神を考える日
2016年 12月 24日
今晩はクリスマスイヴ、世の天災人災はいつも毎年何かが私たちに襲ってきます。
何気なく日々を過ごさせて戴いている私にとって、神の存在を素直に信じる心が自然と湧いてくるのです。
沢山の宗教がこの全世界にはあります。そのことによって宗教の違いから仲違いし争いが絶えません。
一人一人の思想の違いからも異質な行いが起こります。
ふっと自分の置かれた立場から事を進めていくと生い立ちから人間の方向性が決まって行く・・・。
最近想うことは、神は宇宙、見えませんがそこから運命・宿命を下されているような・・・。
今、CD棚からヨハン・ローゼンミュラー(1618~1648)の『クリスマス物語Weihnachtshistorie』を聴きながらこれを打っています。
作曲者はライプツィッヒで過ごし色々な事があって北イタリアでも活躍し、シュッツやバッハ等との関わり合いもありながら美しい教会世俗音楽を造りだした方です。
キリスト誕生の音楽を聴いていると、ヨーロッパの人々の厳かな神を想う心が伝わってきます。
最近、イギリスのインテリの方から発せられた「ポスト・ツルースPost truth」・・・少し揶揄されている言葉なのでしょうか。
真実の後には何が。
東洋の神の考え方には仏陀と自然、どちらに致しましても厳かな気持ちで神を感じ信じて静かな余生を過ごしたい気分にさせてくれるクリスマス物語を聴きながらイヴを迎えましょう。
ヨハン・ローゼンミュラーという人の曲、聴いたことがありませんでした。探して聴きたいな。
このバッハの前の音楽を聴いていると倍音の響きが伝わってくるのです。向こう盤なのですが・・・。