2017年 09月 16日 ( 1 )

`Cezanne et moi’ 日本題「セザンヌと過ごした時間」を観る

渋谷の文化村へ向かう。

画家ポール・セザンヌと小説家エミール・ゾラの友情物語ですがこの二人が幼友達であったことを今回の映画によって恥ずかしながら初めて知りました。

上映まで時間があり、東急本店のいつもの4階キャフェ兼レストランでガレットとコーヒーを戴く。

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こちらの珈琲はポットに入れてきてくださるので2~3杯飲めて待ち時間があるときは助かります。

さて、映画『Cezanne et moi』ですが登場人物が前後して、始めはどの人がどの役・・・と少々混乱で(あー、予習がたりなかったなー)と久々のフランス語と訳字に追われ前半は早めのテンポ展開に戸惑いを。

徐々に引き込まれていく。

そもそもこの有名な二人まったく正反対の人間がそれぞれの個性をぶつけ合いながら12~3歳の頃の南プロバンス地方エクスでの蜜な友情が一生涯影響し合うドラマはやはり惹きつけられます。

監督は女性でダニエル・トンプソンと云う方。登場人物の女性たちが私にはうまく把握できず、主人公2人にスポットを当てた進行になっているように感じました。

1880年代後半のパリの画壇は混乱の最中をセザンヌは親から仕送りを絶たれ荒れ狂う日々を過ごしながら(何とゴッホが描いた画商兼画材屋のおじさんも登場)印象派とは異なる独自の美学と技法が認められようとせず、エクス・アン・プロバンスの故郷へ戻り、太陽の光と深い色調によっての色彩が、永遠のアルカディア(牧歌的な理想郷)に変容していくのでした。プログラムから少し引用。

しかしエミール・ゾラは心は深くセザンヌに向けていながら彼の絵には高くは評価せずセザンヌを苦しめます。

芸術家のエゴと孤独がよく表現されています。

プログラムを買って開けましたら、野崎歓氏が記していらして『不器用で矛盾だらけの男たち』と題しており嬉しくなりました。

エクス・アン・プロバンスのあの太陽の光を浴びた曲がり角が懐かしく思い出され、若かった自分を振り返っています。

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by madamegrimm | 2017-09-16 10:56 | フランス事情 | Comments(2)

私の日常(madame grimm)


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