初版‘ガラス瓶の中の化けもの’を読む
2008年 03月 05日
4年生の教室に入って行きましたら「わー、ひさしぶりー!」と声があちこちから聞こえてきて、ちょっとハイテンションで始まる。
グリム童話の中ではあまり読まれていないのではないかしら、と思う初版第2巻の9番、第2版以降は通し番号99番の‘ガラス瓶の中の化けもの’ドイツ語‘Der Geist im Glas’を読み始める。
少し4年生では早すぎるかなーなんて思いながら「ある男が息子に・・・」と進めていくうちにみんなすーっと話の中に入ってきて息子が森を散歩し鳥の巣を探していると樫の木の根っこの方でくぐもった声が聞こえガラス瓶の中から化けものが出てきて息子との駆け引きが始まるのですが、相変わらずグリムメルヒェンの面白さが伝わってくるのです。
いい歳したIchでありますが子どもたちと一緒に物語の中に入ってしまうIchであります。
‘くぐもった声’なんて愉快じゃありませんか。
家でいろんな声を出し研究して出かけます。
地域のボランティア冥利に尽きます。
今日は啓蟄でもあります。冬眠していた生きものたちがぞろぞろ這い出してくる日です。
今、本を読んでいましたら窓のどこかから、かたっかたっと音がしたので窓を開け何でしょう?と見ても分からずトントンと叩いたら止まりました!
きっと虫が動き出したのでしょう!
こころもち、空気も暖かい・・・。