Rose Budさんとは
2012年 07月 01日
鳥の声を聞きながら静かに本を読み人生を振り返っています。
山間に来るとき持ってきた1冊、「キネマの神様」、原田マハさんの著書です。
この本も都内近所の本屋さんで(あ、キュレーターさん・・・楽園のカンヴァス)とすかさず購入!
まー、最近の作家の皆さまの作品は喜怒哀楽の感情を充分に楽しませてくれる素晴らしい才能を持った方々が何て多いことか、頭がさがります。
この「キネマの神様」もバラエティに富んだ登場人物たちで構成され、現代の象徴インターネットの世界と、いにしえからの映画とを絡めた、まさに映画を観ているような錯覚に囚われるように物語が展開していきます。
タイトルに記したローズ・バッドとはアメリカ人でこのキネマの神様ブログに書き込みをしてくる人物という設定! とにかくすごい、面白い、泣かせる。
人生の苦悩をかみしめながら気分をほぐしてくれる一冊でした。