頭諸々

 又吉直樹さんの『劇場』を読んでから考えてしまっている。

『火花』と同時進行しながらの執筆であられたようですが、私の感想を記してしまうと才能ある新人作家としてこれからの困難を乗り越えていく力に陰をさすことになりかねないので静かに見守りたい年配者なのです。

文中、野原と云う相棒的友人の静かな存在が美しく描かれていてこころ魅かれました。

やさしい沙希という女性の存在が若き男を造っていく・・・ようにも感じる。

二人の会話の頂点、「平凡って?」・・・・・・・・・「平凡というのは、編み物をしてる途中で寝てしまうおばあちゃん、とかな」・・・・・・・・・・・「わかんないよ!」・・・・・・・・興奮してきた僕(永田)は「おばあちゃんかわいい、おばあちゃんかわいい・・・・・・」を連発していきます。

沙希の笑いに救いを感じる主人公。

人間が大人になっていく過程の小説と位置づけましょう。

何故か漱石の『草枕』が思い浮かんできました。変だな~?

話は違いますが今日の内田氏のブログで天皇制の彼の気持が記されていられました。

共鳴いたします。

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Commented by k_hankichi at 2017-05-17 07:11
ビルドゥングス・ロマンなのですね。
Commented by Oyo- at 2017-05-17 09:10 x
いえ・・ちょっと違うー。何と言いますかー困ったなー^^
話し違いますがこの写した花の名前、ニオイバンマツリと云うそうですがジャスミンほどは香りませんがほのかな香りにひかれました。ナス科です。
by madamegrimm | 2017-05-16 10:04 | Comments(2)