シューマン
2007年 10月 27日
シューマンの曲を聴いているとロマン派に入っていてもバッハ、ベートーベン、メンデルスゾーン等の共通性があり、まさにドイツの古典的世界がつながってきてあのドイツが蘇えり美しい独特の情景が浮かんできます。
クララ・シューマンとの深い愛に生き、晩年といいましても45歳くらいなのでしたでしょうか、ライン川で投身自殺をはかろうとし、助けられています。
段々と肉体と精神を病んでいき、クララの介護をうけながら亡くなります。
クララはその当時、名ピアニストで沢山のロベルトとの子供を儲けながら常に第一線で演奏活動をしている。日本でいえば与謝野晶子の世界でしょうか。
もちろん時代はもっともっと厳しかったでしょう。
そしてクララはバックに精神的愛をブラームスから常に受け、個人的美を全うしている。
ブラームスは一生独身でした。
愛と創造との重い流れみたいなものが彼の中にあってあのブラームスの曲につながっていく。クララの愛を感じながら・・・。美しいロマンです。
ロベルト・シューマンのこころは・・・
孤独、それは精神です。