台風11号前
2014年 08月 08日
この真夏時になりますといつもどこかへ行ってしまう連れのことを思うと哀しい気持ちに苛まれますが、お互いに長い人生を渡ってきた1人ずつの小さな歴史がその人間の心に覆いかぶさり良心の呵責に苛まれ居たたまれない気持が孤独に追いやられるのでしょうか・・・。
男と女の違いなのでしょうか、この時期に誕生日を迎えることにものすごい抵抗を感じてしまうlui、6日と9日の原爆投下日に苛まれ、誕生日を祝ってあげたくてもいつも極力拒否をするこころは困ったものです。
何かに抵抗し続ける難しい関係性は、もうここまで来ますと自分の苦しみを解放させるしかない・・・。
今朝からいろいろな作曲家のCDを聴いています。デームスのフランクのプレリュード、バリエーション、ブラームスのピアノ協奏曲、ベートーヴェンの弦楽四重奏、ピアノソナタ数曲、取り留めもなく自分自身の世界に誘う。
毎日夕方になると図書館に行きdie Zeitungを読み何冊かの本を借りてくる。
『ことり』という小川洋子さんの単行本を読み、鳥に対する想い入れが研ぎ澄まされ、人間に対して訴えているような優しい心が伝わってまいりました。
先日、植物の本を読みましたが鳥の世界もその小説の兄弟と、えも言われぬ美しいものを鳴り響かせています。
人間もそっと労わる生きものでいたい・・・。