近代美術がひとりひとりの芸術家の作品と一緒に言葉が書かれた20世紀作品展です。

1945年はどなたの展示もなくシャンソンの「バラ色の人生」が微かな音で流れていました。おしゃれな企画です。

ピカソもマチスもデュフィもやはり目を引きますがシャガールの2メートル以上の大きさの絵は圧巻でした。

シャガールの一番幸せな時の作品です。観る方も思わず幸せ感が・・・

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作品名は『ワイングラスを掲げる二人の肖像』です。

彼の言葉は「私を空想的だと言わないでください。その反対で、私はリアリスト。私は大地を愛しています」マルク・シャガール

年々上野に行くたびに疲れがましてきます。同時展で『木々との対話』というのも開催されていましたが、木を愛する私はちょっと物足りない展でした。

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                      やはり切らない木が好き(上野公園の苔むす木)

帰路、西洋美術館の中にあるレストランで遅めのランチでひと休み。

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まーまーの味でした。

さて、外食ステーキはこれで止めましょう。
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by madamegrimm | 2016-09-21 20:47 | フランス事情 | Comments(6)

またメランコリーな日

 Il pleut depuis ce matin.

起きた時から雨が降っている。足の踝がまた痛み出した。どうも治っていないようだ・・・。

身体の一か所が支障を来たすと脳もメランコリーになる。

行く先が重んじられるが致し方ない、私なりに生きて行くしかない。

昨夜、ピカソの映像を観ていたら岡本太郎もピカソと三時間も南プロバンスのピカソアトリエを訪ね話し込んだそうな・・・。

彼はフランスの大学で哲学を学んでいる。フランス語での対話はベテランです。見入ってしまいました。

ピカソの後を引き継いだ岡本太郎は「芸術は爆発だ!」と叫び大阪万博の太陽の塔や、一時紛失していた大作が30年後に甦り、今、渋谷駅の壁画になりました。

東京駅の近くのオアゾービル1階にはピカソのゲルニカ、人間の力はこのような形で爆発してほしいものです。

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                         縄文・土偶

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                          太陽の塔

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                    ピカソのゲルニカ
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by madamegrimm | 2016-03-07 11:56 | フランス事情 | Comments(5)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
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