2010年 09月 08日 ( 1 )

豊田 元子女史のこと

 先週の金曜日(3日)夕方より上野芸大の旧奏楽堂に於いて豊田元子氏のピアノリサイタルがありました。

水をテーマになさって東京芸大50年卒業記念のタイトルで残暑厳しい中を柔らかい涼しい演奏で聴衆を楽しませてくださいました。

小柄な方でいらっしゃいますが流石プロでいらっしゃいます。

ベートーヴェン「テンペスト」から始まりましてショパン、ドビッシー、メンデルスゾーン、ラベルそしてリストと流れる美しさと優しさで夏の終止符を打っていただけたような感じです。

Mein Sohnが時々お世話になっておりますが彼の内面の葛藤にいつも心優しく待ってくださり恐縮のいたりではありますが感謝の気持ちでいっぱいになります。

 演奏を聴いていてもその美しさが現れていました。

そしてスタインウエイのピアノが会場の木のぬくもりと共に響きわたっておりました。

 当日のプログラムにピアニストの小林 仁氏の文が素敵で、記させていただきます。

  豊田元子(旧姓竹内)さんのこと 
 豊田元子さんは藝大時代、私の1年後輩にあたります。伊達先生の門下生でこのクラス、とくにピアノ科は美人ぞろいで、私はずっとまぶしい思いで眺めておりました。そればかりではなく、ピアニストとしても能力の高い人たちの多いクラスでもありました。
 豊田さんは藝大卒業後、比較的早くからベルリンに行かれて、その後日本の代表的なヴァイオリニスト、豊田耕児さんと結婚された、という話は伺っておりましたが、お子さんたちを育てながら、ピアニストとしてもドイツでも大変活躍されていたようで本当にすばらしいことと嬉しく思っておりました。時折、日本でも演奏活動はされていましたが、10数年前頃のリサイタルに接したことがあります。やはり長くドイツにいらしただけのことはあって、表面的な派手さはなく、音楽に説得力があり、しかも暖かみのある音楽に深く感銘を受けた記憶があります。
 今回の「藝大卒業50周年記念リサイタル」も成熟された音楽にふれることができるものと心より期待しております。ご成功をお祈りいたします。  小林 仁
[PR]
by madamegrimm | 2010-09-08 14:16 | クラシックはお好き? | Comments(0)

私の日常(madame grimm)


by madameoyou
画像一覧