ポンピドー・センター傑作展へ
2016年 09月 21日
明日までの展覧会『ポンピドゥー・センター傑作展』を観に行ってきました。
フランスのパリ中心に建てられている独特の建物、国立総合文化施設でもあるセンター内の近代美術がひとりひとりの芸術家の作品と一緒に言葉が書かれた20世紀作品展です。
1945年はどなたの展示もなくシャンソンの「バラ色の人生」が微かな音で流れていました。おしゃれな企画です。
ピカソもマチスもデュフィもやはり目を引きますがシャガールの2メートル以上の大きさの絵は圧巻でした。
シャガールの一番幸せな時の作品です。観る方も思わず幸せ感が・・・
作品名は『ワイングラスを掲げる二人の肖像』です。
彼の言葉は「私を空想的だと言わないでください。その反対で、私はリアリスト。私は大地を愛しています」マルク・シャガール
年々上野に行くたびに疲れがましてきます。同時展で『木々との対話』というのも開催されていましたが、木を愛する私はちょっと物足りない展でした。
やはり切らない木が好き(上野公園の苔むす木)
帰路、西洋美術館の中にあるレストランで遅めのランチでひと休み。
まーまーの味でした。
さて、外食ステーキはこれで止めましょう。
私もポンピドゥー・センター傑作展を見てきましたので、楽しくブログを拝見しました。シャガール『ワイングラスを掲げる二人の肖像』は、シャガールと新妻ベラの幸福を重力を飛び越えていく生きる喜びとして表現されていて、シャガールにしか描けない作品だと感じました。たくさんの芸術家が様々な表現で自らの美意識を主張し合うっているのを肌で感じ、私も元気をもらいました。
今回ポンピドゥー・センター傑作展を見て、個々の作品の魅力を整理するとともに、20世紀美術の多様な表現の意味とその芸術の本質について考察してみました。読んでいただけると嬉しいです。ご意見・ご感想などコメントをいただけると感謝いたします。